三谷幸喜のスゴさがわかる少年時代のエピソード
◆出身:東京都
◆身長:174cm
◆血液型:A型
◆劇団・東京サンシャインボーイズ主宰
三谷幸喜の才能は小学生時代に開花
コメディのヒットメーカー・三谷幸喜(みたにこうき)が2022年1月、Webサイト「みんなの介護」のインタビュー企画「賢人論。」で、もの作りの楽しさに目覚めたきっかけを明かしました。
小学校のクリスマス会で、三谷幸喜は自身の作・演出・出演でチャールズ・チャップリン風のコントを披露。翌年はより良い舞台を作ろうと裏方に徹して同級生にコントを演じさせ、またもや爆笑をさらいます。
人を笑顔にする楽しさを知った三谷少年は、母親にもオリジナルの劇をプレゼント。照明も工夫したと語り、この頃すでに舞台の魅せ方を意識していたようです。
三谷幸喜の作品が面白い理由に納得!
三谷幸喜が脚本を担当したドラマ「おやじの背中」(2014年9月14日放送)に主演した小林隆が、インタビューで三谷作品が評価される理由を分析しました。
小林隆が「人が喜んでいる姿を見るのが好きなんだろうなあ」とする自身の印象を「その通り」と認めた三谷幸喜。「台本を読んだ時に『これ面白いね』 って思ってもらえるのが、やっぱり僕は嬉しいですから、そのために必死になって書く」と語り、スタッフや俳優を楽しませることが優先と明かしました。
作る側が面白さを認める脚本を書き、現場が楽しみながら形にしていくことが、三谷幸喜の作品がヒットする理由なのでしょう。
三谷幸喜の作品は人なり!俳優を活かすワザは秀逸
三谷幸喜は当て書きの天才!役者の魅力は「話せば見抜ける」
三谷幸喜は特定の俳優をイメージして脚本を書く「当て書き」を得意とし、制約がある中での脚本づくりが好きだといいます。
「古畑任三郎」で、田村正和が決定前の台本でセリフを覚えてしまうという手違いが発生。止む無く他の俳優のセリフを変えて台本を仕上げた三谷幸喜は、パズルのようで楽しかったと後に語っています。
「話せば俳優さんの開けていない引き出しが見えてくる」という三谷幸喜は自ら俳優と会って話をし、この人がどう演じ、どんなセリフを言えば楽しいかと想像を巡らせて脚本を書くのだそう。三谷作品からにじみ出る人間味は、天才的なインスピレーションによるキャスティングから生まれるものなのかもしれません。
三谷幸喜のオタクぶりが活きた「清須会議」
三谷幸喜が原作と脚本を手がけ、監督も務めた映画「清須会議」(2013年11月公開)の制作秘話を、「VOGUE JAPAN」のインタビューで語っています。
「とにかく全編笑えて、後に何も残らない」のが理想のコメディという三谷幸喜。役所広司が演じた柴田勝家について「本当にダメでおバカなオッサンだけど、どこかに格好良さがなければいけない」。大泉洋演じる羽柴秀吉も「ハゲネズミと呼ばれた秀吉をリアルに描きたいと思い、すごく真面目に作ったらああいう顔になった」。さらに、歴史上の知名度は低い人物に「シンパシーを感じる」と語るなど、歴史通ならではのこだわりを明かしました。
また、衣装も登場人物ごとに色を決め、キャラクターに合うデザインを考えたのだそう。自分の好きなことをエンタメに昇華させる過程を楽しんでいるかのようで、これが作品の面白さにつながっているのではないでしょうか。
三谷幸喜がニュースキャスターに!周囲が心配する理由とは?
三谷幸喜がニュースキャスターの司会に!不安はメンタル?
三谷幸喜はビートたけしの後任として、2022年4月から「新・情報7days ニュースキャスター」でメインキャスターを務めています。
ユニークなトークに期待が寄せられる一方、世間の評価を気にするタイプだという三谷幸喜のメンタルを心配する声も。近年は思わぬバッシングを受けるケースも多く、アンチの口撃に遭う可能性もないとは言えません。
とはいえ、世間一般とは少々視点が違うようにも思える三谷幸喜。辛口の意見さえも脚本のネタになると考えているのなら、今後の作品が楽しみです。
三谷幸喜の遅筆がNキャス出演で加速?
4月2日放送のNキャスに、三谷幸喜は初心者マークをつけて登場。安住紳一郎が担当する冒頭コメントのカンペを読んでしまうなど、飄々としたマイペースぶりを見せました。
しかし、ウィル・スミスのビンタで注目を浴びたアカデミー賞や、ロシアのウクライナ侵攻などの話題では、脚本家目線でさすがのコメント力を発揮。小さなボケを挟んでは安住紳一郎にスルーされたりと、今後も2人の絶妙なやりとりが期待できそうです。
生放送のNキャス出演で業界では有名な遅筆が加速し、脚本を担当するNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の撮影に影響しないかと危惧する声も聞かれる三谷幸喜。視聴者の期待に応えて二足のわらじを見事に履きこなすのか、大河のストーリー展開とあわせて注目です。