「アンゴルモア」は人気漫画家も絶賛の元寇を描いた戦記漫画!アニメ化も決定

「アンゴルモア」は人気漫画家も絶賛の元寇を描いた戦記漫画!史実との違いをネタバレ

「アンゴルモア」は人気漫画家・幸村誠も絶賛の元寇を描いた戦記漫画!

「アンゴルモア」の正式タイトルは「アンゴルモア 元寇合戦記」で、たかぎ七彦が描く戦記漫画。描かれているのは、鎌倉時代に発生したモンゴル帝国による日本への襲撃事件、元寇です。本作は、2度あったと言われている元寇のうち、1274に発生した文永の役を主な題材としています。

1274年、文永11年の秋、鎌倉幕府の御家人(武士)だった朽井迅三郎は、北条氏一門の内紛である二月騒動に加わり捕らえられます。処刑はされず、流刑となって送られた地は対馬でした。迅三郎同様に流刑にされた罪人たちは、対馬を支配する地頭宗助国(そうすけくに)の娘・輝日姫から、衝撃的な現状を知らされます。

なんと、大陸を支配している蒙古が、次の侵略先に選んだのは日本で、高麗軍も合わせた大軍勢が、日本に向かっているとのこと。蒙古の侵略を食い止めるために自分たちが最前線に送られたと知った迅三郎たちは、圧倒的に不利な状況の中で戦うことになります。元寇を斬新な解釈で描く「アンゴルモア」は、歴史コミックスを発表している安彦良和や幸村誠、小説家の冲方丁らが絶賛。歴史漫画好きからも熱い注目を浴びています。

「アンゴルモア」で史実に忠実な世界にのめり込む!史実との違いをネタバレ

「アンゴルモア」は、1274年に発生した文永の役をモデルに描いた物語。基本的には、史実にそって物語が展開されますが、オリジナル要素も満載です。主人公の朽井迅三郎もオリジナルの人物。史実にはその名や実績は残っておらず、文献に掲載されていた戦死者の中に「口井」という流人がおり、「主人公にしたら面白いのでは」というひらめきから誕生しました。

当時の文化や武器、戦術などの多くも史実にそったものですが、迅三郎が使用する「義経流」という剣術などは作者の独自解釈がなされています。また、宗助国の娘で、ヒロインでもある輝日姫は、壇ノ浦の戦いで死亡したとされる安徳天皇の血を引く正真正銘のお姫様の設定。史実では8歳で死亡されたとされる安徳天皇ですが、本作では生きていたという説を採用し、キーパーソンの1人としても登場します。

「アンゴルモア」はマイナーな題材で歴史好きから注目!作者たかぎ七彦のプロフィール

「アンゴルモア」はマイナーな題材で歴史好きから注目!感想評価は?

国内外問わず、歴史上の合戦を題材とした戦記物漫画の人気が高まっていますが、「アンゴルモア」が題材にしている元寇は、国内の歴史とは言えどもどちらかと言えばマイナーな出来事。学校の授業で習いはしますが、「神風により撃退した」という程度で済まされてしまい、その後に鎌倉幕府に与えた影響の大きさのほうが注目されがちです。

そのため、1巻発売当初は、限られた歴史好きな読者の間でのみ話題になっていた「アンゴルモア」。より多くの読者を獲得したのは、掲載媒体がKADOKAWA「サムライエース」から、同社の運営する電子書籍配信サイト「ComicWalker」に移動してからでした。

1巻からすでに戦いは始まっているため、読者は、主人公の迅三郎とともに激しい戦闘に巻き込まれます。物語が進むにつれ、対馬や日本の置かれた現状などが理解できるようになると、さまざまな伏線が張られていたことにも気が付くでしょう。「アンゴルモア」の熱い戦闘シーンに魅了される読者は多いですが、予想外の展開にのめり込んでいく読者も少なくありません。当時の文化に添った作画の細かさや設定など、細かい点を評価している感想も多く見られます。

「アンゴルモア」の作者たかぎ七彦のプロフィール!

「アンゴルモア」の作者であるたかぎ七彦は、生年月日は不明ですが、関西出身で、大学時代は史学科に在籍してメソポタミア史を専攻していました。横山光輝の「三国志」に大きな影響を受け、漫画家に憧れを抱いていたたかぎ七彦は、大学在学中に小学館の新人コミック大賞に入選したことから、本格的に漫画家を目指します。

橋口たかしや武村勇治などのアシスタントを経て、2015年に、講談社「ヤングマガジン」誌上で、幕末を舞台とした「なまずランプ」を発表。現在は「アンゴルモア」の連載を続けています。たかぎ七彦の、戦闘シーンだけではなく、日常生活など細部に至るまでリアリティにこだわる作風からも、横山光輝作品から大きな影響を受けていることが分かるでしょう。

「アンゴルモア」が2018年にアニメ化決定!

歴史漫画好きの注目を集め、徐々に読者層を拡大している「アンゴルモア」がアニメ化されることが、正式に発表されました。放送予定は、2018年7月です。すでに、プロモーションビデオとともに、スタッフやキャストの一部が発表されています。監督を務める栗山貴行は、2016年「orange」等で演出を担当してきたものの、テレビアニメシリーズの監督を務めるのは初めて。

シリーズ構成を務めるヤスカワショウゴは、2009年のアニメ「ハヤテのごとく!! 2nd seaso」や、2014年の「テラフォーマーズ」の脚本を担当。2018年は、「三ツ星カラーズ」や「博多豚骨ラーメンズ」でシリーズ構成も担当するなど精力的に活動しています。アニメーション制作を担当するのは、2017年のアニメ「はじめてのギャル」等を制作した株式会社NAZです。

キャストは、主要な2人のみが発表されており、朽井迅三郎役は小野友樹が担当します。2012~2015年にかけて放送された「黒子のバスケ」火神大我役で注目を集めて人気声優となり、2016年「ジョジョの奇妙な冒険」東方仗助役などの人気作品に数多く出演。テレビ東京「おはスタ」のメインMCとしても活躍していました。ヒロインである輝日姫を演じるのは、Lynn(りん)です。

主に海外ドラマの吹き替えを担当していましたが、2014年のアニメ「さばげぶっ!」経堂麻耶で初レギュラーを務めて以降、多くの作品に出演しています。「アンゴルモア」のPVは、作品の多くを占める戦闘シーンを中心とした、スピード感のあるものに仕上がりました。迅三郎の動きだけでなく、1人1人の細かい動きにも目が吸い寄せられます。アニメ化に対し、「意外だった」と率直に感想を語るたかぎ七彦も、完成したPVには満足した様子。少しマイナーな元寇を詳細に描いた密度の濃い作品世界を、漫画だけでなく、映像でも堪能できそうで楽しみです。

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