小平奈緒は日本女子スピードスケートの星!プロフィールは?

小平奈緒は日本女子スピードスケートの星!プロフィールは?

小平奈緒は日本女子スピードスケートの星!14歳で全日本ジュニア大会優勝

小平奈緒(こだいらなお)は、スピードスケートの日本代表女子選手です。小平奈緒は、14歳で初めて出場した全日本ジュニア大会のスプリント部門で、有力な高校生・大学生選手たちを軒並み抑えて日本女子スケート界史上初の中学生王者になり、一躍注目選手に。

小平奈緒は、“日本女子スケート界史上初”や、“日本女子スケート界最高位”といった記録を多数保持しています。これこそが、「小平奈緒は日本女子スピードスケートの星」といわれている所以です。2010年に開催されたバンクーバーオリンピックに出場した小平奈緒は、女子団体パシュートで史上初となる銀メダルを獲得。初の大卒スケート女子メダリストとなりました。

小平奈緒のプロフィール!信州大学に進学した理由とは?

小平奈緒の誕生日は、1986年5月26日で30歳です。身長は165cmで、血液型はA型。冬季スポーツが盛んな長野県の茅野市出身で、「スポーツ障害予防治療センター」のスタッフとして相澤病院に採用されており、病院所属のスケート選手として活動しています。

3人姉妹の末っ子として生まれた小平奈緒は、小学生の姉たちが通っていたスケートクラブの付き添いで3歳からスケート場に。そのままスケートを始め、中学から通い始めた「宮田スケートクラブ」で力を伸ばした小平奈緒。スケート強豪高校からスカウトされるもそれを断り、教員免許取得という夢に向かって信州大学進学を視野に入れ、スケート部のない伊那西高等学校へ進学しました。

インターハイで2冠を達成するなどしながら、勉学にも励んだ小平奈緒は、見事、信州大学教育学部に合格。大学在学中も、大会で優勝しつつ、勉強をおろそかにすることはなく、教員免許を取得し、文武両道を体現しました。

小平奈緒はオランダでのトレーニングで激変!W杯総合優勝の快挙も!

小平奈緒がオランダのトレーニングで激変!目からウロコのオランダ式練習法とは?

小平奈緒は、オランダで、2014年から2年間、トレーニングを積んでいました。2014年2月に開催されたソチオリンピックでは、小平奈緒を含め、スケート日本代表勢はメダルなしという残念な結果に。そのとき表彰台を独占したオランダに、単身、武者修行に出た小平奈緒は、オランダのヘーレンフェーンのプロチーム「コンティニュ」に加入しました。そこで目にしたのは、体力の限界まで追い込む日本式の練習法とは異なり、本番当日に向けて徐々に集中力を高めていくようなオランダ式のマイペースな練習法です。

はじめは物足りなさを感じて戸惑ったという小平奈緒ですが、収穫は大きかった模様。金メダリストとしてのメンタリティや、大会会場での姿勢や立ち振る舞い方など、技術面よりも精神的な変化・収穫が大きかったと、小平奈緒はオランダでのトレーニングを振り返っています。

小平奈緒がW杯で総合優勝の快挙!24年ぶり史上2人目の大記録

小平奈緒は、2015年のスピードスケートのW杯最終戦、女子500メートルの種目別で総合優勝を果たしました。これは、日本女子スケート界の歴史の中で、1991年の島崎京子以来、史上2人目。1995年の清水宏保・1996年の堀井学を合わせても、日本スケート界の歴史の中では4人目という快挙です。

オランダでのトレーニングで身につけた“大事なところで結果を出す集中力”を発揮し、2015年は、12レース中8回も表彰台に上った小平奈緒。冬季オリンピックで2大会連続金メダリストに輝いている韓国の李相花(イ・サンファ)を破るなど勝負強さを見せつけました。小平奈緒にとって、2015年は、大きなブレークを果たした1年といえるでしょう。

小平奈緒が今季4連勝中!平昌オリンピックに向けて高まる期待

小平奈緒が日本に拠点を戻した今シーズンは、開幕から、なんと4連勝!スケート王国オランダで開催された世界大会で、地元選手を抑えて優勝するなど、勢いが止まりません。小学5年生のときに開催された長野オリンピックに影響を受け、よりスケートに熱中するようになったという小平奈緒。

金メダルを獲得した清水宏保と、銅メダルを獲得した岡崎朋美のレースを録画したビデオを、テープがすり切れるほど見たといいます。そのため、憧れの選手に倣って、人の倍は負荷をかけるような「限界を超える厳しいトレーニングこそが重要」だと思っていました。

しかし、そんな発想が全くないオランダでのマイペースなトレーニングで新しい感覚を身につけ、良い状態で今シーズンを迎えることができたようです。小平奈緒は、学んで、考えて、やってみるということが大好き。現在は、オランダで学んできたことを、日本での練習や今後の競技人生にどう生かしていくかを考えて、いろいろとやってみようという時期なのかもしれません。

スケート漬けにならないように、あえてスケート部のない高校へ進学したり、大学4年間をスケートだけに捧げず、教員免許取得を目指してそれを達成したりと、人とは違うアスリート人生を歩んできた小平奈緒。「これからも、自分で、自分だけの道を切り拓いていきたい」と意気込む小平奈緒の集大成ともとれる平昌オリンピックでの活躍に期待が高まります。

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