ダース・ベイダー誕生の秘密!世界一有名な悪役の正体は?

ダース・ベイダー誕生の秘密!世界一有名な悪役の正体は?

ダース・ベイダー誕生秘話!名前の由来はジョージ・ルーカスと父親の確執にあった!?

ダース・ベイダーとは、映画「スター・ウォーズ」シリーズに登場する悪役です。
全身黒ずくめの衣装で、マスクを付けたその姿は、今や、悪役ながらシリーズ一番の人気キャラクターとなりました。ダース・ベイダーの名前の由来は「ダーク・ファーザー(父親)」をもじったもの。「スター・ウォーズ」シリーズで、構想・製作総指揮を務めているジョージ・ルーカスが、自身の父親と確執があったからだといわれています。

不気味な呼吸音を鳴らすのも特徴であるダース・ベイダーは、師匠であったオビ=ワンとの死闘で、溶岩の熱で全身を焼かれ、左腕と両足を切り落とされてしまいましたが、一命を取り留めます。しかし、手術では、サイボーク化することが必須だったため、全身を覆う衣装とマスクを身につけることになりました。全身黒ずくめのダース・ベイダーの衣装は、日本の戦国武将をモチーフにしているといわれています。

ダース・ベイダーの正体は正義感に溢れる青年アナキンだった!

ダース・ベイダーの本名は、アナキン・スカイウォーカーで、銀河系の守護者ジュダイとして成長していました。アナキン・スカイウォーカーは、純粋で正義感溢れる青年でしたが、惑星ナブーの女王パドメ・アミダラと禁断の恋に落ちます。やがて2人は結婚するも、アナキンは、パドメが死ぬ予知夢を見たことから、銀河帝国を苦しめるシスの暗黒卿ダース・シディアスと接触。

ダース・シディアスの言葉に屈したアナキンは、ジェダイ・マスターのメイス・ウィンドゥの殺害に手を貸してしまい、ダークサイドに堕ち始めてしまうのです。人格が変わったことで、妻パドメからも拒絶されてしまったアナキンは、穏やかなジュダイから、怒りに満ちたシスの暗黒卿へと転向し、ダース・ベイダーとして生き始めます。

ダース・ベイダーの押さえておきたい名言・セリフ!最後はどうなった?

ダース・ベイダーの名言・セリフ!かなりの現実主義者だった!?

ダース・ベイダーは、その濃い人生から、名言や印象に残るセリフをたびたび口にしてきました。
たとえば、モッティ提督に向けたセリフがあります。モッティ提督は、スーパーレーザーなどの強力な武器を備えている宇宙要塞デス・スターの威力に自信を持っていました。しかし、ダース・ベイダーは「技術で築いた恐怖は過信するな」と、これを一蹴します。これは、IT技術が盛んな現代の教訓にもなる名言ですね。

「私がお前の父親だ」。これは、ダース・ベイダーを倒しにやって来たルーク・スカイウォーカーに対して言ったもので、衝撃のセリフとして「スター・ウォーズ」シリーズの中で最も印象に残るセリフと答えるファンが多いそうです。今では、ルーク・スカイウォーカーの父親がアナキン・スカイウォーカーことダース・ベイダーというのは周知の事実ですが、初めて知ることになった映画公開当時、このセリフの衝撃度が相当なものだったことは想像に難くありません。

ダース・ベイダーの最後には父子の愛情が描かれていた!

ダース・ベイダーが初めてスター・ウォーズに登場したのは、1977年の「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」です。その後、1980年に「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」、1983年に「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」が公開されました。

この3部作の中心は、ジュダイのルーク・スカイウォーカーと、ダース・ベイダーとの対決で、結末は「ジェダイの帰還」で描かれています。ダース・ベイダーが実の父親だと知ったルーク・スカイウォーカーは、ジェダイだった昔の頃に戻るように説得しますが、ダース・ベイダーが聞き入れないため、決闘に。ルークは、ダース・ベイダーの右手を切り落として勝利を手にしますが、決闘を観戦していたダース・シディアスに呼び寄せられ、仲間になれと説得されます。

拒否したルークは、今度はダース・シディアスに決闘を挑むことに。しかし、ダース・シディアスの圧倒的な力の前に抵抗できず、ルークは、青い稲妻で拷問されてしまいます。そのとき、ダース・ベイダーが立ち上がり、ダース・シディアスを奈落の穴に突き落としたのです。ダース・シディアスを倒したものの、ダース・ベイダーは瀕死の重傷を負ってしまいました。ダース・ベイダーは、最後に、直接息子の顔が見たいと、ルークにマスクをはずすように頼むと息絶え、ルークによって火葬されます。

ダース・ベイダーも登場する「スター・ウォーズ」のスピンオフ「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」が12月に公開に!

ダース・ベイダーが登場する「スター・ウォーズ」シリーズのスピンオフ作品「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」が、2016年12月に日本で公開されます。

これは「アンソロジー・シリーズ」と呼ばれるシリーズの第1弾。時系列的には、「スター・ウォーズ」シリーズの「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」と「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」の間の時期になるそうです。

「ローグ・ワン」のストーリーは、「博士と彼女のセオリー」「インフェルノ」と立て続けに話題作に出演している、女優フェリシティ・ジョーンズ演じる女性戦士ジン・アーソを中心に描かれています。戦士の寄せ集め集団ローグ・ワンを結成し、宇宙要塞デス・スターの設計図強奪を目指すも、そこに立ちはだかるのはダース・ベイダー。

「ローグ・ワン」のキャストには、アカデミー賞俳優フォレスト・ウィテカーのほか、アジアからドニー・イェン、チアン・ウェンも参加しています。史上最もダークだと話題になっているダース・ベイダーが登場する最新映像も解禁になっているので、ぜひチェックしてみてください。

ダース・ベイダーは、アメリカン・フィルム・インスティチュートが選んだ「アメリカ映画100年のヒーローと悪役ベスト100」の3位にランクインしたように、その人気は悪役の常識を超え、映画界に、悪役の重要性を大きく示しました。劇中では1度死んでしまいましたが、これからもさまざまな形で「スター・ウォーズ」シリーズに登場してくれそうです。

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