江本孟紀は沢田亜矢子との間に娘がいる?辛口野球解説がウケるワケ
江本孟紀は沢田亜矢子との間に娘がいる?!両者とも沈黙を貫き真相は不明!
野球評論家および解説者の江本孟紀(えもとたけのり)は、「エモやん」の愛称で、歯に衣着せない辛口野球解説でおなじみです。政治家やタレントなどとしても幅広く活動し、現在は、四国アイランドリーグplusに参加する野球チーム「高知ファイティングドッグス」総監督も務めています。現役時代は、甘いマスクに長髪、口ひげの個性派投手として異彩を放ち、長髪カットを条件に年俸アップを勝ち取るなど話題を振りまいた江本孟紀。女性にモテモテだったようで、過去には、女優の沢田亜矢子との熱愛が表ざたになりました。
江本孟紀と沢田亜矢子の熱愛が発覚したのは1985年のことでした。不倫スキャンダルに発展したため、発覚直後、沢田亜矢子は、4カ月間芸能活動を休止し、渡米して長女を出産したそうです。活動再開時は妹の子供としていましたが、後に自分の娘だと認めています。出産時期からして娘の父親は江本孟紀と言われていますが、あくまでも噂の範囲。両者とも完全に沈黙を貫き、真相は不明なままです。なお、その娘とは、実力派シンガーソングライターとして活動している澤田かおり。落ち着いた歌声は高い評価を受けており、アーティストへの楽曲提供などでもマルチな才能を発揮しています。
江本孟紀は、1947年7月22日生まれの69歳。高知県香美郡土佐山田町(現・香美市)生まれで、同県高知市出身です。身長188cm、体重77kgで、右投げ右打ち。高知商業高校時代は、春の甲子園出場を決めながら、不祥事で辞退するという不運に見舞われます。西鉄ライオンズからのドラフト4位指名を蹴り、法政大学へ進学した江本孟紀は、東京六大学リーグ通算6勝を挙げたものの、監督への反発が続いてベンチメンバーから外れたこともありました。
社会人野球の熊谷組を経て、1970年に、東映フライヤーズ(現・北海道日本ハムファイターズ)へドラフト外入団した江本孟紀。同年オフに、南海ホークス(現・福岡ソフトバンクホークス)監督兼任捕手の野村克也に見出され、わずか1年で移籍。新天地で16勝を挙げ、翌1973年には12勝でリーグ優勝の胴上げ投手となりました。
南海では4年連続2桁勝利を挙げ、「野村再生工場」の筆頭例に挙げられる活躍を見せますが、一方で、野村克也への反発が重なり、1975年オフに、江夏豊らとの交換トレードで阪神タイガースへ移籍します。その後は、阪神1年目に15勝を挙げるなどエースとして活躍しました。
しかし、1981年の「ベンチがアホやから野球がでけへん」発言が監督批判として騒動になり、責任を負う形で現役引退。生涯成績は、通算11年間で395試合登板113勝126敗19セーブ、防御率3.52。1978と2/3回を投げて78完投、1130奪三振でした。ちなみに、ボーク24は日本記録です。
その後、1982年に出版された著書「プロ野球を10倍楽しく見る方法」が200万部を超えるベストセラーとなり、野球解説者や野球評論家の傍ら、タレントとしても活動していました。同時に、参議院議員として政界でも活動しています。
江本孟紀の歯に衣着せぬ辛口解説がウケるワケは?その場のノリでしゃべり倒す「いい加減さ」も含めた人間臭さが要因か?
野球評論家として長く活動する江本孟紀ですが、その歯に衣着せぬ辛口解説は、「江本節」として定評があります。ズケズケした物言いに抵抗を感じる声も多く、決して万人から好感を持って受け入れられているわけではありませんが、解説者としては引く手あまた。テンポ良い軽妙なしゃべりと、特定の球団に媚びずズバリと斬る毒舌がウケていることは否定できません。
やはり、野球ファンとしては、優等生的な技術論や、一部のチームに肩入れするような解説ばかりだとウンザリするもの。そこへ、江本孟紀が遠慮会釈ない辛口でぶった切るものですから、ヤンヤとウケるワケです。相手が大御所であろうが臆せず、「あんなことじゃダメですよ」とポンポンと言いたい放題。自らを拾い上げてくれた野村克也に対しても、尊敬しつつも辛辣な評価を浴びせるほどですから、そのほかの向きへは推して知るべしです。
彼の特徴として、その場その場のノリで好き放題しゃべり倒す傾向があります。以前は「○○は優秀な人物で手腕も相当なものだ」と言っていたのが、後になると「○○は指導者失格。人格もヒドい」などコロコロ変わることも珍しくありません。とはいえ、その「いい加減」さも含めてどこか愛すべき人間臭さが、江本孟紀の解説がウケる要因なのでしょう。
江本孟紀と江夏豊の関係!引退理由となった発言の真相は?
江本孟紀が江夏豊と交換トレードで「口撃」!のちに通じ合う関係に!
江本孟紀は、南海ホークスに在籍していた1975年オフに、江夏豊とのトレードで、阪神タイガース入りが決定します。しかし、このトレードでバトルが勃発しました。南海の交換要員は、江本孟紀、島野育夫、長谷川勉、池内豊の4人。対する阪神側は、江夏豊と望月充でした。
その際に、江本孟紀を格下と見ていた江夏豊が、「なんで俺の交換相手があんな奴(江本孟紀)なんや!」と発言。当時159勝を挙げ阪神のエースだった江夏豊にとって、相手は52勝の江本孟紀ですから、奪三振王のプライドが相当傷つけられるものだったのでしょう。
しかし、「あんな奴」呼ばわりされた江本孟紀も納得できず、双方で激しい「口撃」を演じることになりました。「江夏には負けたくない」という意地で阪神入りした江本孟紀は、エースとして活躍し、移籍1年目の1976年は、15勝9敗防御率3.75の好成績を挙げます。あの王貞治も、対戦打率1割と手玉に取られたほどです。
一方の江夏豊は、6勝12敗9セーブ防御率2.98と、かつての豪腕は見る影もありませんでした。そんな2人も後には和解。1993年に江夏豊が覚醒剤所持で逮捕された際には、江本孟紀も法廷で、「解説者仲間で野球の仕事ができるようサポートしたい」と情状陳述しています。なお、2人と接した野村克也に言わせれば、江本孟紀と江夏豊は、「ワシに手を焼かせた南海の三悪人や」(残る1悪人は門田博光)。「悪人」とは穏やかではありませんが、「コイツらに鍛えられたおかげで、他のチームでも全然平気やった」と振り返っています。
江本孟紀「ベンチがアホやから野球がでけへん」発言で現役引退!その真相は当時の監督との確執にあった?
江本孟紀が、「ベンチがアホやから野球がでけへん」発言で現役引退となったのは有名です。しかし、非常に有名な割に、その真相はあまりはっきりしていません。江本孟紀がそう発言をしたかどうかもよく分からないのが実情です。本人の証言が、時期によって矛盾しているのも1つの原因でした。事の経緯からたどっていきましょう。
1981年8月26日、甲子園球場でのヤクルト戦に先発登板した江本孟紀ですが、3点リードで迎えた8回表に3連打を浴びて2失点、さらに2アウトながらランナー2塁で同点打を浴びて降板させられてしまいます。この采配に納得できない江本孟紀は、1塁側ベンチに向けてグラブを投げつけてロッカールームへと消えました。
例の発言は、通路からロッカールームへ向かう途中、スポーツ紙の阪神担当記者が耳にしたと伝えられています。また、当日の試合を中継していたアナウンサーが、「ベンチがアホやからやってられんわ」と興奮冷めやらぬ江本孟紀をたしなめたという話も。
これらによると、「ベンチがアホやから~」発言は実際にあったようです。この発言が大騒動に発展し、同年限りでの江本孟紀の現役引退表明へと発展することになりました。当の本人はといえば、引退直後に出版したベストセラー「プロ野球を10倍楽しく見る方法」で、「自分が発言したものではない」とキッパリ否定。
しかし2014年になると、自分の発言であることを認め、当時の中西太監督との確執が背景にあったと告白しました。この食い違いは、時間が経過して冷静に振り返る余裕ができたことで生じたのではと推察されます。
江本孟紀は「予告」デッドボールで時間短縮?松坂大輔&斎藤佑樹復活報道を「ありえん」とバッサリ!
アメリカのメジャーリーグは、試合時間短縮を図るため、敬遠の意思表示があればボールを投げなくてよいルールを選手会に通達しました。メジャーリーグでこのルールが採用されれば、日本プロ野球も追随して導入する可能性が出てきます。この話題に関連して、TOKYO MX「バラいろダンディ」にゲスト出演した江本孟紀は、「ピッチャーにとって、敬遠を上回る屈辱的な作戦はない」と一刀両断しました。
当の本人は、現役時代に、敬遠指示に腹を立てて、バッターにデッドボールを予告して、本当にボールを当てたエピソードを披露しています。1球目の投球前に、相手バッターに「これから当てるぞ」と予告。まさか本当と思わなかった当のバッターは、実際にボールを当てられて1塁へ。「デッドボール1球で1塁へ行ける。これでこそ時間短縮」「1球バーンとかましてもらえれば済む話ですよ」と、江本節を炸裂させています。
また、松坂大輔や斎藤佑樹といったかつてのスター選手の動向報道が、「松坂大輔完全復活へ」「斎藤佑樹開幕投手候補に」と過熱気味となっている現状も「両方ともありえん話でしょ」とバッサリ。「なぜ両者を持ち上げる報道が?」という疑問には、「最近のスター連中は口も重いし、スポーツ紙も取り立てて話題がない」という現状を指摘。「写真で見せようとするから、やれ松坂が痩せたとか、斎藤が背番号変更とかいう話題を取り上げないといけない」と、話題作りの苦肉の策だと説明しました。
両選手の近年の低迷を見るのは寂しい限りですが、極めて妥当な指摘と言えそうです。シーズン開幕も近づき、江本孟紀の辛口解説が冴えわたる時期が到来しようとしています。その放言に眉をひそめる向きもあるでしょうが、媚びずへつらわずが彼の持ち味。どんな毒舌が飛び出すか、今シーズンも非常に楽しみです。