大和和紀の作品は実写化、舞台化多数!イシュタルの娘完結後の新作は?

2020年8月28日 更新

大和和紀の夫は有名編集者?指揮者の小林研一郎との関係は?


大和和紀のプロフィール
◆生年月日:1948年3月13日
◆出身:北海道
◆代表作:はいからさんが通る(1975~1977年)

大和和紀の旦那は「島耕作」シリーズの編集担当!?

少女漫画家の大和和紀(やまとわき)は、講談社が発行する漫画雑誌「週刊少女フレンド」で多くの連載作品を手掛けています。その縁からか、彼女は同社で編集者を務めていた男性と結婚。子供も娘を一人もうけています。

2008年に講談社を退職した大和和紀の旦那は、週刊漫画雑誌「モーニング」で1983年6号から連載を開始した漫画「島耕作」の編集を長年担当した人物。主人公の島耕作が課長から相談役に上りつめるまでを描いた同作はアニメ化に加え、フジテレビが宅麻伸、日本テレビが高橋克典を主演に実写ドラマ化。1992年10月には田原俊彦主演で映画も公開される大ヒット漫画となりました。

大和和紀は炎のマエストロ・小林研一郎と親戚関係だった!

大和和紀の兄は、ソプラノ歌手・一ノ関佑子と結婚しています。その兄嫁は、指揮者の小林研一郎を兄に持ちます。

大和和紀にとっては義姉の兄にあたる小林研一郎は炎のマエストロと呼ばれ、1974年に「第1回ブダペスト国際指揮者コンクール」で第1位、特別賞を受賞。1990年にはハンガリー文化勲章を授与され、2002年には東洋人としては初めてチェコ・フィルハーモニー管弦楽団を指揮するなど、日本を代表する指揮者として知られています。

大和和紀のファミリーは本人をはじめ、旦那や親戚に文化、芸術の分野で活躍する人物が多いようです。

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大和和紀のデビュー作やヒット作は?過去の作品を一挙大公開!

大和和紀の作品はアニメ化、実写化多数!

大和和紀は、「週刊少女フレンド」の1966年37号に掲載された読み切り漫画「どろぼう天使」で漫画家としてデビュー。同作で「講談社新人まんが賞」の佳作を受賞し、以降多くのヒット漫画を描く人気漫画家となりました。

そんな大和和紀の作品は、多数アニメ化や実写ドラマ化されています。「週刊少女フレンド」で1971年第17号から連載を開始した「モンシェリCoCo」は翌1972年8月にテレビアニメ化。同年から同じく「少女フレンド」で連載をスタートした「ラブパック」も、1979年10月から実写ドラマが放送されました。

また、大和和紀は「月刊mimi」でも複数の連載を手掛けています。そのうちの一作「天使の果実」は、作家・伊集院静が1993年に発表した小説「潮流」を基にした漫画で、主人公は伊集院静との結婚後間もなく白血病を発症し、27歳の若さで世を去った女優・夏目雅子がモデルでした。

大和和紀は1970年代からヒット作品を量産!

デビュー作となった「どろぼう天使」を描いた当時、北星学園女子短期大学に通う学生だった大和和紀は、卒業後に上京。本格的に漫画家として活動を開始。1970年代以降、次々とヒット作品を世に送り出します。

1975年から1977年まで連載した「はいからさんが通る」がいまだに高い人気を誇る代表作となった他、1979年から1993年の長期にわたって連載した「あさきゆめみし」は、宝塚歌劇団により舞台化。1980年代も「ヨコハマ物語」「菩提樹」など、舞台化、実写映画化された作品を発表しています。

さらに、1997年から10年間、月刊漫画雑誌「Kiss」に連載した「ベビーシッター・ギン!」が2019年6月からNHK BSプレミアムで連続ドラマとして実写化。時を経ても人気が衰えない作品を多数手掛けていることが分かります。

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大和和紀がデビュー50周年!記念画集も出版

大和和紀といえばはいからさん!

たくさんのヒット作品を生みだしている大和和紀ですが、数ある人気作品の中で代表作としてひとつ挙げるとすれば、「週刊少女フレンド」で1975年から2年間にわたって連載した「はいからさんが通る」でしょう。

1977年に「第1回講談社漫画賞」の少女部門を受賞した同作は、1978年6月から1979年3月までテレビアニメが放送。アニメが終了した翌月からは宝塚歌劇団の団員による実写化ドラマがスタートし、1980年8月まで放送されました。宝塚歌劇団はドラマ加え、2017年10月に舞台でも上演。2020年には宝塚大劇場での再演が決定していましたが、新型コロナウィルスの感染拡大に影響を受けて休止や延期が決定され、ファンをガッカリさせました。

空前のヒット作となった「はいからさんが通る」は、1987年12月に南野陽子の主演で実写映画も公開されています。当時アイドルとして人気を博していた南野陽子は、小学生の頃から同作のファンであったことを雑誌の取材で明かしています。また、相手役の伊集院光を演じた阿部寛は、同作が俳優デビュー作。当時モデルを続けるか悩み、サラリーマンになることも考えていたという阿部寛は、この映画のオファーがなければ今頃会社員だったかもしれません。

大和和紀のデビュー50周年イヤーにファン歓喜!新作発表はいつ?

発表から数十年経つ作品でも根強い人気を保ち、ファンを魅了する大和和紀。2020年3月で72歳になりましたが、最近まで長期連載を担当するなどいまだに現役で活躍を続けています。

2016年3月にはデビュー50周年を記念して「はいからさんが通る」「あさきゆめみし」などヒット作品のカラー原画や単行本未収録のカラー原画を収録したオールカラー120ページの「大和和紀画業50周年記念画集 ~彩~」を出版。東京と大阪では原画展が開催され、「這ってでも行く」と多くの大和和紀ファンを歓喜させました。

さらに、同年6月には「新装版 あさきゆめみし絵巻」の上下巻も同時発売。加えて、未完のまま途中で打ち切りのようにして終わったアニメ「はいからさんが通る」の完結編が劇場版映画として制作され、2017年11月に「劇場版 はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~」、翌2018年10月に「劇場版 はいからさんが通る 後編 ~花の東京大ロマン~」が公開。テレビアニメ放送から38年もの時を経て完結しました。

月刊女性向け漫画雑誌「BE・LOVE」で2009年9月から連載をスタートした「イシュタルの娘 ~小野於通伝~」が、2017年11月で完結を迎えて間もなく3年。2020年8月末時点では大和和紀の新作漫画に関するニュースは耳にしませんが、再び少女漫画ファンの胸を躍らせる作品を届けてくれる日を待ちたいものです。

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