2022年12月27日 更新
さだまさしが35億円借金してまで作成した映画「長江」に賭けた思いとは!あらすじ感想!
さだまさしが35億円借金してまで作成した映画「長江」に賭けた思いとは!
さだまさしは、シンガーソングライターであり、小説家でもあります。フォークデュオグループの一員としてデビューしたあと、ソロのシンガーソングライターとして活動を開始し、代表曲「関白宣言」は、皆さん一度はお聞きになったことがあるでしょう。
また、さだまさしは、長江の流れに沿って通りすぎる街と人々と歴史を追うドキュメンタリー映画「長江」を作成しました。その際、35億円借金したと語っています。さだまさしが、35億円もの借金してまで作成した、映画「長江」に賭けた思いとはどのようなものなのでしょうか?
興行成績は、ドキュメンタリー映画としては異例の東宝洋画系120館で上映される大ヒット作となった「長江」。しかし、諸経費がかさんだことから、借金のほうが膨れあがってしまったそうです。諸経費がかさんだ理由は、35ミリ映画フィルムに変更して撮影したことや、長江の源流域への立ち入り交渉が難航したため、撮影スケジュール超過してしまったからだそうです。しかし、さだまさしが、中国でどうしても撮影を続けたかったのは、中国への憧れ・強い思い入れがあったから。
さだまさしの祖母は、シベリアに渡り、ウラジオストクで料亭を経営していました。そして、さだまさしの祖父は、中国からシベリアに股にかけたスパイだったそうです。官憲に追われて逃げ込んだとき、ずっとかくまっていたのが祖母でした。その後、二人の間に生まれたのがさだまさしの父です。
中国は憧れであると語るさだまさしは、自身の父が生まれた場所、そして祖父・祖母が生き抜いてきた土地ということで思い入れが強いのでしょう。映画「長江」は、さだまさしの人間としての原点をたどる旅でもありました。それを知ると、借金をしてまでも作成したかった思いの強さにも納得がいくというものです。
さだまさしの作成映画「長江」のあらすじ感想は?!
さだまさしが作成した映画「長江」は、制作・監督はもちろん、音楽・主演もさだまさしが務め、総監修が市川昆。ドキュメンタリー映画なので、ストーリーはありませんが、あらすじは、さだまさしが長江の最初の一滴を見たいという目的で、中国へ旅立つところから始まります。
さだまさしは、長江の源流をたどりながら、長江沿いの街並みや、人々の様子、周辺の名所を紹介。時には川船で移動しながら、長江の源流を目指していくのです。しかし、安全上の理由から、長江源流における中国政府からの撮影許可がおりません。その後、さだまさしが向かったのは峨眉山。3000メートル以上の高山である峨眉山を登った先には……さだまさしが目指した長江の源流が見えました。
さだまさしが憧れた、中国・長江源流の最初の一滴。映画「長江」は、中国の広大な自然がありのままに感じられる映像にあふれています。自然に触れるからこそ、感じられること、考えさせられることがたくさん見つかる映画です。
さだまさしの「今夜も生でさだまさし」はNHK唯一の反体制番組!?「受信寮の人々」CMがガチすぎる
さだまさしの「今夜も生でさだまさし」はNHK唯一の反体制番組!?
さだまさしの「今夜も生でさだまさし」は、季節の節目ごとにNHK総合テレビで生放送されるバラエティ番組です。視聴者からの投稿を元に、さだまさしが自由に発言し、1~2曲生演奏する内容で構成されています。番組内のさだまさしの発言は、まさにフリートーク。
毎回、特定の商品名を出したり、同時刻に放送されている裏番組について言及したり、ニュースで話題になっている人の実名をあげたりと、本当に自由に発言しています。他の民放局とは異なり、お堅いイメージのあるNHK。さだまさしの「今夜も生でさだまさし」は、NHK唯一の反体制番組といってもいいかもしれません。次は何を取り上げ、どんな爆弾発言をしていくのでしょうか。自由な発言満載の「今夜も生でさだまさし」が、これからも楽しみでなりません。
さだまさしの「受信寮の人々」CMがガチすぎる!
NHKは、受信料の支払いを呼び掛けるスポットCMとして、受信「料」と「寮」とをかけた「受信寮の人々」を制作しています。スポットCM「受信寮の人々」の第7話に登場するのがさだまさし。実は、同じNHK番組「今夜も生でさだまさし」の収録の続きとして、このCMは撮影されているというからユニークですよね。受信寮の住人である平野レミや黒島結菜が受信寮を飛び出し、「今夜も生でさだまさし」番組収録の観覧席にやってきたという設定です。
読み上げられる投稿ハガキは、さだまさしからのもの。もちろん、テーマは受信料についてで、ガチな内容です。面白おかしく、そして分かりやすく、受信料はなぜ必要なのかを端的に説明していて、印象にも残るCMに仕上がっています。今後の受信寮CMシリーズに、さだまさしが再登場することはあるのでしょうか。それも楽しみにしたいですね。
さだまさしが本業シンガーソングライターとしても輝き続ける姿!
さだまさしは、バラエティ番組出演に映画製作にと、幅広い活動をしていますが、やはり本業はシンガーソングライター。さだまさしの語りかけるような歌は、心を包み込むあたたかさがあります。そんなさだまさしが、テレビ番組「徹子の部屋」40周年記念として開催された「第10回 徹子の部屋コンサートin武道館」に出演しました。
コンサート中では、さだまさしが作詞・作曲をした山口百恵の名曲「秋桜」を披露しています。この「秋桜」は、さだまさしもセルフカバーしており、日本百選にも選ばれるほどの名曲です。しかもこのコンサートでは、歌手の森山良子も登場し、さだまさしと二人で熱唱したのですから、さらに豪華!新しい「秋桜」の世界が開かれました。また、徹子の部屋コンサートでは、盟友である南こうせつの「神田川」の際に、さだまさしがバイオリニストとしても登場。さだまさし、歌に演奏にと魅せてくれますね。
さだまさしには、年齢を感じさせない活躍で、これからも舞台に花を咲かせ続けてほしいものです。もちろん、シンガーソングライターのさだまさしとして、今後も、名曲を世に送り出してくれることでしょう。バラエティ番組で共演している、ももクロなど若者との異色コラボなども面白そうですね。さだまさしの多彩な活動に、今後も期待が高まります。