2022年10月11日 更新
Foorin結成秘話を紹介!ユニット名の意味は?オーディションには米津玄師も
◆メジャーデビュー:2018年8月15日
◆メンバー:ひゅうが、もえの、たける、りりこ、ちせ
◆レーベル:ソニー・ミュージックレコーズ
Foorinは米津玄師の発想から生まれたキッズグループ
今や飛ぶ鳥を落とす勢いのFoorin(フーリン)は、小中学生で結成された5人組ユニットです。「NHK2020 応援ソングプロジェクト」の公式ソングとしてFoorinが歌う「パプリカ」は、米津玄師が作詞・作曲・プロデュースを手がけたことでも注目されました。
難易度の高い曲を多く書いてきた米津玄師にとって、万人が歌い踊ることのできる曲作りは、新たなステージへ進むチャレンジでもあったといいます。歌い手は決まっておらず、彼の中で思い当たる人物もいなかったため、オーディションで決めることになったと、Foorinの結成や「パプリカ」制作の舞台裏について語ったエンタメサイトのインタビューで明かしています。
オーディションをする時点でも、歌い手や曲に関する具体的なイメージはなかったという米津玄師。応募者には18歳くらいの人もいたそうですが、子供も歌って踊れる曲ということで、漠然と歌い手も子供が良いのかなという考えはあったそう。そんな中、まず選ばれたのがメインボーカルのもえのとひゅうが。もえのは途中で歌を間違えても動じない度胸の良さ、ひゅうがは磨く前の天然石のように無垢で歌い方にも光るものがあり、2人の対比が良いコントラストになりそうだと思ったのが選考理由だったとか。
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この2人を軸に、どんなメンバーを加えたら良いかと考えた結果、たける、りりこ、ちせの3人が選ばれました。5人になったのは、米津玄師がこれまで見てきたバンドやマンガで、5人くらいが良い相互作用を生みだしているというのが理由のようです。
米津玄師が天性の勘で選んだ5人で生まれたFoorinが「パプリカ」を初披露したのは、2018年7月24日放送のNHK特番「内村五輪宣言!~TOKYO 2020開幕 2年前スペシャル~」でした。その翌月からは「みんなのうた」で2ヶ月間放送され、YouTubeでもダンスビデオを公開。話題の高まりとともに、2019年には米津玄師のセルフカバーバージョンが「みんなのうた」で放送された他、英語バージョンや楽団バージョン、手話バージョンなども制作されています。
米津玄師がFoorinと名付けた意味は?
ユニット名の「Foorin」は奇をてらったものでなく、日常的にあるような名前にしたいと考えていたところ、5人が心地よいリズムに乗せて元気いっぱいに歌いながら可愛いダンスを踊る姿に風鈴が重なったという米津玄師。「からっとした感じもちょうどいい」とイメージ的にも良かったので決めたと、先述のインタビューで語っています。
YouTubeに公開した「Lemon」のMVが、2020年1月時点で5億回以上という驚異的な再生回数を叩き出している米津玄師は、ハイセンスの塊です。Foorinという名前も覚えやすいうえに親しみやすく、万人に親しまれるように世界を見据えていたのではないでしょうか。
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「パプリカ」はすでに日本を飛び出し、海外の各国に広がっています。ジャスミン、コールバン、レン、エヴァンジェリン、クララの5人で結成された「Foorin team E」の歌う英語バージョン「Paprika」のYouTube動画は、公開から1ヶ月で220万回を超える再生数を記録。米津玄師バージョンのMVは5ヶ月で6827万回超え、Foorinのオリジナルバージョンは半年で1億5726万回超えと、どのバージョンも短期間で驚異的な伸びを見せ、「Tokyo 2020」の盛り上がりを後押ししています。
Foorinのメンバーを紹介!超有名映画監督の娘も?
Foorinの気になるメンバーを紹介!
Foorinは、メインボーカル2人とダンス・コーラス3人の5人組。メインボーカルは「ひゅうが」こと吉田日向(よしだひゅうが)と、「もえの」こと住田萌乃(すみだもえの)。ダンス・コーラスは「たける」こと楢原嵩琉(ならはらたける)と「りりこ」こと池下リリコ(いけしたりりこ)、「ちせ」こと新津ちせ(にいつちせ)です。
東京都出身のひゅうがは2006年10月13日生まれ、中学生ながら端正な顔立ちのイケメンで、ユニットを引っ張るリーダーシップもあるのだそう。もえのは兵庫県出身の2008年3月29日生まれ。ドラマで見た気がすると思う方もいるかもしれませんが、それもそのはず、2014年9月から放送された朝ドラ「マッサン」の主人公である亀山政春、エリー夫妻の長女・エマの子供時代、同じく朝ドラで、2019年9月から放送をスタートした「スカーレット」でも、ヒロイン川原喜美子の妹・川原百合子の子供時代を演じるなど、数々のドラマに出演しています。
2006年4月8日生まれのたけるは、小さい頃の羽生結弦にソックリ。笑うと目が線になり、愛嬌のある癒し系タイプですね。りりこは生年月日などの詳しいプロフィールは非公開のようですが、劇団ひまわりに所属する子役タレントです。
Foorinのメンバーに超有名映画監督の娘が!?
Foorinメンバーで最年少のちせは、「君の名は。」「天気の子」などで知られるアニメ監督・新海誠の娘です。東京都出身、2010年5月23日生まれのちせは、2歳からりりこと同じく劇団ひまわりに所属。2014年にはミュージカル「ミス・サイゴン」で舞台デビューを飾っています。
ここから映画にドラマに大活躍のちせは芦田愛菜を彷彿とさせる才能の持ち主と評価が高く、2019年10月18日公開の「駅までの道をおしえて」では、9歳にして映画初主演。今後の成長が大いに期待できる逸材です。
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Foorinが史上最年少でレコード大賞受賞!紅白出演は2回目だった?
2018年から2019年にかけて、「ミュージックステーション(Mステ)」「ベストヒット歌謡祭」「FNS歌謡祭」などの歌番組を沸かせたFoorinの「パプリカ」は、2019年12月30日放送の「第61回 輝く!日本レコード大賞」で大賞に輝きました。9歳で受賞したちせは史上最年少のレコ大受賞歌手となり、もえの、りりこをあわせた3人が小学生で受賞したことも、史上初の快挙です。
大晦日の「NHK紅白歌合戦」でFoorinの曲順は、第1部のトップバッターでした。労働基準法により15歳以下は21時以降のテレビ出演ができないのを配慮してのことでしょう。この日は「紅白スペシャル」ということで「Foorin team E」による英語バーションも披露。会場を明るく盛り上げ、一番手の役目を見事に果たしました。
Foorinの紅白出場は2019年が初とされていますが実は2回目で、2018年の紅白に「夢のキッズショー ~平成、その先へ~」というEテレ60周年記念の企画コーナーに出演しています。ここで披露された「パプリカ」は視聴者の反響を呼び、「米津さんプロデュースだけあって中毒性がすごい」「お正月中も『パプリカ』がずっと頭で流れてる」と、耳に残るメロディにハマった人の声がネット上に多数あふれました。
東京オリンピック・パラリンピックの開催が7月24日に迫り、2020年はますますFoorinの歌を聴く機会が増えることでしょう。明るく元気なFoorinの歌声とダンスは、誰の心も癒してくれます。小中学生で結成されたFoorinが世界中を笑顔でつなぐなんて、とても素敵なことですね。
「パプリカ」のダンスをマスターしたい方は、Eテレの公式サイト「NHK for School」で解説動画が公開されています。お遊戯会や運動会などで採用された時には、チェックしてみてください。
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