泰葉と春風亭小朝の泥沼離婚はどちらが悪い?海老名美どりとの不仲の現在は?

泰葉と春風亭小朝の泥沼離婚はどちらが悪い?海老名美どりとの不仲の現在は?

泰葉の結婚相手「横丁の若様」春風亭小朝の密かな野望

泰葉は、1980年代はじめ、シンガソングライターとしてデビュー。以後は、歌手やタレントとして活動していました。そして1988年、春風亭小朝と結婚します。春風亭小朝は、素人でまだ子供の頃より注目を浴びた天才肌の落語家で、1970年4月、5代目春風亭柳朝に入門し、「横丁の若様」として大人気となります。

1980年5月には、36人抜きで真打に昇進、落語界の次世代を担う落語家として注目を浴びていました。口さがない連中は、春風亭小朝が泰葉と結婚したのは、大名跡で空席であった9代目林家正蔵を狙っているからだなどとも噂したものです。泰葉をいつも子供扱いする春風亭小朝に対して、泰葉は、ずっと気持ちを溜めこんでいたようで、結婚20年を経た2007年、「夫婦愛はなかった」との泰葉の言葉を残して、2人はとうとう離婚してしまいます。

泰葉は「昭和の爆笑王」林家三平の次女だった

泰葉の父は、言わずと知れた「昭和の爆笑王」初代林家三平です。東京に代々暮らす人にとって、歌舞伎や落語は他の芸能とは異なり、独自の文化として、特別な愛着があるようです。一端の江戸っ子を称するなら、現代は言うに及ばず、近世の落語名人や十八番を知らないようでは、相手にされない、とか。

さて、林家一門といえば、先代の「昭和の爆笑王」林家三平を師匠に仰いできた名門です。その先代三平が継ぐはずであった大名跡、九代目林家正蔵を、長男の林家こぶ平が2005年に襲名して、晴れて林家一門の頭領となり、続けて次男の林家一平が、2009年、父三平の名を襲名して、2代目林三平となって、一門にとっては盤石の時代を迎えました。しかし2人には、お騒がせな2人の姉がいます。

それが、海老名美どりと泰葉。姉妹ながら、常にライバルのような関係の2人は、仲も悪いようです。長姉の海老名美どりは、かつて、旦那であるタレントの峰竜太の浮気問題ですったもんだしていた時、自ら記者会見を開きます。いよいよ離婚発表かと思われましたが、この会見が、海老名美どりのミステリー作家デビュー宣言であったことから、マスコミ関係者の大ひんしゅくを買う羽目となり、以後は比較的おとなしく暮らしているようです。

泰葉がうつ病で引きこもり?「フライディ・チャイナタウン」以外の作品はある?

泰葉は離婚後に小朝を「金髪豚野郎」とののしり錯乱状態に

泰葉と春風亭小朝の離婚記者会見が、帝国ホテルの宴会場で、金屏風をバックに開かれたことから、世間の注目を一気に集めることになりました。2人の離婚会見は、終始泰葉がリードし、円満離婚を強調。しかし、泰葉は、すでにこの頃から精神的に不安定な状態にあったようで、同席した春風亭小朝が呆れおののくほど言動も支離滅裂でした。

離婚後も、泰葉の迷走は続きます。春風亭小朝に対して「金髪豚野郎」とののしる脅迫メールを数百通も送ったり、NHK大河ドラマ「篤姫」の脚本家で友人の田淵久美子と起こしたマネジメント会社が仲違いして訴訟沙汰になったり、あげく、なぜかハッスル・マニアに、プロレスラーとして参戦したり。精神状態が安定しないまま、うつを患ったという泰葉は、とうとうこの2年間は完全に引きこもっていました。

泰葉、やっとうつ状態から抜け出し、音楽活動を再開

泰葉は、もともとシンガソングライターで、1981年のデビュー曲「フライディ・チャイナタウン」は、それなりにヒット。音楽家としての才能もあったようで、当時のアイドル・松本伊代や少女隊への楽曲提供も行っていました。しかし泰葉は、1988年に引退し、夫となった春風亭小朝のマネジメントを行うようになります。

泰葉の心の奥底には、表舞台で活躍する夫の春風亭小朝に対してだけでなく、兄弟の林家正蔵・林家三平と、自分の生き方を無意識に比較し、自己実現できなかった自分に対する鬱屈が爆発したのかもしれません。やっと最近、うつを克服した泰葉。今後は地道に音楽活動を続けていくそうです。

泰葉も祝った!「笑点」新レギュラーに弟の林家三平

泰葉は、つい最近、2年間にわたるうつ状態の克服をブログで発表し、地道に、音楽、タレント活動を続けていくことを宣言したばかり。そんな泰葉が、「万歳!」のタイトルでブログを更新し、「弟、二代林家三平が笑点メンバーにさせていただきました!大変な名誉であり、光栄なことでございます」と喜び、「みなさまもどうぞご贔屓のほどよろしくお願いします」とあいさつし、「私も負けずに頑張るぞ!」と、殊勝な発言をしました。

もちろんこれは、つい先日発表された、林家正蔵一門に舞い込んだおめでたいニュースを受けてのこと。二代目林家三平が、日本テレビの長寿寄席番組「笑点」の新メンバーになったのです。桂歌丸が大喜利の司会を降板したことにより、なんと、春風亭昇太が新司会に昇格。

その席に、二代目林家三平が抜擢されました。落語界では、林家三平の起用に対して、あれこれ詮索、批判もあるようですが、これまであまり知名度がなかった林家三平は、これで一挙に全国区に。同時に、その技量が厳しく試されることになりそうです。

昭和の爆笑王と言われた父、初代林家三平と、母としてまた一門のおかみさんとして、今も君臨する母、海老名香葉子のもとに生まれた4人の子供たち、海老名美どり、泰葉、九代目林家正蔵、二代目林家三平は、これまで、ある意味、名家のお坊ちゃんであり、お嬢ちゃんでした。それぞれが、江戸文化の継承者として、しっかり精進してほしいものです。

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