2022年6月20日 更新
福田雄一 妻は鬼嫁?息子は?ムロツヨシとホモ疑惑の真相は?!
福田雄一 理由なく殴る妻が好き 水川あさみ似の鬼嫁とその息子とは?
バカバカしいシリアスな世界を創らせたら天下一品。映画やドラマ、舞台の脚本、監督で「コメディの奇才」と呼ばれる福田雄一は、家の中では鬼嫁に尻を敷かれる恐妻家のようです。
妻の鬼嫁ぶりは、福田雄一が「週刊現代」で連載しているコラム「妻の眼を盗んでテレビかよ」でもよく吐露されています。福田雄一によると、妻はちょっと水川あさみに似ているそう。
妻の容姿というよりも「何の理由も前触れもなく、すれ違いざまにフルスイングで殴ってくる」という癖にそれを彷彿させるものがあるといいます。某番組では、そんな妻を、福田雄一は「在宅ヤクザ」と名付けていました。
そして、自分のことを「暴れるし、家事を一切しない女が大好きな、物好きなA型の男」と分析。妻に代わって、毎日の弁当作りまで全ての家事をこなしていたとしても「あんたがやるから私がダメになった」と言い放つ鬼嫁をこよなく愛す……
福田雄一は、どうやらドMな性格らしいです。自分の父親と、TVで見かける福田雄一が同一人物だと認識していないという4歳の息子は、「33分探偵」に誘拐される役で出演していましたね。
福田雄一 新井浩文もドキドキ……ムロツヨシとホモ疑惑の真相は?!
「福田雄一の作品にムロツヨシあり」というくらい、福田雄一とムロツヨシのタッグは多すぎます。このことから、あちこちで福田雄一とムロツヨシの間にホモ疑惑が浮上しているというのです。
その噂のせいで、俳優・新井浩文は、映画「明鳥 あけがらす」の初日舞台あいさつに、福田雄一とムロツヨシ2人で一緒に来るんじゃないかとドキドキしたそうです。なにはともあれ、別々にやって来た福田雄一とムロツヨシですが、舞台でのトークでは若手が入る隙もないほど、この2人の独壇場になってしまいました。
しかし、その後のフォトセッションでは、ムロツヨシは2人の仲を案じていた新井浩文に腕を絡み付けて密着。どちらかと言うと愛妻家である福田雄一ではなくて、38歳独身のムロツヨシのほうが怪しい匂いがしますが、過去には女性との恋愛経験もちゃんとあるようですからご安心を。
今や、ムロツヨシのアドリブ演技は、福田雄一作品に不可欠な要素。そのオファーが欲しくてたまらないムロツヨシは、甲斐甲斐しく得意料理「ムロ鍋」で福田雄一の胃袋をがっちり掴んでいることから、ホモでなくとも2人の相思相愛は間違いなさそうです。例の鬼嫁からも、福田雄一は「ムロツヨシを手放すな」と忠告されているとか。
福田雄一 ドラマ「アオイホノオ舞台」映画「明烏」あらすじ、キャスト!
福田雄一 漫画家をめざす若者の青春ドラマ「アオイホノオ」のあらすじ、キャスト
2014年、漫画家・島本和彦が自身の体験を元に描いた作品「アオイホノオ」がドラマ化されました。島本和彦を尊敬する福田雄一は、「監督として全て神回にする」と誓ったそう。柳楽優弥が演じる主人公・焔モユルの感情をコメディ風にデフォルメしたオーバーな表情など、見事に福田雄一を感じさせる世界観に仕上がっています。
ドラマの舞台は80年代の大阪芸術大学で、主人公モユルは漫画家志望の学生。その気になればいつでもプロデビューできるという根拠のない自信はあるものの、実力も行動力も伴っておらず、同じくクリエイターを目指す凄腕の同級生たちに挑んでは敗北感を味わいながら成長していくという青春ストーリーには共感する人も多かったのではないでしょうか。
そして、実在する80年代の人気アニメなどのキーワードが盛り込まれていることも共感ポイント。同級生として登場するのは、安田顕が演じる庵野ヒデアキ、ムロツヨシが演じる山賀ヒロユキなど、言わずと知れた日本アニメ界屈指の人物たちで、彼らの若かりし頃も知ることができます。
映画「明烏」 ダメホストの阿鼻叫喚も笑い飛ばすあらすじ、豪華キャスト
借金返済期限間際に1000万円を手に入れたことを祝って仲間たちと宴会を開くという夢を見た、菅原将暉が演じる最下位ホスト・ナオキ。12時間以内に返済できなければ東京湾に沈められるというのに、登場人物は誰も頼りにならずに悪あがきするというのが「明鳥」のあらすじ。
一見重そうなテーマも軽快に笑いへと導く手法が、福田雄一が監督、脚本家として「コメディの奇才」と呼ばれるゆえんです。この作品の題材は、古典落語の人気演目「明鳥」や「品川心中」だそうですが、それを単に現代風にしたというわけではありません。
毛色の違う世界を、パンチの効いたセリフ回しと巧妙な間で、福田雄一作品の脚本の世界へ引っ張り込み、全く滑稽でバカバカしい別次元へと昇華させてしまっています。それを彩るキャストには、同僚ホストには城田優、ツケを払わない女性客に吉岡里帆、借金取りには悪役俳優・新井浩文という豪華俳優陣。
普段はシリアス顔の彼らでも、福田雄一にかかればコメディの要素を放出することが許されてしまいます。もちろんこの作品にも「福田組」と言われるムロツヨシや佐藤二朗も出演していていますから、ビリビリと脳内が刺激されることはうけあいでしょう。
福田雄一 「バカバカしいニューワールドの創造主」の実力
福田雄一は、お笑い番組を見るために学校の欠席させるのも厭わないような父親のもと、クレイジーキャッツに大きな影響を受けて育ちました。ゆえに喜劇に傾倒し、成城大学在学中には劇団「ブラボーカンパニー」を設立。脚本、演出の技術を磨き、自分の笑いの世界を構築していきます。
監督や脚本、芝居以外にも、「笑っていいとも」や「SMAP×SMAP」の放送作家として活躍してきた福田雄一には、世界を創造する力があるといっても過言ではありません。少なからず作家は架空の世界をリアルに描き、作品に投影するという作業を行っているはずですが、福田雄一の作品のセリフやキャラクターの佇まいは「いやいや、ないない」というような現実離れしたものばかり。
ストーリー展開だけではなく、出演するキャラクターそのものに漫画でしかありえないような脚色を与えることによって、彼の作品の中でしか存在しえないような一種のニューワールドを見せられているような気にさせてくれます。
それでいて、「勇者ヨシヒコ」の薬草と父親を探しと魔王討伐の旅、「HK変態仮面」の遺伝性変態の疑いへの執拗なこだわりを、物語の主人公たちがまるで世界の真理であるかのようにもだえる姿など、福田雄一自身もその世界をどこか客観視して嘲笑している節も見られるような気がします。
しかし見る者を決してバカにはしていないのは、そのおバカな世界に出演者たちを溶け込ませ、誰一人中途半端にはしていない演出から分かりますよね。だからこそ一度出演した俳優たちも福田雄一から離れないのかもしれません。