「ママレード・ボーイ」パートナー交換設定が斬新すぎる!実写映画化でキャストより気になるあのシーン

「ママレード・ボーイ」パートナー交換から始まる少女漫画!あらすじ出生の秘密をネタバレ!

「ママレード・ボーイ」パートナー交換設定が斬新すぎる!あらすじ

「ママレード・ボーイ」は、1992~1995年にて、集英社「りぼん」で連載されていた少女漫画です。両親の再婚により、同級生と同居生活を送ることになるという筋書きではあるものの、主人公の小石川光希が置かれる状況は、そんなに単純なものではありません。

ある日両親から離婚を告げられた光希でしたが、お互いにすぐに再婚すると言い出します。どういうことかと言えば、両親は、ハワイ旅行で出会った松浦夫妻と意気投合。互いのパートナー同士と恋に落ちてしまったと言います。そのため、離婚して再婚はするものの、一緒の家に住むとのこと。そこで、光希は、松浦家の息子・松浦遊とも同居することになりました。

遊は成績優秀で運動神経抜群、おまけに美少年であるため、女子に大人気です。しかし、中学生の時に少しだけ女性と付き合った経験があるだけで、親友や恋人という特別な存在を作れないでいました。本心を見せない遊に、少しずつ惹かれていく光希。「ママレード・ボーイは、光希自身の恋のトラウマも交えながら、2人の恋の行方を描いていきます。

「ママレード・ボーイ」禁断の恋!?出生の秘密をネタバレ!

「ママレード・ボーイ」は、離婚した両親が、もう1組の夫婦とパートナーを交換して再婚する、という設定のインパクトが強い作品です。一風変わった同居ものですが、主人公の光希と遊にとって、両親の再婚以外に恋の障害がないかと言えば、そんなことはありません。

遊は、自分が松浦家の本当の子供ではないのではという疑惑を持っています。疑惑の発端となっているのは、遊の父方の祖母と父・松浦要士との間で交わされた手紙です。そこには、前の恋人の子供を妊娠している女性と本当にうまくやっていけるのか、という言葉が書かれていました。

そこから、自分の父親は要士ではないと思うに至った遊は、本当の父親を探し続けることに。物語途中で正式に交際を始めた遊と光希でしたが、「実の兄妹ではないか」という疑惑が浮上したことで、一度は離れ離れになります。その後、さまざまな出来事を乗り越えて、「血が繋がっていても結婚しよう」と決意しますが、結局、血のつながりはありませんでした。

もともと親友かつ恋人同士という四角関係だった遊と光希の両親たち4人は、行き違いが発生したことから、パートナーをそれぞれ交換して結婚。旅行先で再会したことで、元のカップルに戻ったという複雑な事情がありました。両親の四角関係が、子供たちの恋愛事情にも影響を及ぼしたということになりますが、当初の予定では本当の兄妹としての物語にするつもりだったそうです。しかし結果的には、光希と遊の恋が無事に成就する形で結末を迎えています。

「ママレード・ボーイ」アニメキャストは?続編「リトル」の展開が凄い

「ママレード・ボーイ」アニメに同世代の少女たちが虜!キャストは?

好きだけれども離れなければならないという切ない展開が話題となり、1994年3月から1995年9月にかけて放送されたアニメ「ママレード・ボーイ」も、同世代の少女たちを虜にしました。アニメ版の大まかな流れは原作通りですが、光希たちの副担任の教師・桃井亮子や、遊の幼馴染である北原杏樹、交換留学生のマイケル・グラントなど、オリジナルキャラクターも多数登場し、物語を盛り上げています。

小石川光希役を務めたのは、國府田マリ子です。これまでに、「まもって守護月天!」守護月天シャオリンや、「kanon」水瀬名雪など、数多くのヒロインを演じてきました。近年では、「スマイルプリキュア!」星空育代といった母親役も担当しています。松浦遊を演じたのは、「SLAM DUNK」三井寿や「地獄先生ぬ〜べ〜」鵺野鳴介、2001年「テニスの王子様」手塚国光など、数多くの作品に出演する人気声優の置鮎龍太郎(おきあゆりょうたろう)です。他にも、山崎和佳菜や古谷徹、丹下桜といった、現在でも活躍している人気声優が多数出演しています。

「ママレード・ボーイ」に続編が登場!「リトル」の展開が凄い

「ママレード・ボーイ」は、1995年に連載が終了。コミックス全8巻、完全版全6巻が発売されています。そして、連載終了から20年以上が経過した2013年より、「ママレード・ボーイ」の13年後を舞台とした「ママレード・ボーイlittle(リトル)」の連載が、集英社「Cocohana」にて開始されました。

舞台となるのは、前作同様に、パートナー交換が行われ、2組の夫婦が同居生活を送っている小石川家と松浦家です。主人公は光希と遊ではなく、新たに誕生した松浦立夏と小石川朔。複雑な家族構成の中、姉弟のように育ってきた2人でしたが、中学生になり、立夏がクラスメイトの名村碧に一目ぼれしたことで、事態は一変します。朔が「立夏と結婚するつもりでいる」と告白し、立夏は困惑して……。

立夏と朔、さらに光希の親友・茗子の子供である碧も加えた恋愛関係も気になるところですが、光希や遊など、前作のキャラクターたちのその後を知ることができるのもファンにとっては嬉しいポイントでしょう。立夏と朔は中学生ですが、少し大人びた雰囲気の恋物語になっています。

「ママレード・ボーイ」実写映画化!キャストよりも気になるあのシーン

「ママレード・ボーイ」の実写映画作品が、2018年に公開予定であることが発表されました。ヒロインの小石川光希役を演じるのは、桜井日奈子です。2014年7月に「岡山美少女・美人コンテスト」の「美少女グランプリ」に選出されたことがきっかけで、その美しさが「岡山の奇跡」と話題を集め、芸能界デビュー。本作が初主演作品となりますが、「20年以上も前の原作を、現代でどう表現するのか楽しみ」「経歴の浅い自身にとっても大きなチャンス」と意気込みを見せています。

松浦遊役は、2017年公開映画「銀魂」沖田総悟役も記憶に新しい吉沢亮です。これまでにも少女漫画が原作の作品に数多く出演していますが、三枚目や、根暗な気質のキャラクターなどが多めで、正統派イケメンキャラクターは、意外にも今作が初めてとか。「ついにこの顔面をフル活用する時が来た」と、お茶目なコメントを発表しています。

監督を務めるのは、2015年映画「娚の一生」や「ストロボ・エッジ」などの監督も務めている廣木隆一。脚本は、1997年「ラブジェネレーション」や2003年「大奥」シリーズなど、数多くの人気ドラマの脚本を書いてきた浅野妙子が担当します。キャスト・スタッフともに盤石という印象を受けますが、連載終了から20年以上経った今でも人気のある作品である分、往年のファンにとっては、実写化に際して気になる部分が多いようです。

たとえば、通信機器。連載当時はスマートフォンという概念はなく、だからこそ、すれ違いなどのドラマを生み出しやすい環境になっていました。ファンの中には、「作中に登場するロボット型ボイスレコーダーを使用したエピソードが、スマートフォンになってしまうのでは」と心配する声も見られます。また、アニメのオープニングに登場する長いキスシーンの再現を望む声も。20年を経て現代によみがえる甘酸っぱい恋愛物語の原作の雰囲気やエピソードがどこまで表現されるのか、期待して公開を待ちましょう。

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