ぢゅん子「私がモテてどうすんだ」は腐女子あるあるネタ漫画!あらすじネタバレ
ぢゅん子「私がモテてどうすんだ」全国の腐女子共感!?のあるあるネタ
ぢゅん子「私がモテてどうすんだ」は、痩せたらモテるようになった主人公、芹沼花依が、オタクでなおかつ腐女子であるという異色の設定。普通の少女漫画らしからぬ、随所にちりばめられた、捨て身の腐女子あるあるネタがすごいと話題になっています。
クローゼットから雪崩落ちる同人誌とBL漫画は、まだ序の口。限定キャラグッズや、イベントのためだけに努力を重ね、聖地巡礼をしに地方へ飛ぶわ、妄想が始まればノンストップでしゃべり倒し、「尊い!」と、キャラを崇め奉る花依。クラスのイケメン男子で掛け算、なんてこともよくあることです。中でも読者の度肝を抜いたのは、花依が作中でハマっていたアニメのキャラクターが死亡した折のこと。
なんと、部屋に仏壇が設えられ、線香があげられていました。誕生日を祝う生誕祭などはSNS上で話題になりますが、仏壇というのは斬新。花依の上級者っぷりを見せつけています。
ぢゅん子「私がモテてどうすんだ」逆ハーレムラブコメ漫画あらすじとネタバレ
ぢゅん子「私がモテてどうすんだ」は、2013年より、「別冊フレンド」で連載開始され、2016年7月現在の既刊は9巻になります。主人公の芹沼花依は、男性同士の恋愛を描いた創作物を好む腐女子。太目な容姿でしたが、大好きなキャラクターが死亡してしまい、引きこもって泣き暮らしていた影響で激痩せ。美少女へと華麗なる変身を遂げました。
そこから花依は、同級生の七島希、五十嵐祐輔、先輩の六見遊馬、後輩の四ノ宮隼人らイケメン男子からアプローチされます。さらには、花依が大ファンの同人作家、後輩のイケ女子二科志麻や、幼馴染でイケメン声優の三星らが登場。花依をめぐる関係は、各々の過去やエピソードが追加されるにつれて変化していきますが、花依は、恋愛には疎いまま、あいかわらずオタク道を邁進中。「私がモテてどうすんだ」は、少女漫画的ときめきと、オタクモードのギャップがクセになります。
ぢゅん子の師匠・影木栄貴はDAIGOの姉!BL出身の漫画家だった!
ぢゅん子の師匠はDAIGOの姉!3つの称号を持つ漫画家影木栄貴
ぢゅん子のスペシャルアドバイザーとして名前が登場するのは影木栄貴。「世紀末プライムミニスター」や、「トレイン☆トレイン」で知られる漫画家です。ジャンル幅が広く、少女漫画のほか、女性同士の恋愛を描く百合作品や、ボーイズラブ作品も多く執筆している影木栄貴。ぢゅん子は、影木栄貴の元でアシスタントをしていたことがあり、「私がモテてどうすんだ」作成時もアドバイスをもらうなど、師弟関係は今なお続いています。
影木栄貴といえば、BREAKERZのボーカルであるDAIGOの姉。そして74代内閣総理大臣竹下登の孫としても知られているせいか、メディアへの出演もさかんです。2016年1月には、弟のDAIGOが、女優の北川景子と結婚したことで、DAIGOの姉、竹下元総理の孫に加え、北川景子の義理の姉になると話題になり、3つの称号をもつ漫画家として認識されるようになりました。
ぢゅん子の師匠でDAIGOの姉、漫画家影木栄貴はベテランBL漫画家
ぢゅん子が、「別冊フレンド」で、「私がモテてどうすんだ」を連載する以前、ネタ出しに困っていたところ、「腐女子を主人公にすれば?」とぢゅん子にアドバイスをしたというエピソードもある影木栄貴。少女漫画やエッセイ漫画なども執筆しますが、デビューは1996年。「運命にKISS」というボーイズラブ作品でした。影木栄貴は、大学在学中から、「週刊少年ジャンプ」に掲載されている漫画を中心に、同人誌を発行してきました。
卒業後は、新書館に編集者として就職しながら、漫画を執筆していましたが、デビューを機に、正式に退職。専業漫画家になって以降も、新書館を中心に活動しています。編集者時代には、「少年魔法士」のなるしまゆりや、「プリンセス・プリンセス」のつだみきよ(蔵王大志)をスカウト。コンビを組むつだみきよとは、合作作品も多く発表しています。
ぢゅん子「私がモテてどうすんだ」アニメ化!花依役は残念声優小林ゆう、島崎信長、小野友樹らイケメン声優も!
ぢゅん子「私がモテてどうすんだ」は、腐女子が主人公の逆ハーレム漫画として、瞬く間に話題となり、「2015年宝島社のこのマンガがすごい!オンナ編」4位獲得のほか、「第40回講談社漫画賞」を受賞しました。満を持してのアニメ化は、「別冊フレンド」2016年4月号にて発表。その後も、製作スタッフや、アニメのキャラクターデザインが、順次公開されています。
アニメ化発表以前に、ドラマCD付きの限定版を発行している「私がモテてどうすんだ」ですが、アニメ化に際しては、キャストを大幅に変更。変顔やテンションが上がったときの奇声など、少女漫画ヒロインにあるまじき表情の豊かさを見せる芹沼花依役に、小林ゆうを抜擢。「銀魂」の猿飛あやめ、「昭和元禄落語心中」の小夏役で知られており、少年少女、外人などもこなす実力派です。
小林ゆうは、高いプロ意識の持ち主ですが、低姿勢で、常に敬語を話し、ラジオやイベントなどから垣間見える画伯っぷりも話題に。残念美人な声優として、女性にも人気です。その他にも、七島希役に河本啓佑、五十嵐祐輔役に小野友樹、六見遊馬役に島崎信長、四ノ宮隼人役に松岡禎丞など、人気若手イケメン声優を配置。さらに二科志麻役に沢城みゆきを配置するなど、声優陣を見ただけでも、アニメ版「私がモテてどうすんだ」には期待が高まります。
コンセプトは、主人公になりたくなかった女の子が主人公の乙女ゲームという「私がモテでどうすんだ」。乙女ゲーム好きの乙女も、ボーイズラブが好きな腐女子も、笑って楽しめる良作であることは間違いありません。2016年秋の放送が待ち遠しいですね。