映画「オレの獲物はビンラディン」は実話を元にしたコメディ!ニコラスティック(うまい棒)騒動とは?

映画「オレの獲物はビンラディン」の元ネタになった事件とは!あらすじは?

映画「オレの獲物はビンラディン」は勇敢?な愛国者を描いたぶっ飛びコメディ

映画「オレの獲物はビンラディン」の主役は、アメリカのコロラド州に住む一般市民のゲイリー・ブルックス・フォークナー。強盗や窃盗などの罪で7年間刑務所に服役していた経験を持つ愛国心にあふれる50歳の男性です。彼は、2001年9月11日に起こった米同時多発テロの首謀者オサマ・ビンラディン容疑者を、アメリカ政府が逮捕できないことに苛立っていました。

そんなある日、ゲイリー・ブルックス・フォークナーは、日課である人工透析の最中に神のお告げがあったと思い込み、ビンラディン捕獲に向けて動き出します。紆余曲折を経て、単身で、武器の日本刀を持ってようやくパキスタンに乗り込むことに成功するも、現地で出会うのはいい人たちばかり。そしてとうとう、オサマ・ビンラディン誘拐を企てたかどで地元当局に拘束されてしまいます。

映画「オレの獲物はビンラディン」は実話を基にした映画だった!

映画「オレの獲物はビンラディン」は、荒唐無稽でフィクションのようなストーリーですが、なんとゲイリー・ブルックス・フォークナーは実在の人物です。2010年に、実際に単身パキスタンに乗り込んで地元当局に拘束されています。その時に日本刀を所持していたことから、アメリカのメディアからは「アメリカン・ニンジャ」と呼ばれました。

その後、ゲイリー・ブルックス・フォークナーは不起訴となって釈放され、無事アメリカに帰国。映画のラストでは、ゲイリー・ブルックス・フォークナー本人の姿も拝めるので、気になる方は要チェックです。

映画「オレの獲物はビンラディン」でニコラス・ケイジが新境地を開拓!うまい棒騒動をおさらい!

映画「オレの獲物はビンラディン」主演ニコラス・ケイジの演技が凄い!

映画「オレの獲物はビンラディン」の監督は、タブーに挑戦したことでさまざまな物議を醸した映画「ブルーノ」が話題を集めたラリー・チャールズです。主役ゲイリー・ブルックス・フォークナーは、「ナショナル・トレジャー」ほか話題作にも多数出演してきたハリウッドの大物人気俳優ニコラス・ケイジが演じています。

「フェイス/オフ」や「マッチスティック・メン」などでは怪演を見せ、1996年の「リービング・ラスベガス」ではアカデミー主演男優賞を受賞している実力派俳優でもありますが、近年はB級映画でも活躍中です。映画「オレの獲物はビンラディン」では、アメリカを救うという愛国心で、たった1人でオサマ・ビンラディンを捕まえに行く驚きの人物をコミカルに愛らしく演じています。

映画の宣伝用ポスターには、長髪にヒゲ面で、微笑みを讃えながら日本刀を手にロバに乗るニコラス・ケイジの姿が映し出されていますが、実際、本人に似せるために髭を生やして体重を増量する役作りをしたそうです。その狙いが見事に奏功しているため、「ニコラス・ケイジ新境地開拓」と、その演技力をあらためて絶賛されています。

映画「オレの獲物はビンラディン」でニコラス・ケイジ特製のうまい棒が配布?

日本では2017年12月16日からの公開が予定されている映画「オレの獲物はビンラディン」。前売りの予約特典として、パッケージにニコラス・ケイジの顔写真がデザインされているコーンポタージュ味の特製うまい棒、名付けて「ニコラスティック」が配布されることが発表されました。

しかし、ニコラス・ケイジの顔が大きく印刷されたパッケージのインパクトはあまりにも大きく、国内だけでなく、海外でも「日本人がうらやましい」などと大きな反響を呼ぶことに。そのニュースは、ニコラス・ケイジの周辺にも及んだのでしょう。日本の特定の製菓会社に対して肖像権を与えている事実はないという理由から、「ニコラスティック」の配布中止が発表され、配給会社が謝罪する事態となりました。

映画「オレの獲物はビンラディン」ニコラス・ケイジの吹き替え担当はお馴染みの大塚明夫

映画「オレの獲物はビンラディン」でニコラス・ケイジの日本語吹き替えを担当するのは、ベテラン声優の大塚明夫です。これまでには、スティーヴン・セガールやデンゼル・ワシントンなど、映画界を中心に多くの映画で吹き替えを担当してきました。ニコラス・ケイジの吹き替えについても、「ナショナル・トレジャー」や「ゴーストライダー」など、実に35もの作品で吹き替えを担当しています。

そのため、ニコラス・ケイジが自身の体型を変えてまで挑んだ意欲作「オレの獲物はビンラディン」で「声優魂に火が付いた」とコメントし、吹き替えの担当を熱望していたことを明かしていました。現在公開されている映画「オレの獲物はビンラディン」の日本語予告編では、ナレーションを担当している大塚明夫の声を楽しむことができます。

ニコラス・ケイジは1980年代に映画デビューを飾り、「ランブルフィッシュ」や「月の輝く夜に」で注目を集めるようになると、賞レースに次々にノミネートされるほどの演技力で高く評価されるようになりました。1996年公開の映画「ザ・ロック」や、翌1997年の「コン・エアー」などで興行的にも成功を収めることになりましたが、2000年代後半に金銭問題が明らかになるとキャリアが低迷。

2011年の「デビルクエスト」から2012年の「ハングリー・ラビット」まで5作連続でゴールデンラズベリー賞「最低主演男優賞」にノミネートされてしまいました。しかし近年は大作への出演も続き、2017年は、戦争映画「パシフィック・ウォー」や、ハードボイルドなテイストの「ドッグ・イート・ドッグ」、アクション映画「ヴェンジェンス」など主演作品も目白押しです。

「オレの獲物はビンラディン」は映画としての前評判も高く、ニコラス・ケイジの演技力も絶賛されていることから、ニコラス・ケイジ復活を知らせるとどめの1作となるかもしれません。

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