綿矢りさは「蹴りたい背中」で史上最年少で芥川賞!旦那は霞が関のエリート官僚!子供は?

綿矢りさは「蹴りたい背中」で史上最年少で芥川賞!「ひらいて」他おすすめ作品は?

綿矢りさは「蹴りたい背中」で史上最年少で芥川賞!

綿矢りさ(わたやりさ)は、史上最年少で芥川賞を受賞した作家です。受賞作となった「蹴りたい背中」は、早稲田大学在学中の2003年に発表した作品で、翌2004年に、第130回芥川賞を19歳で受賞。それまでの最年少受賞は、丸山健二の23歳だったので、一気に4歳も記録を塗り替えたことになります。

しかも、当時20歳の金原ひとみの「蛇にピアス」との同時受賞で、2人とも二十歳前後の若い女性だったこともあり、大いに話題を呼びました。

綿矢りさはデビュー作「インストール」で高校生ながら文藝賞受賞も!

周囲になじめない高校生の男女の淡い恋愛のようなつながりを描いた芥川賞受賞作「蹴りたい背中」は、純文学作品としては異例の大ヒットとなり、多くの人に読まれました。他にも、高校生の男女の恋愛を描いた作品としては「ひらいて」もおすすめです。登場人物の内面描写を得意とする綿矢りさ作品の魅力を存分に味わうことができます。

また、綿矢りさが高校生の時に発表したデビュー作でもある「インストール」は、小学生男子と女子高生が風俗チャットの美人局をするという設定が面白く、こちらもおすすめ!この当時17歳だった綿矢りさは、とても高校生が書いたとは思えないクオリティの「インストール」で文藝賞を受賞しています。

綿矢りさが結婚した旦那は霞が関のエリート官僚!「タモリ倶楽部」で久々にテレビ出演!

綿矢りさが結婚した旦那は霞が関のエリート官僚!子供は?

高校生で作家デビューを飾った綿矢りさも、2001年のデビューからすでに16年が経ち、現在は30代と立派な大人の女性です。2014年12月には、一般男性と結婚しています。旦那は、霞が関に勤務する2歳年下のキャリア官僚で、出会いは2010年頃。小説の取材のため、出版社からの紹介で、当時は大学院生だった彼と出会ったとか。そんな旦那との間には、2015年に第一子となる男の子が誕生しています。現在は、子育てをしながら、小説執筆に取り組む日々を送っているようです。

綿矢りさが「タモリ倶楽部」で久々にテレビ出演!

子育てと執筆で多忙をきわめる綿矢りさですが、2017年5月には、久々にテレビに出演しています。しかも、出演した番組が、タモリが司会を務める深夜のバラエティ番組「タモリ倶楽部」とあって話題になりました。参加したのは、綿矢りさや司会のタモリの母校である早稲田大学をロケ地に、早稲田大学創造理工学部建築学科で出される名物課題「役に立たない機械」を審査するという企画です。永遠に注ぐことができない「永久おたま」といった迷品が並ぶ中、綿矢りさは失笑しつつ、楽しんで後輩たちの作品を鑑賞していました。

綿矢りさがスランプに陥った理由とは?「勝手にふるえてろ」で久々映画化決定

深夜枠とはいえ「タモリ俱楽部」で久々にメディアに登場した綿矢りさは、そもそもデビュー当時は、その可憐な容姿から「美少女作家」としても話題になりました。しかも、同時受賞した金原ひとみも、タイプは異なるもののクールな美人。作風も容姿も対照的な2人への注目度はものすごく、特に綿矢りさは、アイドルのように扱われることもありました。

そのせいか、芥川賞受賞後の大学生時代には、思うように作品が書けずにスランプに陥ることもあったようです。やはり、芥川賞という大きな賞をデビューわずか2作目にして受賞したことは、二十歳そこそこの彼女にとって大きな重荷となったのでしょう。「賞をくださった方に応えたいし、自分が納得する作品を書きたい」と思いつめすぎた上に、大きな失恋も経験したことで落ち込み、書いても書いてもボツをくらうことが続いたと言います。

しかし、2010年には失恋の痛手を乗り越え、久々の長編「勝手にふるえてろ」を発表。綿矢りさの真骨頂ともいえる、不器用な女性が主人公の恋愛小説です。オタクをこじらせたせいで、リアルの世界にうまく適応できず、学生時代の片思いをいまだにひきずる主人公の恋の顛末を描いたこの作品は、織田作之助賞大賞の候補作にもなりました。そして、2017年12月には、松岡茉優主演で映画化されることも決定。松岡茉優演じるOLヨシカに想いを寄せる会社の同僚を渡辺大知、ヨシカがずっと片思いしている中学時代の同級生を北村匠海が演じています。

綿矢りさにとって、自作の映画化は、「インストール」に続き2作目ですが、「インストール」が興行的には失敗している上にあまり評判もよくなかっただけに、今作の出来がどうなるかは気になるところでしょう。「勝手にふるえてろ」はスランプを脱した契機となった作品ですし、作品を発表した2010年は現在の旦那と出会った頃でもあります。そんな大切な作品に映画版が泥を塗るようなことがないよう祈るばかりです。

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