浅野和之のプロフィールを紹介！
名脇役俳優として様々な作品に出演している俳優・浅野和之は、1954年2月2日、東京都に生まれました。ドラマデビューは、1988年8月から今井美樹主演で放送されたドラマ「意外とシングルガール」。それ以降数えきれないほど多くのドラマや映画に出演しています。
また、舞台作品にも欠かせない俳優の一人に挙げられる浅野和之は、第40回紀伊國屋演劇賞（2005年）、第13回読売演劇大賞 最優秀男優賞賞（2005年）、第18回 読売演劇大賞 最優秀男優賞賞（2010年）と数々の賞を受賞。舞台俳優としても輝かしい実績を誇ります。
そんなベテラン俳優・浅野和之は、同業の俳優から憧れの存在として名前を挙げられています。高橋克実が、演技で悩むと真っ先に相談する相手が浅野和之だと明かしている他、小栗旬も数々のインタビューで、自身が20歳の時に舞台「宇宙でいちばん速い時計」で共演した浅野和之を「役者として凄いと思う」と語り、「感謝のレベルに大きさはないと思うけれど、一番の感謝は白井さん（演出）と共演した浅野和之さん。いろんなものを頂いたので」と感謝の気持ちを明かしています。
役者魂を見せた代役舞台で三谷作品の常連に
俳優・浅野和之の凄さがわかるのは、三谷幸喜脚本で2002年に上演された舞台「You Are The Top 今宵の君」でしょう。あと3日で舞台初日という時に、出演予定だった鹿賀丈史が急病により降板。急遽代役を立てることになり、「日本タレント名鑑」のあ行から代役の俳優を探していた三谷幸喜に、出演を引き受けたのが浅野和之でした。
初日直前というタイミングでの急なオファーにも関わらず、浅野和之は衣装合わせをしながら台本を覚え、歌と踊りも頭に叩き込み、当初の予定からわずか4日の遅れで本番の舞台に立ち、見事代役を演じきります。突然のアクシデントを役者魂で救ってくれた浅野和之を、三谷幸喜は「一生ついて行きます」と絶賛しました。
それ以降、浅野和之は「THE 有頂天ホテル」「ザ・マジックアワー」「ステキな金縛り」「清須会議」「ギャラクシー街道」と、三谷幸喜監督の映画には欠かさずキャストに名を連ねています。
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浅野和之がワンピースに出演！？
国内だけでなく、海外でも42を超える国と地域でコミックが販売される人気の漫画「ONE PIECE」を歌舞伎作品にした舞台「スーパー歌舞伎II ワンピース」が、2015年10月7日から約1か月半、新橋演舞場で上演されました。
2016年にはシネマ歌舞伎として映画館でも全国公開された本作で、浅野和之はロジャー海賊団の副船長・レイリー、革命軍幹部のオカマ王・イワンコフ、海軍本部元帥・センゴクの3役を演じています。
本作は初演の翌2016年から2018年まで毎年上演される大人気の舞台となり、2016年には、第44回平成27年度大谷竹次郎賞、第70回文化庁芸術祭賞優秀賞、デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー ’15優秀賞と、数々の賞に輝いています。
主人公のモンキー・D・ルフィを演じる歌舞伎俳優・4代目市川猿之助は「浅野さんじゃないと出せない強烈な魅力がある」と浅野和之の演技を絶賛。舞台を観たワンピースファンの間でも「浅野和之が演じる役柄は漫画と似ていて雰囲気も良かった」という声が多く、かなり好評だったようです。
浅野和之の「コウノドリ」の演技が味わい深い
同名の人気漫画を実写化したドラマ「コウノドリ」が、TBSの金曜ドラマとして2015年10月に放送されました。妊娠・出産の現実的な問題を軸に、産科医療の現場を描いた本作は好評を博し、2017年10月にも続編が放送されています。
本作で浅野和之は、綾野剛扮する主人公・鴻鳥サクラが勤務するペルソナ総合医療センターの院長・大澤政信を演じています。作中に頻繁に登場するわけではなく、サクラの副業を知っていながら黙認したり、愛人がいたりと何を考えているか分からない、掴みどころのない人物という役どころを、浅野和之は絶妙なさじ加減で演じています。
続編シリーズも好評で、第3弾の制作を望む声も多い「コウノドリ」。近い将来、新たなシリーズの制作が発表されることを期待したいものです。
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浅野和之の前歯が話題に！
浅野和之が出演したドラマ「コウノドリ」で、彼の歯に注目が集まっていました。本作で大澤院長を演じた彼の口元が、出っ歯気味になっていたのです。
元々は綺麗な歯並びをしている浅野和之の変化に視聴者が気付き、「歯はどうしたのか」「入れ歯なのか」と話題になりました。本人から真相が明かされていないので定かではありませんが、本作の原作となっている漫画に登場する院長のビジュアルを再現するため、浅野和之は入れ歯などの工夫をしていたのかもしれません。
2015年に受けたインタビューで、役作りについて「この人はどんな話し方、立ち方、歩き方をするかなというところから探っていきます」と語っていた浅野和之。1つの役に全力で取り組み、細部までこだわって演じきる彼なら、役作りで口元に細工をする可能性は十分に考えられます。
作品に欠かせない存在感を示す圧倒的な演技力が魅力の浅野和之。2019年7月5日から28日まで、新国立劇場で上演される舞台「恋のヴェネチア狂騒曲」に出演します。「勇者ヨシヒコシリーズ」「今日から俺は!!」「銀魂」など、数々のコメディ作品を世に送り出した福田雄一が台本と演出を担当し、ムロツヨシ、堤真一、吉田羊、賀来賢人、高橋克実と錚々たるキャストが出演する本作でも、彼は際立つ演技力で味わい深い舞台を見せてくれることでしょう。
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