チャラン・ポ・ランタンの世界観が独特!もも・小春姉妹のプロフィールは?

チャラン・ポ・ランタンの世界観が独特!もも・小春姉妹のプロフィールは?

チャラン・ポ・ランタンの世界観!海外で一目置かれる、もも・小春姉妹の幻想的パフォーマンスとは?

チャラン・ポ・ランタンは、2016年10月期から放送されているドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」のOPテーマ「進め、たまに逃げても」で話題沸騰中の姉妹デュオです。2014年7月、「忘れかけてた物語」でメジャーデビューを果たしたチャラン・ポ・ランタンは、インディーズ時代から、驚くほど完成された世界観で、サブカル系の人々を中心に支持されてきました。

ボーカルとアコーディオンという昭和レトロな組み合わせと、和洋がミックスされたような奇抜ないで立ち。どこか哀愁漂う音楽性や、サーカスやミュージカルの要素を取り入れた幻想的なライブパフォーマンスは、唯一無二な存在感です。超絶テクニックで魅せる姉・小春のアコーディオンの横で、ボーカルを務める妹・ももは、なぜかブタのぬいぐるみを抱えて歌うという狂気に満ちた絵面にも、実に芸術的。

まだ国内では認知度が高いとはいえないチャラン・ポ・ランタンですが、実は、その人気は、海外にまで及んでいるといいます。Twitterのジャック・ドーシー会長が唯一フォローする日本人アーティストとして、主催パーティでパフォーマンスを行ったこともあるそうですから、チャラン・ポ・ランタンは只者ではありません。

チャラン・ポ・ランタンのもも・小春姉妹の本名や出身校!音楽との出会いが意外だった!

チャラン・ポ・ランタンのももと小春の本名は「松永もも」「松永小春」。神奈川県出身で、2人そろって、東京都の私立和光学園中学・高等学校を卒業しています。「JUDY AND MARYのYUKIに似てカワイイ!」と話題になっている妹のももは、1993年4月9日生まれ。姉・小春は、昭和最後の年となる1988年11月21日に生まれていますが、7歳でアコーディオンを始めるとは、当時としても珍しいレトロな趣向でした。

そんな小春も、当初はピアノを習っていましたが、「シルク・ドゥ・ソレイユ」のサーカスを観て、アコーディオンに憧れを持つように。17歳になると、東京都が認める大道芸人のライセンス「ヘヴンアーティスト」を取得し、路上パフォーマンスデビューを果たします。

卓越した演奏技術と、チャラン・ポ・ランタンの全楽曲の作詞・作曲を担当する小春とは違い、ももは、全く音楽とは関係のない青春時代を送りました。そんな中でも、ミュージカルへの興味はあったといい、友人たちとの遊びだったカラオケで歌い慣れていたことが、今日のチャラン・ポ・ランタンの活動に活かされることとなります。

チャラン・ポ・ランタンの結成秘話!「ワカコ酒」などタイアップ多数!

チャラン・ポ・ランタンは姉・小春の主導で結成!姉妹の感性には芸術家の両親による影響大

チャラン・ポ・ランタンは、姉・小春が、妹・ももを誘って、2009年に結成されました。大道芸人から始まり、海外公演にも呼ばれるアコーディオン奏者となっていた小春が、初めて作った歌付きの楽曲を妹に歌わせてみようと思ったことがきっかけだったそうです。もものほうには目指すものがなかったため、小春に言われるがままに歌い、ブタの人形を持つことに異論を唱えることもありませんでした。

あの奇抜な衣装については、イラストレーターだった母親がデザインを手掛けていたそうですが、両親・親戚が芸術家ばかりだったこともあり、特に違和感を持つこともなかったようです。また、チャラン・ポ・ランタンというデュオ名も、小春が命名したそうですが、響きを重視しただけであって、とりたてて意味はありません。しいて言うならば、「シャランという音を理想としていた」という音楽の方向性が、着想の元となったのかもしれません。

チャラン・ポ・ランタン「ワカコ酒」「NHKみんなのうた」約20曲がドラマ・番組とタイアップ!

チャラン・ポ・ランタンは、インディーズ時代にも5枚のアルバムを発表し、2012年6月カナダツアーを成功させています。その後、満を持してメジャーデビューを果たしたわりには、あまり”メジャー”な存在ではない気も……。そんなチャラン・ポ・ランタンには、ようやく「逃げるは恥だが役には立つ」で有名になった印象があります。

しかし、2015年に放送されたドラマ「ワカコ酒season1」の主題歌「この先のシナリオはあなた次第」をはじめ、実はドラマ・番組とのタイアップ曲は、わずか2年の活動歴とは思えないほどの数に及んでいるチャラン・ポ・ランタン。特にNHKでの活躍は顕著で、デビュー直後には、俳優・高橋克実との共演で、みんなのうた「ぎんなん楽団カルテット」を発表。

2016年4月からは、Eテレ「バリバラ」のOP・EDテーマを手掛け、再び、2016年12月・2017年1月のみんなのうたに、「まゆげダンス」が起用されています。それらを含め、これまでに約20ものタイアップ曲を送り出しているチャラン・ポ・ランタン。その存在を知らない人も、彼女たちの楽曲は、一度は耳にしたことはあるかもしれません。

チャラン・ポ・ランタン中毒者続出の姉妹デュオは姉・小春のコミュ障から始まった!

チャラン・ポ・ランタンのミニアルバム「トリトメナシ」が、2017年1月18日にリリースされます。アルバムの収録曲は、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」のOPテーマ「進め、たまに逃げても」を含む、全8曲。特典DVDには、ドラマキャストでもあるイケメン俳優・成田凌が出演するMVも収められています。2016年11月からは、ユニット史上最大となる全国14都市を巡るツアーが始まるなど、過去最大の盛況を呼んでいるチャラン・ポ・ランタン。

特にライブでは、耳で聴くだけでは体感できない独特の世界観で、中毒者を続出させているようです。その傑出したチャラン・ポ・ランタンのステージパフォーマンスからは想像し難いものですが、デュオ結成前の2人は、ほぼ口をきくこともなかったといいます。幼い頃の姉・小春は、他人とのコミュニケーションが極端に苦手な、いわゆる”コミュ障”でした。

対人関係がうまくいかずに、小学4年生で転校を余儀なくされたばかりか、家庭でもほぼ口をきくことがなかったそうです。その頃から、社会との関わりを絶ちたいがために、「ホームレスになって、大道芸で食べていこう」と考えていたといいますから、かなりの重症といえそう。

一方、妹・ももは、部活や友人との関わりを謳歌する”リア充”そのもので、姉と共に観た「シルク・ドゥ・ソレイユ」のサーカスにも興味を示しませんでした。現在、力強い歌声と容姿で注目を集めるようになった妹・ももと、Mr,Childrenや、NHK朝ドラ「べっぴんさん」の主題歌「ヒカリノアトリエ」のサポートメンバーも務める実力派・アコーディオン奏者となった姉・小春。

人との関わりを絶ちたいがために始めた小春の大道芸が、初めて姉妹を交わらせ、世に出ていくきっかけとなったと思うと、このチャラン・ポ・ランタンには、よりいっそうのドラマ性を感じさせられます。

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