デイミアン・チャゼル監督映画「セッション」の評価がスゴイ!あらすじネタバレキャスト!

デイミアン・チャゼル監督映画「セッション」あらすじネタバレキャスト!

デイミアン・チャゼル監督「セッション」はアカデミー賞で3部門を受賞した傑作!

デイミアン・チャゼル監督映画「セッション」は、2014年に製作されたアメリカ映画です。音楽学校に通うジャズ・ドラマーと、その指導者の交流をメインに描いた音楽映画ですが、感動ドラマというよりも、音楽馬鹿同士の熱いぶつかり合いという個性的な作品になっています。

多少デフォルメされているものの、デイミアン・チャゼル監督自身の経験に基づいているという「セッション」は、第87回アカデミー賞では5部門にノミネートされ、助演男優賞(J・K・シモンズ)など3部門を受賞。そのほかにも、英国アカデミー賞やゴールデングローブ賞など、数々の賞にノミネートされ、世界中から大絶賛されることになりました。今や、評価する声がとどまるところを知らない「セッション」。

しかし実は、監督・脚本を務めたデイミアン・チャゼルは、出資者が見つからなかったため、一度は製作を断念していたという裏話もあります。

デイミアン・チャゼル監督「セッション」あらすじネタバレキャスト!完璧主義な指導者と生徒の熱い音楽バトル

デイミアン・チャゼル監督映画「セッション」は、才能に恵まれた19歳のジャズ・ドラマー、アンドリュー・ニーマンが、アメリカで最高峰の音楽学校として知られるシェイファー音楽学校に進学するところから始まります。そこで出会ったのは、最高の指揮者として知られるテレンス・フレッチャーです。フレッチャーのスタジオバンドに招かれることになって喜ぶニーマン。

しかし、待ち受けていたのは、テンポがずれただけで椅子を投げられ、暴言を浴びせられ、殴られるといった、完璧主義者フレッチャーによる、理不尽ともいえる指導方法でした。それでも気持ちを切らさないニーマンは、むしろフレッチャーを見返そうと、ジャズ演奏に情熱を燃やします。次第に演奏技術の成長を遂げていくニーマンは、ドSにも思われたフレッチャーの指導方法が、音楽への深い愛情に基づくものだったと理解するのです。

主役のアンドリュー・ニーマンを演じたのは、「ファンタスティック・フォー」のマイルズ・テラーです。もともとドラム演奏の経験を持っていたとのことですが、2カ月間、1日に数時間のジャズ・ドラムの練習を続けて撮影に挑んでいます。鬼教師テレンス・フレッチャー役は、「スパイダーマン3」のJ・K・シモンズで、この「セッション」で、第87回アカデミー賞助演男優賞を受賞。

ニーマンと恋仲になるニコル役は、テレビドラマ「glee/グリー」「SUPERGIRL/スーパーガール」のメリッサ・ブノワが演じています。

デイミアン・チャゼル監督映画「セッション」世間の評価!プロフィールは?

デイミアン・チャゼル監督映画「セッション」テレンス・フレッチャーの指導方法の評価は賛否両論?

デイミアン・チャゼル監督映画「セッション」は、アカデミー会員などのプロの批評家だけでなく、世間の評価も高く、日本でも、各レビューサイトで高得点が相次いでいます。ジャズ音楽に対して、ストイックに向き合う生徒と指導者の激しい交流を見て、「心が動かされた」と絶賛のレビューが続出。演奏シーンは「圧巻!」と、音楽映画を見たことのない人にもおおむね好評なようです。

しかし、常軌を逸しているともいえるスパルタ指導のテレンス・フレッチャーには賛否両論が。きちんとした理由があるとはいえ、自殺者まで出ていることから、「やりすぎじゃないか」といった否定的な意見も多くなっています。

デイミアン・チャゼル監督は実際にジャズ・ドラマーだった!

デイミアン・チャゼル監督は、1985年生まれの若手映画監督です。高校時代は、ミュージシャンになることに興味を持っていて、ジャズ・ドラムに打ち込み、そこで厳しい指導を受けた経験が、「セッション」製作の際に大きく役に立ったそうです。高校卒業後は、映画監督の道を選択したデイミアン・チャゼル監督は、ハーバード大学に進学。在学中に、ジャスミン・マクグレイドと出会って結婚すると、2009年に、妻のジャスミン・マクグレイドがプロデュースする映画「ガイ・アンド・マデリン・オン・ア・パーク・ベンチ」で、監督・脚本家デビューを果たしました。

ジャズのトランペット奏者を描いたことで注目されたデイミアン・チャゼル監督は、2013年には、ピアノ奏者を描いてイライジャ・ウッド主演で映画化された「グランドピアノ 狙われた黒鍵」の脚本を担当。続いて「ラスト・エクソシズム2 悪魔の寵愛」の脚本を担当した後に、監督2作目となる「セッション」を製作しています。「セッション」は、世界的に大ヒットしただけでなく、批評家からも高い評価を得たことで一躍有名監督の仲間入りを果たし、映画界の風雲児として注目を集めるました。

デイミアン・チャゼル監督最新映画「ラ・ラ・ランド」が公開早々賞レースを席巻中!

デイミアン・チャゼル監督の最新映画「ラ・ラ・ランド」が、2017年2月24日に、日本で公開となります。大ヒット映画「セッション」以来の監督作品ということで話題になっている「ラ・ラ・ランド」ですが、一足早く公開されたアメリカでは、5館限定公開ながら、約9,692万円を稼ぎ出し、興行収入で15位にランクインする快挙を達成。

高い前評判通りになったのは興行収入だけでなく、12月に発表された、ワシントンD.C.映画評論家協会賞では、作品賞、監督賞、脚本賞など最多7部門を受賞した「ラ・ラ・ランド」。放送映画批評家協会賞でも、作品賞や監督賞を含む8部門を受賞。2017年1月8日に開催されるゴールデングローブ賞でも最多7部門にノミネートされるという、今ハリウッドで最も注目を集めている作品と言っても過言ではない状況になっています。

12月6日に開催されたワールドプレミアには、デイミアン・チャゼル監督に加え、「ラ・ラ・ランド」主演のライアン・ゴズリングとエマ・ストーンが出席。ライアン・ゴズリングは、デイミアン・チャゼル監督を、「ビジョンが明確なんだ。ミュージカルという難しいジャンルで成功するなんて簡単なことじゃないから」と絶賛しています。

映画「ラ・ラ・ランド」は、ピアニストのセバスチャンと、女優を夢見るミアの恋愛模様を描いたミュージカル映画。「きみに読む物語」のライアン・ゴズリングと、「アメイジング・スパイダーマン」のエマ・ストーンを主演に据えて、「セッション」に続いてデイミアン・チャゼル監督とタッグを組むことになったJ・K・シモンズなど、豪華キャストが集結しています。早くもアカデミー賞最有力候補に上げられている「ラ・ラ・ランド」は、日本でも大きな注目を集めることは間違いなさそうです。

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