コナン・ドイルのプロフィール!おすすめ作品ベスト2あらすじ感想!

コナン・ドイルのプロフィール!おすすめ作品ベスト2あらすじ感想

コナン・ドイルの本職は小説家じゃなかった??

コナン・ドイルの名前は、日本の大ヒット漫画の主人公名にも使われていますから、日本では、世代を問わず幅広い人々が知っていますよね。コナン・ドイルの本名は、アーサー・コナン・ドイル。1859年5月22日に生まれ、その71年の人生で、数々の推理小説やSF小説などを執筆してきました。コナン・ドイル作品の中で最も有名なのは「シャーロック・ホームズ」シリーズです。コナン・ドイルが32歳のときの執筆したこの短編小説「シャーロック・ホームズ」は、世界的な大ヒットを獲得しました。

コナン・ドイルは、2度の結婚を経験し、5人の子供をもうけています。また、小説家としてだけでなく、医師としても有名だったコナン・ドイル。大学卒業後には、船医として就職し、診察所の開業もしました。しかし、医師としての収入は乏しかったのだとか。その後、患者の診察の合間に書き続けていた小説が脚光を浴びたことで、ようやく仕事を執筆業に一本化したコナン・ドイル。1902年にはその功績が認められ、「サー」の称号を与えられました。

コナン・ドイルが本当に描きたかったのは歴史小説だった!

コナン・ドイルといえば、やはり「シャーロック・ホームズ」シリーズ!

最初に出版されたのは1887年。1作目と2作目は長編小説として出版されましたが、人気は出なかったそうです。その後、雑誌で短編小説として連載を始めると、「シャーロック・ホームズ」人気は急騰。連載は続き、結局、全部で60編も発売されています。発売から100年以上経過した今でも、ドラマや映画などで実写化され、大ヒットを記録していますね。本国のイギリスはもちろん、日本でも大人気です。

主人公は、探偵のシャーロック・ホームズ。警察が捜査に行き詰まると、シャーロック・ホームズに頼るというパターンが多く、相棒のワトソンとともに難事件を解明していきます。コナン・ドイルの作品では、この推理小説の名声が最も高いですが、彼自身は“歴史小説”が自らの本分と考えていたようです。中でも有名なのは「ジェラール准将」シリーズ。物語の舞台は、1894年から始まったナポレオン戦争。フランスの軍人ジェラール准将の視点で、ナポレオン戦争を描いています。

しかし、「シャーロック・ホームズ」シリーズに及ぶヒット作品を生み出すのは難しく、コナン・ドイルは、シャーロック・ホームズの高すぎる人気に頭を悩ませていたそうです。

コナン・ドイルがハマった心霊学、英国心霊現象研究協会とは?

コナン・ドイルの「毒ガス帯」は心霊学を描いたもの?

コナン・ドイルは、1913年、SF小説「毒ガス帯」を執筆しました。毒ガスによって昏睡状態になってしまったチャレンジャー教授たちが目を覚ました後の人生を描いた作品です。 “別の人生”や“次の人生”といったテーマが扱われているため、心霊学的作品と言われて「毒ガス帯」。コナン・ドイルは、「毒ガス帯」以外にも、心霊学の本も出版しているように、「死は全ての終わりではない」といった心霊学の研究に大変熱中していたようです。

コナン・ドイルの心霊学への熱意は英国心霊現象研究協会に入会するほどに!

コナン・ドイルが心霊学と出会ったのは20歳のとき。最初は、心霊学の講義を半信半疑で聞いていたコナン・ドイルでしたが、霊が降霊した人物から、自分しか知らないことを言い当てられたため、信じるようになったそうです。その後、コナン・ドイルは、1893年に英国心霊現象研究協会に入会しました。

英国心霊現象研究協会とは、1882年に、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ内で心霊学に関心のあった3人の学寮長によって設立された非営利団体です。英国心霊現象研究協会は、心霊現象・超常現象の真相解明に努めている団体で、コナン・ドイルの他にも、ルイス・キャロルなど、多くの著名人が会員となっています。

コナン・ドイルのミステリーは不滅!2016年の現代でも「SHERLOCK/シャーロック」が話題に!

コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」シリーズを原作とした映画「SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁」が2016年2月に公開されました。シーズン3まで放送された、イギリスBBCの大人気ドラマが映画となった今作。映画となっても絶好調で、世界中で大ヒット中の話題作です。キャストは同じく、ベネディクト・カンバーバッチ(シャーロック・ホームズ)とマーティン・フリーマン(ワトソン)の2人。予告編の公開当時から話題になっていた「SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁」の舞台は、19世紀のロンドンで、今回、シャーロック・ホームズとワトソンは、幽霊に振り回されてしまいます。

この作品の成功により、出演したベネディクト・カンバーバッチとマーティン・フリーマンは、ハリウッドでも引っ張りだこになるほど忙しくなりましたが、続編となるシーズン4もすでに撮影中とのこと。

この映画(ドラマ)をきっかけに、さらにコナン・ドイルという人物に興味を持った方も多いのではないでしょうか。100年以上前の作品を現代にリメイクしても、全く違和感がないどころか、人々を惹きつけるコナン・ドイル。これからも50年、100年と、小説の中の人物たちは永久に生き続けていきますね。

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