角川博は女心の伝道師!日本レコード大賞受賞&紅白出場の演歌歌手
角川博は女心の伝道師!ヒットカバーアルバム「女ごころ…」が聴かせる
角川博は、NHK紅白歌合戦に出場すること3回という実績を持つベテラン演歌歌手です。カラオケなどでよく歌われている角川博のヒット曲ベスト3と言えば、2018年リリースの「女のなみだ」と、1982年の「女のきもち」、2017年の「おんなの灯り」です。いずれもタイトルに「女」が含まれていることからも分かる通り、角川博は、「女心を歌わせると右に出る者はいない」と言われています。
「女心の伝道師」という異名も持つ角川博の「女のなみだ」は、愛しい人を待ちわびる切ない女心を丁寧に歌いあげた1曲です。また、角川博の中期の大ヒット曲「女のきもち」では、一生を捧げて1人の男を慕い続ける女性の健気な気持ちを歌いました。女心を歌わせたら随一の角川博は、「おんな歌って、込めちゃいけない」と秘訣を語っています。
悲しい歌も悲しい顔で歌わず、押し出すように歌うと人の心に届くそうです。デビュー40周年を迎えた時には、「津軽海峡」や「ラブ・イズ・オーヴァー」といった名曲を集めたヒットカバーアルバム「女ごころ…」を発表。おんな歌の集大成アルバムを完成させています。
角川博は日本レコード大賞受賞&紅白出場の演歌歌手!
角川博は幼少期から歌が得意で、地元広島の流川や福岡のクラブで歌っていました。スカウトされたことから歌手デビューしたのは、同期にピンクレディーや新沼謙治などがいるなど、日本の歌謡界が華やかだった1976年です。デビュー曲「涙ぐらし」と2曲目の「嘘でもいいの」では、同年末に日本レコード大賞新人賞や日本有線大賞新人賞を受賞し、いずれもヒットを飛ばしました。さらなるヒット曲となったのは、1978年にリリースした「許してください」で、年末にはNHK紅白歌合戦に初出場しています。
角川博の再婚相手は元演歌歌手!初孫も誕生
角川博の再婚相手は20歳以上年下の元演歌歌手!
角川博は、1999年に、元演歌歌手の沢田綾と結婚しています。一度結婚に失敗している角川博にとっては再婚であるばかりか、奥さんが21歳も年下で、交際開始からわずか1カ月でプロポーズしたことでも話題になりました。もともと奥さんの母親が角川博のファンだったという2人は、ハワイで挙式し、2000年12月には長女の唯さん、2003年6月には次女の花さんが誕生するなど2人の子宝に恵まれています。
次女の誕生を期に、禁酒を始めたという角川博。2012年頃には、奥さんと一緒に個人事務所・角川事務所を設立し、女心を歌い続けています。
角川博の前妻は女優の津山登志子!娘に初孫が誕生
角川博が最初に結婚したのは、1980年でした。最初の結婚相手は、女優をしていた津山登志子です。前妻との間に娘を1人授かった角川博でしたが、1996年に離婚。前妻の津山登志子が養育してきた一人娘が、2016年に男の子を産んだため、角川博はおじいちゃんになりました。
しかし、初孫ができたと公表することにためらいがあったと言う角川博は、2017年11月に出演した「演歌百撰」で、初孫誕生について初めて明らかにしています。
角川博が鉄人・衣笠祥雄を「サイン入りバットは家宝」と追悼!
広島県広島市で生まれ育ち、甲子園の出場常連校として知られる広陵高校の野球部出身でもある角川博は、もちろんプロ野球・広島東洋カープのファンです。そんな郷土愛と野球愛あふれる角川博が、2018年4月に亡くなった、鉄人こと元広島カープ衣笠祥雄への追悼コメントを発表しました。亡くなる直前まで務めていた試合解説の声が、いつもと違うような気がして少し体調が気になっていた矢先の訃報だったと、ショックを隠せない様子でした。
職業柄、健康には気を使い、とりわけ声のコンディションには常に気を配っているだけあって、衣笠祥雄の声の変化も敏感に察知したのかもしれません。角川博は、衣笠祥雄について、「広島以外のご出身の方でこれほど広島県民に愛された方はいないでしょう」と哀惜を込めて語っています。さらに、優しさあふれる鉄人・衣笠祥雄からもらったサイン入りのバッドは今でも家宝にしていると締めくくりました。
人とのつながりを大切にする人柄だからこそ、女心を表現することに長け、女心の伝道師とまで言われる歌い手になったに違いありません。デビューから40年以上が経った今も、新曲を発表し、精力的に活動している角川博。これからも深く艶やかな歌声で、日本の女心を歌い続けてほしいですね。