野口啓代は日本女子ボルダリング界のスター!「カベジョ」として東京オリンピックでさらなる高みをめざす!!

野口啓代は日本女子ボルダリング界のスター!クライミングとの出会いは?

野口啓代は東京オリンピック正式種目ボルダリングのスター選手!

野口啓代(のぐちあきよ)は、1989年5月30日生まれの27歳。スポーツクライミングの選手として、世界で活躍しています。「リード」「ボルダリング」「スピード」の3種目からなるスポーツクライミングで、野口啓代は、ボルダリング競技において何度となく優勝を重ね、ワールドカップ年間チャンピオンにも4度輝きました。

2017年ジャパンカップでは、中学生の伊藤ふたばが優勝するなど、若手の育成に力を入れているスポーツクライミング界。野口啓代は、若干27歳にして、すでにベテランの枠に入りますが、若い選手からの憧れを一身に集め、スター選手として第一線で活躍し続けてきました。野口啓代は、長い手足と、常人離れした握力に加え、柔軟性にも優れています。

どのようなスポーツにも通用する高い身体能力を持っていることも事実ですが、それだけでは頂点に立つことはできません。「最適かつ最短のルートでゴールを目指すこと」がカギとなるスポーツクライミングは、頭の回転や判断力が勝敗の決め手になります。そうした戦略的な能力にも長けている野口啓代だからこそ、抜群のクライミングセンスが発揮されるのです。

野口啓代がクライミングに出会ったのはグアムだった!

野口啓代は、小学校5年生だった2000年の夏休みに、家族でグアム旅行に行きました。その時に行ったゲームセンターにフリークライミング設備があり、体験してみたことが、競技との出会いとなっています。父親がクライミング経験者だったことも影響しているでしょうが、よほど楽しかったのか、グアムから帰ってからも、クライミングをやりたい気持ちが高まっていった野口啓代。

早速スポーツクライミングジムに通い始めると、2年足らずの間に全日本ユース選手権に出場し優勝してしまったのですから驚きです。当時は「天才少女が現れた」と、クライミング界に明るい話題をもたらしました。

野口啓代のトレーニング量がハンパない!身長体重、出身校は?

野口啓代が行うトレーニングは1日どれくらい?体脂肪率12%!!

野口啓代は、クライミング経験を持つ父親の元、日々トレーニングを積んでいます。ボルダリング界のトップ選手として活躍する野口啓代のストーンをしっかりとキャッチするための握力は55kg!一般女性の平均は29kgで、一般男性で平均50kgといいますから、さすがです。ハイレベルな握力を維持するため、野口啓代は、1日に6~8時間もウォールを登っています。

その後に待っているのは、懸垂、腹筋、腕立てに加えて、30分のジョギングです。懸垂は、両足に1.5kgのおもりを付けて行うとか。ちなみに体脂肪率は12%と、見事に絞り込まれています。世界を相手に戦うトップクラスの女性クライマーである野口啓代は、日ごろの努力もトップレベルと言えそうです。

野口啓代の気になる身長体重は?出身校は?

野口啓代は、身長165cmと、手足の長さも重要なスポーツクライミングに適した長身です。体重は49kgとスリムな体格で、すいすいとウォールを登っていきます。そんな野口啓代は、茨城県龍ケ崎市で牧場を営む家に生まれました。幼い頃から、牛と遊んだり、牛舎の屋根や木に登ったりして遊んでいたと言い、そうした環境もまた、基礎的な運動能力の育成に役立っていたのかもしれません。

小学校5年生から始めたクライミングで「天才少女」と騒がれた野口啓代は、県内にある東洋大学附属牛久高等学校に進学しました。その後、東洋大学ライフデザイン学部健康スポーツ学科に入学しますが、長期のヨーロッパ遠征などで出席が難しく、1年生の9月に大学を中退してプロに。実家には、父親特製という幅3m縦8mの練習用ウォールがあり、父親の作ったトレーニングメニューをこなしながら日々鍛錬を続けています。

野口啓代「カベジョ」として東京オリンピックでさらなる高みをめざす!!

野口啓代は、2015年、10連覇がかかっていた「ボルダリング・ジャパンカップ」で、勝ちを意識しすぎて優勝することができませんでした。しかし、2016年には見事に優勝を飾り、変わらない実力をアピールしています。2017年3月5日に行われた「スポーツクライミング日本選手権リード競技大会」でも優勝するなど、今なお活躍中です。

しかし、2017年の「ボルダリング・ジャパンカップ」で優勝したのは、14歳の新星・伊藤ふたばでした。伊藤ふたばの活躍が、野口啓代の刺激になっていることは確かでしょう。とはいえ、姉妹のように仲が良いという2人。野口啓代の家に伊藤ふたばが泊まりにくることもあるほど親密ですが、ボルダリングの話をしていると思いきや、「彼氏できたの〜?とか女子っぽい話をする」とか。

このように女子力もある野口啓代ですが、「1週間登らないとヤバイ。ストレスがたまっちゃう」と笑顔を浮かべるなど、やはり壁好きな「カベジョ」であることは間違いありません。2020年に開催される東京オリンピックを31歳で迎えることになる野口啓代は、「しっかり準備して、地元で金メダルを獲りたい」と、さらなる高みを目指していることをはっきりと表明しています。将来は、「若手を育てたい」「クライミングを広めたい」という夢があるそうですが、まずは、上へ上へと登るクライミングで、オリンピックの表彰台の1番高いところから広がる景色を見て欲しいものです。

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