布施明 前妻オリビア・ハッセーとの結婚、息子・布施 マクシミリアンの現在は?
布施明 美人女優オリビア・ハッセーと衝撃の国際結婚に世界騒然
歌手、布施明は、1947年生まれの現在67歳。1960年代後半、坂本九に続く和製POPSのアイドル歌手として絶大な人気を誇っていました。
また、その歌唱力はずば抜けてすばらしく、1975年「シクラメンのかほり」で第17回日本レコード大賞、第6回日本歌謡大賞、FNS歌謡祭最優秀グランプリなど、さまざまなタイトルを総なめ。歌謡曲全盛時代に、世界に通用する本格派POPS歌手としての名をほしいままにします。
そして1978年、カネボウ化粧品のTVCMとタイアップした曲「君は薔薇より美しい」が縁で、このTVCMに出演したイギリスの女優オリビア・ハッセーと出会い、1980年に電撃的に結婚。時に布施明33歳、オリビア・ハッセー29歳の時でした。
美人女優オリビア・ハッセーは17歳の時、映画「ロミオとジュリエット」に主演し、またたく間に世界的な人気女優となっていました。そのため、布施明とオリビア・ハッセーの結婚は、国際的にも大きな話題となりました。
布施明 一人息子・布施 マクシミリアンは今
布施明は結婚に伴い、歌の仕事も、オリビア・ハッセーと暮らすアメリカを中心に活動することにしました。しかし、日本の布施明ファンにとっては、恋多き男の布施明は認めても、さすがにこの結婚自体には呆れたのでしょうか。結局、布施明が1989に年離婚し日本に帰ってくる頃には、あれだけ一世を風靡した布施明も、芸能界で忘れられた存在となっていました。
しかし日本に帰国後、人気絶頂の頃にはとても及びませんが、布施明の実力は衰えておらず、コンスタントに活動を続け今日に至っています。オリビア・ハッセーとの間には、30歳を越えたマクシミリアンという一人息子がいます。布施 マクシミリアンは、布施明とともに帰国せず、母・オリビア・ハッセーのいるアメリカで暮らしているそうです。
布施明 加賀まりことの関係、吉田拓郎と犬猿の仲!?再婚を決意したワケ
布施明と加賀まりこ、往年のプレーボーイ、プレーガールが守り通した秘め事
実は布施明、このオリビア・ハッセーとの結婚の前から、恋多き男で有名でした。その究極ともいうべき出来事が、今も大女優として芸能界に君臨する加賀まりことの隠された交際です。時は1972年に遡ります。布施明は、アイドル歌手として絶頂期にありましたが、今以上に恋愛スキャンダルはNGの時代。
当時は渡辺プロダクションが一大帝国として芸能界に君臨していたため、マスコミに強力な圧力がかかっていました。加賀まりこは、未婚の母として子供を産みました。結局最後まで、父親の名前は明かされませんでしたが、布施明の子ではと言われています。しかし、その子は出産後まもなく死んでしまったのです。
布施明と加賀まりことの間に生まれていた女の子が生きていたとしたら、1980年代のアイドル戦国時代は、また別の歴史が刻まれていたかもしれません。
布施明 売れっ子歌手と、フォークシンガー吉田拓郎との知られざる確執から再婚まで
1970代も後半になると、歌謡界に新たなブームが起こります。いわゆるシンガーソングライターたちによるフォークソングブーム。一方、布施明は、アイドルから抜け出し、俳優や司会などもこなすマルチタレントになっていました。そんな布施明がある音楽番組で司会をしていたとき、まだデビューまもない吉田拓郎が出演。
事は双方の手違いから起こったことらしいですが、吉田拓郎が「マークⅡ」をフルサイズで歌ってしまい、それに対して司会の布施明が激怒したとか。当時は、従来の歌謡界に対するフォークシンガーたちの反抗といった対立的な図式があり、布施明としては、芸能界の先輩としてポッと出のフォーク歌手に対して偏見があったのかもしれません。
歌謡界にとどまらず、新旧の入れ替わり、はやりすたりは、いつの世も同じなようです。そんな時も過ぎ、肩の力を抜いて、歌一本で過ごしていた布施明に転機が訪れます。布施明は、自分の音楽活動をさらに充実させていくためにも、ある女性との再婚を決意しました。その女性とは、音楽活動を通じてかねてからつき合いのあった身近な友人で、布施明のファンであり、よき理解者であった女性です。
布施明 今の暮らしを「show me」、森川由加里と熟年再婚
2013年、久しく話題のなかった布施明の再婚は芸能界を驚かせました。相手は、1987年大ヒットしたドラマ「男女7人秋物語」の主題歌「show me」を歌っていた、森川由加里です。ちなみに翌年の1988年には、ドラマで共演した明石屋さんまと大竹しのぶが結婚しています。
布施明は65歳、森川由加里は50歳で初婚の熟年カップルの二人。長く大人のつき合いを続けてきた上で結婚を決意したそうです。結婚後も、布施明はマイペースで仕事を続けています。アイドルから本格歌手として絶頂期を迎え、国際結婚と離婚を経て、ある意味、ゼロから再スタートした布施明は、今とても充実した日々を過ごしているかもしれません。
布施明は、2015年5月、デビュー50周年記念ライブを成功させ、2015年8月から2016年にかけて、全国30か所を巡る「UTAKATA」ツアーをスタートしています。考えてみれば、今の日本の音楽シーンで、演歌でもなくJ-POPでもなく、ジャズでもなく、純粋にスタンダードなPOPSを歌いこなせるソロ歌手は、今は亡き尾崎紀世彦をのぞいて、松崎しげるか、布施明の他に今はいません。
これからさらに高齢化が進めば、音楽の志向はますます細分化され、古き良き時代のゴージャスでスタンダードなスタイルも求められていくことでしょう。例えば往年のスター、ペリーコモが再脚光を浴びているように。日本でも、布施明の存在は、これからますますその輝きを増していくのではないでしょうか。