◆出身地：神奈川県相模原市
◆身長・体重：148cm、48kg
◆得意種目：跳馬、ゆか
◆学校：武蔵野東中学校→明星高校→日本体育大学
◆所属：日体クラブ
家族全員体操選手！母親が語る「殺人的な子育て」とは？！
村上茉愛（むらかみまい）選手は5人兄弟の3番目、両親はともに体操経験者で、父親は現在も体操倶楽部のコーチ。村上茉愛だけでなく、兄弟全員が幼い頃から体操教室に通っていました。
というのも、これは村上茉愛の母親が経験したことを参考にしているようです。中学から体操を始めた母親は身体能力の高さから表彰を受けるほどの選手になるものの、やはり幼少期から体操を習っていたトップクラスの選手には敵わず、体操を習ったのが「遅かった」と当時感じたそうです。
しかし、そこで諦めないのがスポーツマン。自分の子供ならきっとオリンピックでメダルを獲れる選手になるはずだと思い、結婚したら沢山子供を作ろうと決意したのだとか。その後、村上茉愛の母親は体操選手だった現在の夫と結婚し、5人を出産しています。
さらに、村上茉愛の母親は体操に力を入れるあまり、職業や居住地も変えます。現在は美容師として自分の店を構えていますが、もともとは専業主婦でした。しかし、5人を体操選手にするとなるとそのままではいけないと、美容師になることを決意。5人の育児をしながら通信教育を受け、美容室に弟子入りすることから始め、その後必死に働いて自分のお店を構え、現在では客足が絶えないほどの人気店とのこと。
また、元々は神奈川県相模原市に住んでいたものの、オリンピックで4つのメダルを獲得した元体操選手の池谷幸雄が東京都小平市で体操スクールをオープンすることが分かると、小平に引っ越すことを決意。父親はその体操スクールの講師になりました。
5人の育児をしながら美容室を切り盛りし、子供たちの試合や遠征も。お金がかかるため頻繁に店を休むわけにもいかず、小学1年生に留守番をさせて店を開けることもしばしばだったという母親は、当時を振り返り「殺人的な子育てだった」と語っています。
このような家族総出の支えがあったからこそ、村上茉愛はのびのびとその才能を伸ばすことができたのですね。
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村上茉愛の才能は赤ちゃんの頃から？！幼少期からスゴかった！
現在では、その実力から日本体操女子の顔となった村上茉愛。彼女はその才能の片りんを、赤ちゃんの頃からのぞかせていたといいます。母親はオムツを変える際に彼女の股関節の柔らかさを感じ取り、体操選手としての素質を確信したと語っています。
その後、3歳で池谷幸雄が開設した体操スクール「池谷幸雄体操倶楽部」に通うことになった村上茉愛は、先生たちから「なんでもすぐにできますね！」と絶賛されたのだそう。そして2006年、10歳にして優秀選手に選出された村上茉愛は中学生になるとさらに才能が開花。中学2年生で田中理恵をおさえ、全日本選手権で優勝を果たします。
高校生では世界選手権に選抜され4位入賞。大学でも3年連続で全日本選手権個人総合優勝に輝くなど、その後も素晴らしい成績を記録している村上茉愛。2020年に開催される東京オリンピックに向け、さらなる成長が期待されます。
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世界選手権出場ならず！無念を晴らす場は2020東京五輪
可愛らしくキュートな笑顔が印象的な村上茉愛。普段の様子がどんな感じなのか気になりますね。友人からは「普段から明るい」「悩みがなさそう」と言われるほど快活な性格で、高校生でBS日テレのスポーツドキュメンタリー番組「アスリートの輝石」で特集された時には、学校内で明るく振舞う様子が紹介されていました。
幼い頃から体操界を担う期待の星として注目されている村上茉愛。しかし華々しい戦績の裏には、苦労もあります。2018年には右足首の靭帯を部分断裂で全治3ヶ月の重傷を負い、2019年には高校生時代から悩む腰痛で5月に開催されたNHK杯を棄権。その結果、10月にドイツで開催される世界選手権の代表入りを逃してしまいました。
しかし、そこでくじけないのがトップクラスの選手です。「東京五輪のためにみんなより倍は練習できる。そこで強くなりたい。」と、東京オリンピックにしっかりと照準を合わせています。
東京オリンピックの女子体操競技は大会3日目の2019年7月26日から、有明体操競技場で予選が始まります。日本体操界を背負って立つエースとして、満面の笑顔で表彰台に上がってほしいですね。
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