2022年3月28日 更新
高良健吾が出演映画「蛇にピアス」で舌にしていたピアスは本物?
高良健吾が出演映画「蛇にピアス」2つに分かれた舌先は生まれつき!?
高良健吾が出演映画「蛇にピアス」で見せた2つに分かれた舌先は本物なのでしょうか。2008年に公開された「蛇にピアス」は、金原ひとみの芥川受賞作「蛇にピアス」が原作。吉高由里子と高良健吾の濡れ場もさることながら、思わず目をそむけたくなるような痛々しい”身体改造”の描写のインパクトはかなりのものでした。中でも最もおぞましかったのは、高良健吾演じるアマの”スプリットタン”。
スプリットタンとは「蛇の舌」のことで、その名の通り、舌先が2つに割れている状態。舌にピアスを刺して少しずつ穴を拡げていき、最後に糸で縛って舌先を切り離すと出来上るそうですが、役作りとはいえ、こんなことをしてしまっては後の役者生命が危ぶまれます。高良健吾は生まれつき舌先が2つに分かれているのでは?という議論も飛び交いましたが、実際はCGで再現されたものだったそうです。
高良健吾が出演映画「蛇にピアス」ピアス、刺青は本物!?
高良健吾が出演映画「蛇にピアス」で演じたアマは、2つに分かれた舌先「スプリットタン」の他も、色々と衝撃的でした。左耳に3つ、右耳に6つ、口の下にも角のようなピアスを3つ刺しており、さらには左眉も3本のピアスで串刺し状態。計15個のピアスに加え、髪型は燃えるような赤いモヒカン、肩から背中にかけて龍の刺青……というのがアマの身体的特徴です。
舌先と同じく、あまりにリアルに作られているため、本物では?と疑いたくなりますが、ピアスや刺青も特殊メイクなのだとか。最終的にアマは行方不明になった後に、リンチされた惨殺死体で発見されるのですが、映像の描写がなかったのはせめてもの救い。ただ、「蛇にピアス」の奇抜なルックスで一躍脚光を浴びたことが、その後の高良健吾の活躍の礎になったのは間違いありません。
高良健吾に吉高由里子が「好きだよ」と告白!内気な性格がわかるエピソード集!
高良健吾に吉高由里子が「好きだよ」と告白!2人は熱愛関係なの?
高良健吾と吉高由里子が「蛇にピアス」以来、5年ぶりに再共演した映画「横道世之介」の初日舞台あいさつでの出来事。作品への並々ならない愛情を語る吉高由里子でしたが、「12時間中8時間は、世之介(高良健吾が演じる主人公)のことを考えていた」と、所々に思わせぶりな発言を挟みます。
そして最後に高良健吾を見つめながら、「高良君への気持ちは、これからも続いていくと思います。好きだよ……」と公開告白。「蛇にピアス」以来、高良健吾と吉高由里子には熱愛の噂があっただけに、かなり際どい発言のようにも思えます。その前の吉高由里子の発言には、高良健吾は”「蛇にピアス」以来の戦友””唯一自分の不安定な時代を知っている人物だから信頼できる”といった内容のも見られました。少なくとも吉高由里子にとって、高良健吾は友達以上恋人未満という感じなのでしょうか。
高良健吾は内気で不器用すぎ!優しすぎる性格とは?
高良健吾は吉高由里子の告白を目の前に、「嬉しいけど、恥ずかしいけど、ありがとう……」と不器用なお礼を述べています。そのモジモジ具合に加え、「昔は暗かったんです。『蛇にピアス』から成長した」と語る高良健吾。実は子供の頃から内気な性格だったようで、小学校5年生の学芸会では、セリフのない銅像役を志願するほどでした。昔からよくモテたそうなのですが、二次元の女性、特に綾波レイに走ったこともあるのだとか。
人見知りで有名な堀北真希は、「高良さんも私と同じく人見知りで、お互い、現場でおしゃべりもない」と、高良健吾の内気な性格を証言しています。吉高由里子によると、高良健吾は話を理解していなくてもそのまま聞き続ける事がたびたびあるといい、NHK朝ドラ「おひさま」で共演した井上真央は、おぶられるシーンで「重いでしょ」と言ったら、高良健吾から「30kg以上の人はみんな重い」と返ってきたため、「意外と心が分かってない」と評しています。しかしこれは、間違いなく内気で不器用に隠れた”優しさ”ですよね。
高良健吾の演技幅がスゴイ!「シン・ゴジラ」で新境地?!
高良健吾が、2016年7月29日公開の映画「シン・ゴジラ」に出演することが分かりました。「シン・ゴジラ」は、高良健吾を含めて、役名のあるキャスト数が328人に及ぶ超大作。328人の中には、長谷川博己や竹野内豊、石原さとみや大杉連、余貴美子らベテラン俳優まで日本映像界の主要俳優が名を連ねていますが、ここに出てこないわけはないというくらい、今の高良健吾の存在感は増しています。
高良健吾のデビュー作は、2005年のドラマ「ごくせん2」。すでにその頃から脇役ながらも端正な顔立ちや突出した演技力が話題となり、雑誌で特集が組まれるほど注目されました。最近では、2015年の大河ドラマ「花燃ゆ」の高杉晋作役や、2016年の月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」、通称「いつ恋」の引っ越し屋さん役を演じていますが、まさか「蛇にピアス」のアマと同一人物とは思えない演技の幅の広さ。高良健吾が28歳の若さでブルーリボン賞や日本アカデミー優秀助演男優賞をはじめ、10の主要映画賞を受賞している事実が、その実力を物語っています。
超絶アウトローだったり、とても現代人とは思えないレトロ感を醸し出していたり、変幻自在の憑依型俳優とはまさにこのこと。内気で自己主張の少ない性格は、高良健吾にとってコンプレックスだったかもしれませんが、そういう人こそ役を語らせた時に恐ろしいものはありません。高良健吾は、長らく映画中心の俳優でしたが、これからはドラマでももっとお目にかかりたいものです。