渡邊雄太の身長は両親譲り？日本人2人目NBAプレーヤーが越えた壁

渡邊雄太の家族も高身長？バスケ経験者ゆえに親ブロック発動

渡邊雄太の才能を育てた両親がスゴイ！

NBAプレーヤーで、2021年よりトロント・ラプターズに所属する渡邊雄太（わたなべゆうた）は、香川県のバスケの名門・尽誠学園高等学校を卒業しています。

身長は206cmで、体重は98kgの渡邊雄太のバスケ遍歴は、サラブレッドさながら。両親と姉も日本の実業団に在籍した経歴を持ち、自身は小学校1年生の頃、本格的にバスケを始めています。

渡邊雄太の両親も背が高く、父親の身長は190cmで、全日本選抜のキャプテンを務めた母親の身長は177cm。両親は学校への送迎や、シュートの指導など息子へのサポートを惜しみませんでした。その甲斐もあってか、渡邊雄太は、どんどん実力をつけていきます。

中学生最後の試合では、ケガの影響で利き腕の左手が使えなかったにもかかわらず大活躍。母親が、女性誌のインタビューで、大化けを予感した出来事として振り返っていました。

渡邊雄太の父親の心を動かした田臥勇太のアプローチ法

名門・尽誠学園高等学校に進学し、全国大会準優勝に貢献した渡邊雄太。高校2年生で、日本代表候補に選出されます。国内の大学から多くの勧誘があったものの、すべて断ったのは、NBA入りの夢を追うため。渡邊雄太は、アメリカの大学への進学を強く希望します。

厳しさを知る家族は大反対しましたが、日本人初のNBAプレーヤーである田臥勇太が「アメリカに行かせてあげてください」と、直接電話で渡邊雄太の父親を説得したといいます。

田臥勇太の後押しもあり、両親は勉強との両立を条件に、息子のアメリカ行きを認めました。英語習得にも努めた渡邊雄太が進学したジョージ・ワシントン大学は、世界最大規模の大学体育協会である、全米大学体育協会（NCAA）1部に所属する文武両道の名門校です。

渡邊雄太のNBAでの評価は？高身長揃いの世界で認められた強み

渡邊雄太は体重もNBA仕様に改革！

渡邊雄太の206cmという身長は、国内では驚かれる値ですが、NBA選手を見渡すとそれほど珍しくはありません。2020-21シーズンのNBA選手の平均身長は199.11cmで、最も高身長な選手は229cmです。

大学生の頃、すでに身長が203cmだった渡邊雄太。88kgと瘦せ型だったのを弱点と指摘され、食事を調整し、増量に励みました。その結果、体重は10kg増え、NBA選手らしい体格に変化しています。

一流選手とともに戦う渡邊雄太は、ジョージ・ワシントン大学在学中から注目を集めていました。先に渡米していた田渡凌は、「あのレベルで2桁得点取るのって本当にすごい」と、渡邊雄太の実力を高く評価しています。

最高学年では、キャプテンも務めた渡邊雄太。当時からディフェンスには定評があり、地域の最優秀守備選手賞を受賞しています。ディフェンスは、渡邊雄太にとって大きな武器と言えます。

渡邊雄太はNBA向きのプレースタイル？

大学卒業後に参加したサマーリーグでの活躍が認められた渡邊雄太は、2018年7月にメンフィス・グリズリーズとツーウェー契約を結び、日本人2人目のNBAプレーヤーとなりました。

ツーウェー契約は、NBAのチームと提携する下部リーグのチームで活動するというもの。招集されれば一定期間、NBAの試合に参加できます。2シーズンプレーしたものの本契約に至らず、その後はラプターズとツーウェー契約を締結。そして2021年4月に、本契約を勝ち取っています。

3点シュートを多用するなど、NBAの戦術変化も、渡邊雄太にとってプラスに作用したと言われています。ディフェンスと3点シュートが得意な「3&D」タイプの選手である渡邊雄太は、まさにラプターズが求めていた逸材だったのかもしれません。

渡邊雄太と妻の身長差に思わず二度見！結婚も追い風になる？

渡邊雄太は、2022年5月26日に久慈暁子と結婚しています。同日には、入籍直前だった久慈暁子が、「ポップUP！」生出演中に婚約を発表し、世間を驚かせました。2019年に知り合った2人は、2021年の東京五輪の後に交際をスタートさせたといいます。

発表翌日の27日には、それぞれのインスタで結婚を報告。渡邊雄太が久慈暁子アナの肩を抱いた写真も添えられており、その身長差も話題になりました。渡邊雄太の身長が206cmなのに対し、久慈暁子アナの身長は166cmで、2人の身長差は40cmもあります。

トッププレーヤーとして過酷な日々を過ごす渡邊雄太にとって、ともに人生を歩むパートナーの存在は大きな支えになることでしょう。

2022年6月5日放送の「情熱大陸」では、かつて背中を押した田臥勇太が、1ファンとして、NBAで活躍し続ける渡邊雄太を称えていました。今後も日本人2人目のNBAプレーヤーとして、バスケットボール史に歴史を刻んでほしいものです。