映画「バーバラと心の巨人」は4カ国合作のファンタジー映画!オリジナルポスターとイメージが違い過ぎる?

映画「バーバラと心の巨人」は4カ国合作のファンタジー映画!原作は「I KILL GIANTS(アイキルジャイアンツ)」

映画「バーバラと心の巨人」は4カ国合作のファンタジー映画!

映画「バーバラと心の巨人」は、2018年に公開された、アメリカとイギリス、中国、ベルギー4カ国合作のファンタジー映画です。主人公は、空想が好きで、いつもウサギの耳のヘアバンドをつけているちょっと風変わりな少女バーバラ・ソーソン。巨人が自分たちの住む町を襲おうとしていることに気付いたバーバラは、姉のカレンやスクールカウンセラーのモルら周囲の人々に伝えるも、空想の話として信じてもらえません。

周囲から浮いた存在のバーバラに初めてできた友だちは、転校生のソフィアです。しかし、仲違いしてしまったことから、バーバラはとうとう1人で巨人と戦うという試練に立ち向かうことになります。この作品のキモは、バーバラが巨人と戦う理由は何なのかです。「心の巨人」という邦題がネタバレという意見もありますが、映画終盤に巨人の正体を知った観客は、感動に包まれることになるでしょう。

映画「バーバラと心の巨人」の原作は日系人が書いた「I KILL GIANTS(アイキルジャイアンツ)」!

映画「バーバラと心の巨人」は、ジョー・ケリー原作で、ケン・ニイムラが作画を担当している、2008年に出版されたグラフィックノベル(長編漫画)「I KILL GIANTS(アイキルジャイアンツ)」が原作となっています。ケン・ニイムラは日系人で、個性的な絵が特徴的。2014年には、「ヘンシン」というタイトルの短編集を日本で出版しています。「I KILL GIANTS」は、日本語版も出版されており、映画のような展開と世界観が、日本でも高い評価を獲得しているようです。

映画「バーバラと心の巨人」はオリジナルポスターとイメージが違い過ぎる?

映画「バーバラと心の巨人」はオリジナルポスターとイメージが違い過ぎる?

映画「バーバラと心の巨人」は、アメリカでは2018年3月にすでに公開済みで、日本では同年10月に公開されることが決定しています。しかし、日本版のポスターが公開になると、「オリジナル版と違い過ぎる」と話題を集めました。オリジナルポスターは、おどろおどろしい巨人の前に、武器を持って立ち向かうバーバラの後ろ姿という、一目でファンタジー映画だと分かるデザインになっています。

一方、日本版を見ると、うさ耳を付けたバーバラに焦点を当てた、ヒューマンドラマをイメージさせるポスターに。映画を実際に観た後に、どちらのデザインが内容にふさわしいか見比べてみるのも楽しいかもしれません。

映画「バーバラと心の巨人」の先行試写会での感想や評価は上々!

日本では2018年10月12日から公開予定となっている映画「バーバラと心の巨人」。国内で開かれた先行試写会での評価は上々で、「子供の頃を思い出した」「巨人の迫力がすごい」といった感想が相次いでいます。これらを見ると、ファンタジー映画としての評価が高くなっているようです。先に公開となったアメリカでも評価が上々であることは同様ですが、特に、500人以上の応募が殺到したオーディションを勝ち抜き、若干15歳で主演を務めたマディソン・ウルフの演技が絶賛されています。

映画「バーバラと心の巨人」に松本大洋がイラストを描き下ろし!

映画「バーバラと心の巨人」の日本公開に合わせて、日本の著名人がコメントを寄せました。歌手のSuperflyは「涙を流しながら、心の中で主人公に拍手を送りました」とコメント。ゲームクリエイターの小島秀夫は「本作を見れば、自分の中に巣食う巨人たちと向き合うことができる」と「ピンポン」や「鉄コン筋クリート」などの作品で知られる漫画家の松本大洋は、オリジナルイラストを描き下ろすと共に「全てのシーンが美しかったです」とコメントしています。

各界の著名人がこぞって絶賛している映画「バーバラと心の巨人」で監督を務めたのは、映画「ヘリウム」でアカデミー賞短編賞を受賞したアンダース・ウォルターです。また、原作者で、テレビシリーズ版「ベイマックス」の脚本も手掛けたジョー・ケリーが脚本&制作としても参加しています。

主人公のバーバラ・ソーソン役を演じたマディソン・ウルフは、まだ15歳ながら、映画「キアヌ」や「死霊館 エンフィールド事件」など出演作は豊富で、これからが注目される女優。共演者でスクールカウンセラーのモルを演じたのは、映画「アバター」や「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」で知られるゾーイ・サルダナと、実力派が揃っている点も見どころでしょう。

2018年の秋は、主人公の少女の成長が描かれ、家族そろって安心して見ることができるファンタジー映画で、感動に身を委ねてみてはいかがでしょうか。

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