クロード・モネはフランスで活躍した印象派画家!「印象・日の出」「積みわら」連作などが有名

おそよ1800年代後半からフランスを中心に活躍した画家グループを指す印象派の画家として有名なクロード・モネ。代表作とされる「印象・日の出」「積みわら」連作、「ルーアン大聖堂」連作、「睡蓮」連作など、多数の名作を残しています。

印象派の残した絵画は、世に出た当時あまり良い評価を受けておらず、展示会を開いても絵が売れないという惨憺たる状況で、画家にとってパトロンのような存在だった芸術アカデミーにさえ見向きもされない時期が続いたといいます。しかし、徐々に金融家や銀行家を中心に需要が高まり、最終的にはアメリカへ市場が開けたことによって、一般大衆にも知られるところとなりました。

そんな印象派画家の中でも特にその名を知られるクロード・モネの魅力について、改めて紹介します。


クロード・モネのプロフィール
◆生年月日:1840年11月14日
◆死没:1926年12月5日
◆出身:フランス・パリ
◆代表作:「印象・日の出」「積みわら」連作、「ルーアン大聖堂」連作、「睡蓮」連作
◆印象派

クロード・モネの作品は最高額約121億円!

2019年5月14日にサザビーズがアメリカのニューヨークで行った競売で、クロード・モネの連作「積みわら」の1作品が、これまでの美術作品オークションの史上最高額となる約121億円で落札されました。これは、モネが手がけた絵画の中でも最高の落札額となります。

2000点にのぼる油絵をはじめ、パステル画、デッサンも含め2600点を超えるクロード・モネの作品の数々は、「カタログ・レゾネ」に収録されています。「カタログ・レゾネ」とは、特定の画家、あるいはコレクションや美術館について、作品すべての詳細なデータをまとめた総作品目録で、クロード・モネのカタログ・レゾネはフランスの画商、ダニエル・ウィルデンシュタインが刊行しています。

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生涯、絵画とともに生きたモネ

フランスのパリで生まれたクロード・モネは、子供の頃から人物画を描いて売るほどの画力の持ち主でした。18歳の頃、風景画家として活動していたウジェーヌ・ブーダンと知り合ったことが、クロード・モネの転機となります。屋外での油絵制作を教示されるなど、後の作風に影響を及ぼす学びを得た時期といえるでしょう。

モネの描く絵が魅力的なものであったことは、当時から疑いようのなかったことのはず。ですが冒頭で述べたように、印象派と称された画家たちの絵画は必ずしも手放しで受け入れられたわけではありませんでした。大きな母体の力を借りず、自分たちの手だけで作り上げた展示会は「第1回印象派展」と名付けられ、大きな話題となりましたが、彼ら自身への評価に繋がったかと言われると、甚だ疑問です。

そんな中でも、クロード・モネは描くことをやめませんでした。1890年代から集中的に睡蓮のある風景や池の様子を描くようになり、やがて「睡蓮」第1連作や「睡蓮」第2連作のような名作として世に遺すことになります。

86歳でその生涯を閉じたクロード・モネ。視力低下に悩まされ、白内障の手術を受けながらも、最期まで絵を描くことを続けた画家の中の画家でした。愛する家族や友人が次々と世を去っていく中で、高さ2メートル、幅4メートルを超えるキャンバスを4枚つなげて制作した超大作「睡蓮」大装飾画を描くことに没頭し続けた彼は、まさに生まれながらの芸術家だったのでしょう。

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クロード・モネが現在も愛される理由とは?

クロード・モネは、その名がバラや美容室にも冠されています。

大振りなバラ「クロード・モネ」は、ピンクを基調にオレンジ・イエローの差し色が入った華やかな品種で、バラ特有の華やかさと可愛らしさが共存する不思議な魅力を持っています。

ほのかな甘さも感じるスパイシーな香りのバラで、病気にも強く鉢植えでもたくましく育ちます。強弱のコントラストがはっきりしていながらどこか儚げな印象も感じさせるところが、クロード・モネの作風を思わせます。

また、クロード・モネの名をつけた美容室「BEAUTY SALON Claude MONET」は、池袋や川越、汐留、吉祥寺など、都内を中心に8店舗展開しています。同店は、それまでの絵画には見られなかった「光」を表現する技法を用いた作品で見る者を感動させた画家、クロード・モネのように、人を輝かせる光をファッションで表現していくというコンセプトの下、日々個性を輝かせるスタイルを提案しているのだそう。

現代まで色褪せない魅力を放つクロード・モネの作品は、山形美術館(山形県山形市)、国立西洋美術館(東京都台東区)、ポーラ美術館(神奈川県足柄下郡箱根町)など、日本でも各地の美術館に所蔵、展示されています。機会があれば、実物の作品で彼が描き出した光を感じてみてください。

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