映画「レッド・スパロー」あらすじネタバレ!元ネタや原作小説はあるの?
映画「レッド・スパロー」の主人公はロシアの女スパイ!あらすじネタバレ
映画「レッド・スパロー」は、2018年公開のアメリカ映画。主人公は、プリマ・バレリーナだったロシア人のドミニカです。事故によってキャリアが絶たれてしまったことから、病気を抱える母親の治療費を得るために、ロシアのスパイ「スパロー」になるプログラムを受けることとなります。美貌を武器にターゲットに近づき情報を盗む訓練を受けたドミニカは、本人の気持ちとは裏腹に、高い評価を得るように。
ある時、ロシア高官と通じているCIA(アメリカの中央情報局)職員のナッシュにハニートラップを仕掛けるという任務が与えられますが、お互いの正体を知りながらも惹かれ合ってしまう2人。それぞれの職務に忠実にだまし合いを続けていくうちに、国家を巻き込んだ予想外の事態に発展していきます。
映画「レッド・スパロー」原作は”エドガー賞”処女長編賞受賞作品!
映画「レッド・スパロー」の原作は、2013年に発表され、2014年にエドガー賞の処女長編賞を受賞したジェイソン・マシューズの同名小説です。本作がデビュー作で、日本語版も出版されています。実話ではありませんが、恋愛とスパイ要素を融合したスリリングな展開で高い評価を集めました。
リアルな描写も魅力の本作ですが、それもそのはず。著者のジェイソン・マシューズは、旧ソ連圏で活動した経験も持つ元CIA局員です。33年のキャリアは伊達ではなく、小説「レッド・スパロー」には、CIA局員だった当時に得た知見もふんだんに盛り込まれています。スパイ活動の細部まで描いた小説「レッド・スパロー」が、出版前から早くも映画化権を買い取られていたのも当然でしょう。
映画「レッド・スパロー」のジェニファー・ローレンスほか注目すべきキャストは?評価はいかに?
映画「レッド・スパロー」は若手演技派女優ジェニファー・ローレンスの最新主演作!そのほかの注目キャストは?
映画「レッド・スパロー」の主人公ドミニカを演じているのは、ジェニファー・ローレンスです。2010年、わずか20歳の頃に主演した社会派映画「ウィンターズ・ボーン」でアカデミー賞主演女優賞にノミネート。2013年には、コメディ映画「世界にひとつのプレイブック」で第85回アカデミー賞主演女優賞を受賞するなど、若くして演技派として注目されている女優です。
ドミニカと恋をするアメリカCIA職員ナッシュを演じるのは、アクション映画「ゼロ・ダーク・サーティ」で知られるジョエル・エドガートン。ジョニー・デップと共演した「ブラック・スキャンダル」や、ウィル・スミスと共演した「ブライト」など、近年立て続けに話題作への映画出演が続くオーストラリア出身の俳優です。そのほかにも、ロシア情報局のウラジミールを演じるオスカー俳優のジェレミー・アイアンズや、ドミニカを訓練するスパイ養成学校の校長役でシャーロット・ランプリングなど名優が脇を固めています。
映画「レッド・スパロー」の評価はまずまず?
映画「レッド・スパロー」は、アメリカで2018年3月2日から公開されましたが、海外のレビューサイトには、鑑賞を済ませた批評家からの評価が続々と集まりました。封切直後の満足度は50~60%なので、まずますの評価を受けていると言えるでしょう。中には、「映画がロシア訛りではない」「アクションシーンがほとんどない」など、期待したほどではないといったレビューも。その一方で、「映像が美しい」「ジェニファー・ローレンスの演技が素晴らしい」と高評価のレビューも増えてきています。
映画「レッド・スパロー」で「ハンガー・ゲーム」シリーズのコンビが再結成!
映画「レッド・スパロー」のヨーロッパ・プレミアが、2018年2月18日にイギリスのロンドンで開催されました。その時話題になったのが、ジェニファー・ローレンスのセクシーな衣装です。色仕掛けの諜報活動もいとわないドミニカのごとく、背中ばかりか胸元も大きく開いたゴージャスなドレス姿で登場すると、観客の視線は釘付けに。一緒に登場したジョエル・エドガートンやジェレミー・アイアンズらと共に大きな声援を浴びました。
映画「レッド・スパロー」の監督は、映画「コンスタンティン」や「アイ・アム・レジェンド」などでも知られるフランシス・ローレンスが務めています。ジェニファー・ローレンスとは、「ハンガー・ゲーム2」や「ハンガー・ゲーム FINAL: レジスタンス」「ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション」に続いて4度目のタッグ。そのため、映画「レッド・スパロー」は、若者を中心に大ヒットした「ハンガー・ゲーム」シリーズのコンビ再結成ということでも大きな注目を集めています。
映画「レッド・スパロー」は、女スパイを演じたジェニファー・ローレンスが、「ハンガー・ゲーム」シリーズのような身体を張ったアクションに挑戦している点も見どころの一つ。全世界で大ヒットしながらも日本ではあまりヒットしなかった「ハンガー・ゲーム」シリーズとは違う結果を期待したいものです。