藤森照信ってどんな人?プロフィールを紹介!高部公民館設計完成時期は?
◆出身:長野県
◆出身校:東京大学大学院
◆代表建築:神長官守矢史料館・高過庵
藤森照信、日本を代表する建築家!
藤森照信(ふじもりてるのぶ)は、自然建築デザインを専門とする建築家です。
東北大学工学部建築学科卒業後に東京大学大学院で近代日本建築を研究し、1986年からはアジア建築の研究も開始。その後、1991年に竣工、開館した神長官守矢史料館を設計し、45歳で建築家としてデビューします。
東京大学名誉教授、東北芸術工科大学客員教授、東京都江戸東京博物館館長という肩書きも持つ藤森照信は多くの日本建築家から尊敬を集め、建築に携わったラ コリーナ近江八幡 草屋根で、2019年度の日本芸術院賞を受賞しました。
藤森照信が新高部公民館の設計を担当!
藤森照信は茅野市高部区に1991年に市神長官守矢史料館を建築しました。「空飛ぶ泥舟」「高過庵」「低過庵」といった茶室も点在するこの史料館は、藤森照信が自身の生まれ育った地の建築物を手がけた処女作にして代表作でもあり、多くの人が訪れています。
同史料館が長年人気を得ていることもあり、茅野市高部区は同区の公民館を藤森照信の設計で建て替えることを決定。2020年2月には区総会で基本設計の模型が披露されました。
新高部公民館は2021年5月の完成が予定されており、木造平屋の外壁は昔の村の木の塀や倉の腰板にちなんで本格的な焼き杉の板張りになる予定ということです。
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藤森照信の茶室がインスタ映え?茶室をめぐるツアーもあるくらい話題に!
藤森照信の茶屋はインスタ映えするユニークな形だった!
藤森照信が設計を手掛けた茶室は、茅野市高部区に3つ存在します。
アニメに出てくるような木の幹の上にポツンと建つ「高過庵(たかすぎあん)」、はしごを登った先にあるワイヤーで宙に吊るされた「空飛ぶ泥舟」、半分が地中に埋まっている「低過庵(ひくすぎあん)」の3つです。
架空世界に存在するような建物となっているため、訪れた人はインスタに写真をアップすることが定番となっており、インスタ映えするスポットとして、インスタグラマーの間でも話題になっています。
藤森照信の茶室のツアーがスタート!
藤森照信の茶屋は藤森照信個人の所有物となっているため一般公開はされておらず、市の許可がある場合に公開される形となっています。2019年9月からはツアーが組まれ、認定ガイド立ち合いのもとで茶室を巡ることができます。
このツアーでは茶室だけでなく、諏訪大社前宮などを回って茅野市高部区の歴史を知ることもでき、神長官守矢史料館といった藤森照信の他の作品も訪れることが可能ということで多くの大人気のツアーとなっているようです。
「フジモリ茶室プレミアムガイドツアー」は2名から申込み可能ですが、3名以上で申込むと1人あたりの参加費が少し安くなります。実施期間は雨天の日を除く4月から11月とされており、12月から3月までは行われていません。申込みはツアーの公式サイトで受け付けていますが、2020年7月時点では、新型コロナウィルス感染拡大の影響により休止されています。
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藤森照信が情熱大陸出演!ジブリの世界と言えるほどの独創的な建築がすごい!
藤森照信にドイツの美術館からオファー!情熱大陸で密着!
藤森照信は、2020年6月21日放送の「情熱大陸」に出演しました。
建築と自然の共存をテーマにしていることで注目を集め、自然の素材や植物を建築に生かしていることが広く認知されるきっかけとなった藤森照信の建築作品は、大きな反響を呼びました。
同番組で密着したのは、ドイツ・デュッセルドルフ郊外にあるインゼル・ホンブロイッヒ美術館からオファーを受けた茶屋をデザインする作業でした。日本の伝統技術である焼杉を披露すると、ヨーロッパの人には初めての技術ということもあって、大きな関心を示す人の声が多く寄せられました。
藤森照信がジブリの世界を彷彿?ラ コリーナ近江八幡に注目が集まる!
藤森照信は「情熱大陸」で、日本芸術院賞を受賞した「ラ コリーナ近江八幡」に新たに建築する可動式建築「銅仮面」を造る様子も密着取材を受けていました。
ラ コリーナ近江八幡はジブリの世界を彷彿させる建築としても注目を集めており、緑で覆われた建物が幻想的な世界観を作りだしています。
藤森照信は独創的でユニークながらも日本らしさを失わないそのデザインで、これからも日本の建築ファンのみならず、海外から訪れる観光客の目も楽しませてくれそうですね。
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