「スプーンおばさん」はおばあさんではない!?気になる年齢や設定は?

「スプーンおばさん」主人公の年齢は?アニメのあらすじや設定について

「スプーンおばさん」ちょっと変わったおばさんのほのぼの日常アニメ!

「スプーンおばさん」は、ノルウェーの児童文学作家アルフ・プリョイセンの童話シリーズです。日本では、「小さなスプーンおばさん」というタイトルで、絵本シリーズ4冊が発売。1983~1984年にかけては、NHKにてテレビアニメも放送されています。

「スプーンおばさん」の主人公は、いつも首からスプーンを下げている、スプーンおばさんことスプーン・ビヨルン。どこにでもいる普通のおばさんのように見えますが、本人の意思にかかわらず、突然小さくなったり、元の大きさに戻ったりしてしまいます。当然、困ったこともたくさん起こりますが、スプーンおばさんは、あまり気にしていない様子で常に前向き。

小さくなると動物たちと会話ができるので、地下室のネズミや、猫や犬など、動物の知り合いも増えていきます。周囲からは時々不審がられることもありますが、体質のことを知っているのは、森に住む妖精のような少女ルウリィだけ。「スプーンおばさん」では、おばさんが突然小さくなってしまうことで起こる、小さなほのぼの事件の数々が展開されます。

「スプーンおばさん」はおばあさんではない!?気になる年齢や設定は?

「スプーンおばさん」の主人公は、タイトルの通り、「おばあさん」ではなく、あくまでも「おばさん」。「おばあさん」と言われれば、白髪で腰の曲がったご婦人を想像できますが、「おばさん」だと、年齢はかなりあいまいになります。アニメのキャラクタービジュアルを見ると、小柄で可愛らしいおばあさんにも見えますが、機敏な動きを見ると、もっと若そうにも見えるスプーンおばさん。

実際、年齢は細かく設定されていないようですが、40代から50代くらいでしょうか。スプーンおばさんの体は小さくなっても、首から下げているスプーンの大きさはそのままなので、背中にくくりつけて動き回ります。ちなみに、小さくなる理由は不明なまま。原作でも、「仕方ないわね」とさらっと受け入れてしまうあたり、スプーンおばさんの懐の広さを感じることができます。

ちなみに、スプーンおばさんの秘密を知るルウリィは、アニメオリジナルのキャラクター。首にミンクのルウを巻き、一瞬で姿を消すなど、人間ではないような描写がされています。

「スプーンおばさん」の登場人物は?主題歌は飯島真理!

「スプーンおばさん」前向きなスプーンおばさんと村人にほのぼの!登場人物を紹介

「スプーンおばさん」は、小さな村を舞台にした物語です。突然小さくなってしまうスプーンおばさんに起こった事件を中心に、物語はほのぼのと進んでいきます。スプーンおばさんは、さっぱりとした気性でマイペースなご婦人。その旦那さんであるポット・ビヨルンは、村でペンキ屋を営んでいます。

頑固でちょっと短気、動物嫌いなので、スプーンおばさんとケンカになることもしばしばですが、内心ではスプーンおばさんのことを大切に想っており、ツンデレ気質が微笑ましく感じられるキャラクター。他にも、近所に住むバケット、リトルボン、キャパの悪戯3人組や、近所の子供たちのお姉さん格でしっかり者のパセリ。

妄想癖のある郵便屋のヤンなど、個性的な村人たちが登場します。また、動物キャラクターも多く、ブービイとゴローニャ、トンガルは、スプーンおばさん宅の犬と猫、鶏。おばあさん宅に住み着いたネズミのビヨンハルケンなども登場し、賑やかな様子を見せます。

「スプーンおばさん」主題歌は澄んだ声が魅力!有名アニメの歌唱も担当した飯島真理!

「スプーンおばさん」のアニメは、子供たちを中心に人気を集め、約1年間放送されました。小さな頃に見ていたアニメの主題歌が、強く印象に残っているというケースは多々ありますが、「スプーンおばさん」の主題歌もそんな楽曲の1つでしょう。オープニングテーマは「夢色のスプーン」で、エンディングテーマは「リンゴの森の子猫たち」。

両方とも、作詞は松本隆で、作曲を筒美京平、編曲を川村栄二が担当しました。歌唱は飯島真理で、澄んで可愛らしい歌声を披露しています。飯島真理は、歌がキーワードとなるSFロボットアニメ「超時空要塞マクロス」で、人気アイドルとなるリン・ミンメイの声と歌唱を担当し、人気となった声優です。その後は歌手活動メインとなっていき、2016年にも24枚目のアルバムを発売するなど、精力的に活動しています。

「スプーンおばさん」の人気料理を再現!人気俳優がNHK番組でワッフルを作る!

「スプーンおばさん」の舞台となっている村がどこの地域にあるのかは明記されていませんが、作者はノルウェー出身なので、舞台もノルウェーだと思われます。作中には料理のシーンもあることから、卵やきのこ料理などを再現したレシピ本も出版され、手があまりかからず、家庭的な味で好評となりました。

現在は、SNSやブログの普及により、アニメや漫画、童話などに登場するレシピの再現が人気を集めていますが、NHK Eテレでも、レシピを再現する番組が放送されています。それが、2011年より放送が開始されている「グレーテルのかまど」。いろいろな物語に登場するスイーツを、その物語に関するエピソードとともに紹介する番組です。

ドラマ仕立てとなっており、モチーフは、童話「ヘンゼルとグレーテル」となっている様子。姉のグレーテルが、キッチンの黒板にメモや謎めいた言葉を残し、ヘンゼルが、かまどの声に導かれながらその謎を解き、姉のためにスイーツを作るという流れになっています。

初代から数えて15代目となる現ヘンゼル役を担当しているのは、若手イケメン俳優の瀬戸康史です。かまどの声とナレーションは、NHKの朝ドラ「ごちそうさん」で注目を集めたキムラ緑子が演じています。グレーテルは、姿を見せない設定のため、キャストは存在しません。

これまで「グレーテルのかまど」では、向田邦子の水ようかんや、名曲「およげたいやきくん」のたい焼き、映画「ローマの休日」のイチゴミルクジェラートなど、さまざまなレシピが紹介されてきました。羽海野チカ「3月のライオン」に登場したラムネや、ほしよりこ「きょうの猫村さん」あげみみパンなど、比較的新しい作品からもレシピが登場しています。「スプーンおばさん」のレシピは、2017年2月6日に放送が行われ、大きな反響を呼びました。作られたのはワッフルです。

ノルウェーでの定番トッピング、いちごジャムや、ヤギの乳から作られるブラウンチーズ、サワークリームとともに登場。番組オリジナルレシピとして、チョコレート風味のガナッシュ・モンテとドライフルーツの入ったワッフルも紹介されました。スプーンおばさんの得意料理であるワッフルは、薄くて可愛いハート型。瀬戸康史も、慣れた手つきでワッフルを焼いていました。

早速レシピにチャレンジした視聴者も多く、ワッフルの型や専用機械を持っていない人も、ホットプレートで焼いてみるなど、工夫を凝らした様子がSNSなどにアップされています。今なお人々の記憶に残り、愛される作品となっている「スプーンおばさん」。ワッフルを頬張れば、前向きなスプーンおばさんの姿を思い出すことができそうです。

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