吉村界人は樹木希林最後の愛弟子!?表現力が高いと話題!
吉村界人(よしむらかいと)は、1993年2月2日、元ボクサーと画家の母親の間に生まれました。出身は東京都。生まれも育ちも渋谷だそう。なぜか二世俳優ではないかという噂がありますが、両親が芸能活動をしていたという事実はないようです。
夜間制大学へ通っていた吉村界人は、古本屋で本を読んだり、映画を観るなどして持て余していた時間をつぶす悶々とした毎日を過ごしていたそう。
当時は自分のやりたいことがよくわからなかったという吉村界人。勉強する意義を感じられなかったのか大学も中退してしまい、19歳頃からは殻に閉じこもるような日々だったといいます。
しかし、映画好きだった吉村界人はやがて演技の世界に憧れるを持つようになり、2013年9月にオフィス作のオーディションに参加。500名を超える応募者の中から見事選ばれます。オフィス作は、若くしてこの世を去った名優、松田優作の妻・松田美由紀が代表を務め、松田龍平、翔太兄弟が所属しています。
オーディションによりオフィス作の所属タレントとなった吉村界人は、2016年に映画「太陽を掴め」に主演し、東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門にノミネートされます。
独特の存在感を放つ高い演技力で話題を集めた吉村界人が一躍有名になったのは、「樹木希林の最後の愛弟子」と呼ばれたことが大きいといえるでしょう。
2人は山崎努主演で2018年5月に公開された映画「モリのいる場所」で共演しています。同作で同年の「第10回TAMA映画賞 最優秀新進男優賞」を受賞した吉村界人を、樹木希林は「若い時のジュリー(沢田研二)に似てるわ」と高く評価。これを機に吉村界人は、樹木希林が認めた俳優として一目置かれる存在となります。
樹木希林について、「生きていてお会いしたことないくらい稀有な方でした。映画、音楽、恋、仕事の話をしました」という吉村界人。中でも「表現者は個であるべき。最後まで一人ぼっちでいないといけないのよ」という樹木希林の言葉が、今でも胸に残っているのだとか。撮影中、吉村界人は樹木希林に「ジュリー」と呼ばれていたそうです。
そんな吉村界人は、2019年3月公開の映画「ハッピーアイランド」で主演。ドラマでも「花のち晴れ ~花男 Next Season~」「グッドドクター」「母になる」など民放ドラマの他、NHKの朝ドラ「半分、青い。」など、様々な話題作に出演しています。
さらに、NHK Eテレの子供向け番組「ゴー!ゴー!キッチン戦隊クックルン」にもニンジンが苦手な青年役で出演。彼女のお手製キャロットケーキが食べられるようニンジン嫌いを克服したいとクックルンに相談する役どころでした。
窪田正孝主演のドラマ「僕たちがやりました」で演じたガラの悪い不良役とは一転、気の良いお兄さん役で番組を観ていたママたちから注目を浴びるところは、さすが樹木希林に見込まれただけありますね。
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吉村界人は俳優の枠に囚われない才能の持ち主
趣味で自作の歌詞を書いたり脚本を書いたりしているという吉村界人。一趣味として終わらせず、脚本をプロデューサーに見せたり、ロックバンド・OKAMOTO’Sでドラムを担当するオカモトレイジに自作の歌詞を書いて送ったりしているようです。
現在特に興味があるのはラップで、「ラップをやりたいというより、言いたいことがあるから手段としてラップをとったという感じです」とインタビューで語っています。オカモトレイジはそんな吉村界人に、知り合いの作曲家を紹介するなどサポートしているのだとか。
また、「GINZA」「ViVi」「NYLON JAPAN」などのファッション誌に起用され、モデルとしての評価も高いようです。映画「ヘルタースケーター」「Diner ダイナー」の監督を務めたことでも知られるフォトグラファーの蜷川実花は直々にモデルのオファーをしたといい、「イライラしてそうな感じや独特の顔つきに惹かれました」と、吉村界人の持つ個性に創作意欲を掻き立てられたことを明かしています。
吉村界人がオフィス作を電撃退社!その理由とは?
吉村界人は2019年2月、約5年半にわたり所属していたオフィス作を退社しています。全く予期せぬ電撃退社にファンは困惑しながらも、「またお目にかかれる日を楽しみにしています!」「いつでも応援しています」といった応援のコメントを、彼のインスタに寄せています。
なぜ突然の退社となったのか、その理由は明かされていません。事務所も一切コメントを出していないため、一部では何らかのトラブルがあったのではないかと言われているようですが、真相は吉村界人本人と関係者のみが知るところです。
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吉村界人が影響を受けた映画とは?
学生時代の悶々と過ごした日々、週に10本以上の映画を観ることもあったという吉村界人が最も影響を受けた映画として挙げるのは、ビートたけし主演で2004年11月に公開された「血と骨」。
主人公の暴力的な欲望の強さや、出演俳優の表現者としての存在感が強烈に印象付けられ、表現欲を強烈に駆り立てられたといい、同作を観たことが俳優を志すきっかけになったのだそうです。
ロック歌手・矢沢永吉の自叙伝「成りあがり」が好きで、ボロボロになるくらい何度も読んでいるという吉村界人。2019年7月時点で新たな所属事務所が決まったという報告はされていないようですが、樹木希林が認めた自身の力を信じ、名を遺す俳優に成りあがることができるのか、今後の活躍に注目です。
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