桑村さや香脚本月9ドラマ「好きな人がいること」あらすじキャスト!

桑村さや香脚本月9ドラマ「好きな人がいること」あらすじキャスト!

桑村さや香脚本月9ドラマ「好きな人がいること」は苦戦するフジテレビ月9ドラマ枠

桑村さや香脚本の月9ドラマ「好きな人がいること」が、7月11日にスタートしました。月9といえば、誰が主役を演じるかに大きな注目が集まり、出演することが自体がステータスとされた時代も。しかし、ここ数年は、視聴率の低下も著しく、苦戦を強いられています。視聴率獲得に定評のある福山雅治を投入した前作「ラブソング」も、ヒットの期待が高まりましたが、終わってみれば平均視聴率8.5%と絶不調。月9史上最低記録だった「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」を、さらに下回るという大コケをしてしまいました。

惨敗ムードのフジテレビ月9ですが、そこで登場したのが、桑村さや香脚本の「好きな人がいること」。夏休み期間を含む今クールは、学生層をターゲットに若手人気俳優をキャスティングし、胸キュンな脚本を用意したようです。さて、結果はいかに?

桑村さや香脚本月9ドラマ「好きな人がいること」のあらすじキャスト紹介!

桑村さや香脚本月9ドラマ「好きな人がいること」のあらすじとキャストを紹介します。

いつかお店をもつことを夢みて、仕事一筋に生きてきたパティシエの櫻井美咲。突然クビを言い渡されて、再就職先を探すものの、なかなかうまくいきません。そんなある日、初恋の王子様・柴崎千秋と再会し、千秋が経営するレストランで、住み込みのアルバイトとして働けることに。柴崎家の長男である千秋には、レストランでシェフを務める次男・夏向、ウェイターとして働く三男・冬真という2人の弟がいました。

仕事に没頭するあまり、恋を忘れていた美咲と、イケメン三兄弟の夏が始まります。主人公・櫻井美咲を演じるのは、月9初主演となる桐谷美玲、イケメン三兄弟の長男・柴崎千秋に三浦翔平、次男・夏向には山崎賢人、三男・冬真には野村周平がキャスティング。さらにレストランに現れる謎の女性・西島愛海役を大原櫻子が、千秋の同級生・高月楓役を菜々緒が担当し、ドラマに華を添えています。

桑村さや香の出身地、経歴!「恋仲」「ストロボエッジ」の評判は?

桑村さや香の出身地、経歴!「恋仲」「ストロボエッジ」以外の脚本作品は?

桑村さや香は、1982年生まれの脚本家で、出身地は埼玉県です。2010年「輪廻の雨」でフジテレビヤングシナリオ大賞を受賞したのをきっかけに脚本家として注目されるようになりました。これまでの経歴を振り返ると、テレビドラマでは、2012年の「未来日記 ANOTHER:WORLD」(全11回のうち6回を桑村さや香が担当)や、2015年の「恋仲」、映画では「劇場版・任侠ヘルパー」(脚本協力)や、「ストロボ・エッジ」があります。

テレビや映画の他に、携帯ドラマも手がけている桑村さや香。2013年に配信された、桑村さや香脚本のWEBドラマ「最上のプロポーズ」はオムニバス形式になっていて、「EUREKA」の青山真治監督がメガホンをとり、主役を向井理、斉藤工、金子ノブアキ、小出恵介の4人が務めました。そして主題歌は東方神起ですから、実に豪華ですね!

桑村さや香脚本「恋仲」「ストロボエッジ」の評判は?

桑村さや香の名前を一躍有名にしたのは、咲坂伊緒原作の実写映画作品「ストロボエッジ」です。昨今ブームとなっている少女マンガの実写化ですが、「ストロボエッジ」も、興行収入23.2億円の大ヒットを記録しました。前年に大流行した“壁ドン”に加え、女性を後ろから抱きしめるようにして袖をめくってあげる“袖クル”、男性から女性にもたれかかる“肩ズン”といった胸キュンシーンが、世の女性たちを虜にしたのです。

「ストロボエッジ」の成功にあやかろうと、桑村さや香に白羽の矢を立ててのが月9チームでした。「ストロボエッジ」の主人公・福士蒼汰をそのまま投入し、高校生の胸キュンラブストーリーを描いた「恋仲」だったのですが……、評判はイマイチでした。

桑村さや香オリジナルストーリー「好きなひとがいること」で視聴率巻き返しなるか!?

桑村さや香が月9を担当するのは「恋仲」に続き、2度目になります。どちらも原作のないオリジナルストーリーで、時期も同じ7月期。高校時代の同級生3人の甘く切ない三角関係を描いた「恋仲」は、満員御礼の「ストロボエッジ」に続けと、脚本に桑村さや香を迎え、旬な俳優を取り揃えて挑みましたが、フタを開けてみると視聴率1ケタからの発進でした。初回視聴率1ケタを記録したのは、月9枠始まって以来のこと。その後はじりじりと数字を上げ、平均視聴率10.8%と、ギリギリ2ケタに乗せることができましたが、視聴率が低迷した原因は何でしょうか?

初回に振るわなかったのは、「恋仲」に対する期待度が低かったからといえるでしょう。新鮮味のない王道ラブストーリーは意外性がなく、期待値も低くなりがち。一方で、「恋仲」の視聴率が回復した理由の1つに、ネットとの連携が挙げられます。ドラマ放送中に、出演者がリアクションしている動画を次々にツイッターにアップして、ソーシャル視聴者層の取り込みを計ったのです。ソーシャル視聴とは、フェイスブックやツイッターといったSMSを利用しながらテレビを視聴することをいいます。

昨今では、ドラマを見ながらツイッターでつぶやき、その感想を他人がチェックするのはよくあること。リアルタイムに視聴していなくても、他人のつぶやきを見て、テレビのスイッチを入れることもあります。そんなソーシャル視聴というスタイルが、若者を中心に、世の中の常識となりつつある現在。ソーシャル視聴を意識すると、複雑な内容は伝わりにくいため、分かりやすくシンプルなストーリーになる傾向があるなど、懸念点はありますが、今後の視聴率を考える上でも、大きなテーマとなっていくのでしょう。

制作発表をネットでライブ配信した桑村さや香脚本の月9「好きな人がいること」。ドラマ放送後には、毎週出演者が使用するものと同じ台本が無料配信されるそうです。ネットとの連動を強く意識した結果はどう出るでしょうか?

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