赤塚不二夫の都市伝説エピソード集!「おそ松さん」第1話が発禁に!

2016年1月12日 更新

赤塚不二夫の都市伝説(2億円横領、原稿紛失、麻雀)エピソード集!

赤塚不二夫の都市伝説!!2億円横領されても「これでいいのだ~」

赤塚不二夫の生きざまがスゴかったらしいという噂が絶えません。赤塚不二夫の逸話の数々は、都市伝説として語り継がれ、多くの人々の胸を熱くしてきました。その中でも、「2億円横領事件の被害者でありながら犯人を告訴しなった」という仰天エピソードは、とても有名。

信用していた税理士に2億円の脱税をして逃げられたとあっては、普通なら、憎いばかりで、警察に突き出しただけでは怒りは収まりませんよね。ところが、警察に「告訴しますか?」と問われた赤塚不二夫は、若い税理士の将来を案じて全てを許してあげたのです。

そして、その時に放った言葉が、バカボンパパの名ゼリフ「これでいいのだ~」でした。そうかと思えば「3万円貸してください」なんて相談事には「ヤダ!」と一刀両断。懐が深いのか、単なる気まぐれだったのか……赤塚不二夫、何とも底知れない人です。

赤塚不二夫の都市伝説!!原稿紛失事件に、ロンしない麻雀……

赤塚不二夫にまつわる都市伝説はまだまだ存在します。担当編集者が、締め切り前日に赤塚不二夫から受け取った原稿を、おそらくタクシーの中で紛失してしまった時のことでした。担当編集者は落胆と怯えに身を震わせながら、赤塚不二夫に原稿紛失の事実を伝えます。

すると、赤塚不二夫は怒るどころか笑って「描き直せばいい」と言ってのけたらしいのです。さらには「こんな時は飲もう」と編集者を誘って2人で飲み明かした後、一気に同じストーリーの原稿を描き上げてしまった赤塚不二夫。まるで神ではありませんか。

また、「ニャロメのおもしろ麻雀入門」という本を出すほどの麻雀好きである赤塚不二夫には、「絶対にロンをしない」という都市伝説級のエピソードもあります。赤塚不二夫の葬儀時に読まれたタモリの弔辞によると、「相手の振り込みでアガると、相手が機嫌を悪くする」という理由で、毎回のようにツモるまで待っていたという赤塚不二夫。また、そんな赤塚不二夫が麻雀で勝ったのを見たことがないとも、タモリは言っておりました。どこまで優しいんですか、赤塚不二夫。

赤塚不二夫の名作アニメ化「おそ松さん」感想あらすじ!豪華声優キャスト陣!

赤塚不二夫の名作アニメ化「おそ松さん」感想あらすじ!下ネタ、パロディの応酬で第1話が発禁に!

赤塚不二夫の生誕80周年を記念して、往年の名作である「おそ松くん」が大人になった姿を描く「おそ松さん」が10月から放送されています。大人になっても全く同じ顔と服装で、以前と同じ家に住んでいる松野家のごくつぶしの六つ子たち。

顔ぶれは、小学六年生から成長なしの馬鹿な長男・おそ松、切れ者だけどいたずら好きな次男・カラ松、兄弟唯一の常識人でツッコミ役の三男・チョロ松、しれっと毒を吐く四男・一松、お馬鹿で能天気なトラブルメーカーの五男・十四松、甘え上手世渡り上手な末っ子・トド松。猛スピードギャグと、嵐のようなパロディを繰り出し、ノリツッコミを繰り返すという非常に挑戦的な作品になっています。

ところが、先日、アニメ「おそ松さん」第1話「復活!おそ松くん」のネット配信終了が決定。Blu-ray&DVDパッケージ第一話としても収録されないことが分かりました。この作品は下ネタを含みますが、深夜放送枠なのでその点では問題ないでしょう。

しかし、一番人々の度胆を抜いたのは、縦横無尽なアニメキャラパロディの応酬。これが問題視されてしまったのです。若干和らいだとはいえ、2話目以降も懲りずにやっていますがね……。

赤塚不二夫の名作アニメ化「おそ松さん」豪華声優キャスト陣!

下ネタにパロディ……このクズさがたまらないというファンが早くも続出している赤塚不二夫生誕80周年記念アニメ「おそ松さん」は、豪華声優キャスト陣も話題になっています。

六つ子の長男・おそ松には、「あの花」で”ゆきあつ”を演じた櫻井孝宏。カラ松に「ハイキュー!!」”黒尾鉄朗”でおなじみの中村悠一、チョロ松に「進撃の巨人」”リヴァイ”や「黒子のバスケ」”赤司征十郎”の神谷浩史、一松に「デュラララ!!」”新羅”や「暗殺教室」”殺せんせー”の「福山潤」、十四松に「黒執事」”セバスチャン・ミカエリス”の小野大輔、トド松に「千と千尋の神隠し」”ハク”の入野自由、というイケボイス声優ばかりが起用されています。

ハードな作品内容にもかかわらず、アフレコ現場では初回から爆笑に包まれていたという六つ子たち。「ギャグ耐性」も選考の必須条件だったに違いありません。また、この作品で忘れてはならないのが「シェ~」のイヤミ。彼を演じるのは、「ガンダムSEED」”シン・アスカ”の鈴木健一。イヤミさえもイケボイスとは何ということ……。ちなみに六つ子の永遠のマドンナ・トト子は、遠藤彩が演じています。

赤塚不二夫なら何て言う?!「おそ松さん」発禁の第1話が気になる!!

赤塚不二夫生誕80周年記念アニメ「おそ松さん」の第1話が発禁になるという情報を受け、ネットでは「消えないで!」と惜しむ声が多く飛び交っています。問題の「おそ松さん」第1話に少しだけ触れておきましょう。「昭和アニメの自分たちに人気が出るのか」と危ぶむチョロ松の不安から始まった、六つ子の”現代アニメ化作戦”。

と、急に場面はイケメンアイドル6人組がステージで歌い踊るシーンに切り替わります。全くキャラデザインが違いますが、これが「おそ松さん」たち六つ子の姿なのです。その後、BL(ビックリするほど・ルックスがいい)制・松野学園の「F6」と称した六つ子が登場したかと思えば、「コードギアス 反逆のルルーシュ」に登場する紋章っぽいペンダントを付けた一松に迫られたトト子が、鼻血を出して失血死。

やがて、イケメン姿を保てなくなった六つ子たちは「ハイキュー」「黒子のバスケ」「セーラームーン」「バーチャファイター」……数多くのキャラに扮し始め、学園の巨大壁を打ち破って侵入してきた”巨人”チビ太と戦うことに。この支離滅裂な第1話は今回葬られますが、代わりにBlu-ray&DVDには完全新作話が収録されるようです。

この一連の出来事には「赤塚不二夫が草葉の陰で泣いてるぞ!」という意見もありますが、「辻褄が合えば何をやってもよし」なんて言っていた赤塚不二夫のこと。きっと大らかに「これでいいのだ~」と笑っているに違いありません。

都市伝説化するほどの心のキャパシティは、赤塚不二夫の編集者として35年間も寝食を共にした武居俊樹の著書「赤塚不二夫のことを書いたのだ!!」や、それを実写映画化した「これでいいのだ!!映画★赤塚不二夫」で詳しく知ることができるはず。この機会に、そちらもチェックしてみてくださいね。

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