吉澤嘉代子は妄想系個性派シンガーソングライター!5年間引きこもりだった過去も
吉澤嘉代子は日本のシンガーソングライターです。1990年生まれで実家は金型の工場を営んでおり、鋳物工場街で育った吉澤嘉代子は、小学校5年生から中学校3年生までの5年間、不登校となりその間は図書館に入り浸り、読書に没頭。そして16歳から作詞作曲活動を始めます。
不登校の間に没頭した読書活動で培った感性やセンスは、今でも作詞に活かされています。その歌詞の独特の世界観から吉澤嘉代子は、「妄想系個性派シンガーソングライター」と呼ばれています。自身の代表曲である楽曲「残ってる」の歌い出しは「改札はよそよそしい顔で 朝帰りを責められた気がした」というもので、「妄想系個性派シンガーソングライター」という肩書きを証明する内容だと言えるでしょう。
16歳で作詞作曲を始めた吉澤嘉代子は、2010年、20歳の時に「The 4th Music Revolution」というヤマハ音楽振興会やヤマハ株式会社が主催する音楽コンテストに出場し、見事グランプリとオーディエンス賞のダブル受賞を果たします。そしてインディーズで1st mini album「魔女図鑑」を発売するなどの活動を経て、2014年にメジャーデビューします。
デビュー後最初に発表したmini album「変身少女」に収録された楽曲「美少女」は、5月度オリコンFMパワープレイランキング邦楽1位を獲得するなど話題となります。以降も継続的に楽曲を発表し、今最も注目されるシンガーソングライターの一人として、活躍を続けています。
毛の世界を描いた楽曲を発表?キャッチーな楽曲たちが話題!印象に残るタイトルの曲を多数発表
「妄想系個性派シンガーソングライター」という肩書きで活動を続ける吉澤嘉代子。その独特の世界観が歌詞に表れていることは先程説明した通りですが、同時にタイトルにも表れています。
例えば2014年10月に発売された2nd mini albumに収録された「ケケケ」。これは剃られてしまう毛の悲哀を歌った曲で、漢字に直すとタイトルは「毛毛毛」です。非常にユニークな世界観の楽曲ですが、Youtube上の再生回数は50万再生を突破し、人気を博しています。ちなみに「ケケケ」のミュージックビデオではダンスを披露しており、その振り付けは人気アニメ「妖怪ウォッチ」のオープニング曲「ゲラゲラボーのうた」の振り付けで知られるラッキィ池田が担当しています。
吉澤嘉代子は、その他にも「ストッキング」「美少女」「綺麗」など、他のアーティストではあまり見られないようなシンプルで、かつ印象に残るタイトルの楽曲を多数発表しています。
吉澤嘉代子は椎名林檎に似ている?巻き舌の歌い方などがそっくり?「地獄タクシー」が話題に
吉澤嘉代子は自身と同様に独自の世界観で知られる椎名林檎とよく比較されます。特によく似ている曲として2017年にリリースされた3rd mini album「屋根裏獣」に収録された「地獄タクシー」という楽曲があります。この曲のイントロのドラムの音やジャズテイストの曲調、巻き舌での歌い方などがよく似ており、ファンからも「椎名林檎かと思った」「椎名林檎みたいだけど個性も見えるからいいね」などのコメントが寄せられています。
しかし、個性派で知られる女性シンガーソングライターにとって「椎名林檎に似ている」という評価はつきものです。上記のコメント以外にも「独特すぎて吉澤嘉代子ワールド全開ですね」「ほかの人じゃ表せない狂気さとか美しさとか可愛らしさとかのバランス感覚みたいなものがあってすごいなあっていつも思います」などのコメントが寄せられており、決して吉澤嘉代子が椎名林檎を真似ているというわけではないでしょう。
サンボマスター、岡崎体育…まざまなアーティストとのコラボで話題!2016年にコラボアルバムを発表
吉澤嘉代子は2016年に発売されたアルバム「吉澤嘉代子とうつくしい人たち」にて、著名なアーティストとコラボを行っています。その顔ぶれは「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」で有名なサンボマスター、ミュージックビデオあるあるを歌い3000万再生を突破した「MUSIC VIDEO」で、一躍時の人となった岡崎体育、椎名林檎が率いたバンド「東京事変」のピアノを担当していた伊澤一葉など非常に豪華なものです。
その後も2018年に一夫多妻制アイドル「清竜人25」を率いたシンガーソングライター・清竜人とデュエットソング「目が醒めるまで」を発表しており、継続的に著名なアーティストとコラボを行っています。これは吉澤嘉代子の実力が業界内で認められていることの何よりの証拠だと思います。確かな作詞作曲能力があるからこそ、「吉澤嘉代子とコラボしたい!」と、さまざまなアーティストが共同で作品を発表するのでしょう。
また、そうして作られた曲はどれも耳に残るキャッチーなものばかりです。これからもさまざまなアーティストとコラボして素晴らしい楽曲を残していってほしいものですね。
吉澤嘉代子は女優としても活動している?演技力が話題?「吉澤嘉代子 女優」と検索される理由とは
吉澤嘉代子は最近ネット上でよく「吉澤嘉代子 女優」と検索されることが多いようです。ミュージックビデオの中で演技をすることも多く、例えば「地獄タクシー」の中ではタクシーに乗り込み、怪しげなタクシー運転手に翻弄される女性を演じています。
可愛らしい見た目をしている事からも、女優としてデビューしていてもおかしくないように思えます。しかし、結論から言うと吉澤嘉代子は女優デビューはしていません。ではなぜ「吉澤嘉代子 女優」とよく検索されるかというと、2018年11月に発売された最新アルバムのタイトルが「女優姉妹」というものだからです。
このアルバムには芸人のバカリズムが脚本と主演を務めた「架空OL日記」の主題歌「月曜日戦争」も収録されており、話題となっています。また、同アルバムをひっさげ、2019年2月から3月にかけて全国7都市を回るワンマンツアーも決定しています。
このように2014年のメジャーデビュー以降、独特の世界観で活躍を続ける吉澤嘉代子。これからもその世界観で私たちを魅了し続けてくれることでしょう。