「学園ハンサム」がゲームの世界を飛び出てTVアニメに！あらすじネタバレ！
「学園ハンサム」インパクトが強すぎる「顎ゲー」がアニメ化！あらすじは？
「学園ハンサム」は、東北芸術工科大学映像学科の生徒8名によるサークル「チーム欲求腐満」によって作成された同人ゲームです。2010年にゲームが発売されると、その特徴的な絵柄から、瞬く間に話題となりました。アプリや小説化、OVA（オリジナルビデオアニメ）化を経て、2016年10月には、TVアニメ化を果たしています。
制作資金はクラウドファンディングによって集められ、わずか5日で目標金額を達成、最終的には約692万円の支援を獲得しました。「学園ハンサム」の主人公は、県内でもトップクラスの実力を誇る、私立薔薇門高校に転入しました。7年ぶりに再会した幼馴染の早乙女拓也をはじめ、生徒会長の鏡蓮児、サッカー部キャプテンの美剣咲夜、アウトロー教師の西園寺輝彦といった、学園の個性的な面々と日々を過ごしていきます。
そんな「学園ハンサム」で描かれるのは、友情、愛情、狂気等々。さまざまな感情を抱きながら、学園生活を送る主人公の葛藤と揺れ動く心理です。
「学園ハンサム」一応ラブストーリーなはず……のネタバレ！
「学園ハンサム」は、ボーイズラブ（BL）作品です。インパクトのある、顎の尖りが特徴的なキャラクターばかりが登場しますが、主人公を口説いてきますし、恋愛も発生します。恋愛シミュレーションゲームには、たいてい恋愛を主題とした個別ルートが設定されており、「学園ハンサム」も例外ではありません。
しかし、「学園ハンサム」に用意されているのは、想像もつかないような奇抜なシナリオばかりで、プレイヤーを、ことごとく混乱の渦に叩き込んでいます。たとえば、サッカー部のキャプテンである美剣咲夜。作中では、最も顎が鋭く、紫色の長い髪が特徴です。殺傷能力の高い「殺人シュート」をところかまわず繰り出すという少々問題のある性質の持ち主でもあります。
咲夜ルートでは、顎でサッカー部員Aを刺し、アゴ殺人鬼となってしまった咲夜を主人公が止めるという、とんでもストーリーが展開されます。
「学園ハンサム」名言・セリフまとめ！アニメの声優キャストは？
「学園ハンサム」ハンサムすぎる？名言・セリフまとめ！
「学園ハンサム」は、原作者の木足利根曽が、興味を持った80～90年代のボーイズラブ（BL）作品を参考に、独自のアレンジを加えて作成されています。そのためか、どこかオーバーなセリフが特徴です。生徒会長の鏡蓮児による「薔薇色の生徒会室へ……ようこそ」、西園寺輝彦先生の「俺が授業より大切なことを教えてやるぜ……」といったセリフは、さすが女性向けの作品だといえる、甘さを含んだセリフといえるでしょう。
しかし、それだけで終わらないのが「学園ハンサム」。耽美な雰囲気を醸しだしたかと思えば、「う〇こ」を連発するという、小学生男子並みの発言も飛び出します。際どいセリフが多く、特に物議を醸しているのが、クールで、映画と猫が大好きな志賀慎吾のセリフです。「好きな映画は？」と訊ねた時の返しが、「ゲ○戦記ってクソだよな」。開始数分で「アグ○ス糞食らえ！」と発言するなど、どことなく不安にさせられます。
「学園ハンサム」なぜ集まった？TVアニメ版声優キャストがすごい！
「学園ハンサム」では、ゲーム版からアニメ版に至るまで、幾度か声優が変更されてきました。TVアニメ版では、すべてのキャラクターをプロの声優が演じていますが、実は、音声多重放送を活用しており、副音声にて、同じ内容を、ゲーム版のキャストの声でも楽しむことができます。TVアニメ版のキャストは、ファンが驚くほど豪華です。
主人公は、「東京喰種トーキョーグール」金木研も務める花江夏樹。西園寺輝彦は、「SERVAMP -サーヴァンプ-」綿貫桜哉役の鈴木裕斗。美剣咲夜は、「黒子のバスケ」黄瀬涼太役の木村良平で、早乙女拓也は、「FAIRY TAIL」ナツ・ドラグニル役を務める柿原徹也が演じます。他にも、鏡蓮児に野宮一範、志賀慎吾に鶴岡聡、私立薔薇門高校五代目校長、夏目次郎に楠大典らがキャスティング。紅一点で、実は攻略キャラクターでもある妹の優は、明坂聡美が演じています。
「学園ハンサム」満を持してTVアニメ放送開始！鈴木裕斗や野宮一範らキャストの感想は？
「学園ハンサム」のTVアニメの放送が、2016年10月3日より開始されました。放送は、月曜日の25時と深夜帯で、第1話から、自路線全開で「飛ばしているなあ」という印象です。放映前には、直前スペシャルとして、ニコニコ動画にて特番も配信されました。特番に登場したのは、鶴岡聡、明坂聡美、楠大典の3人。改めてキャラクターの紹介をするとともに、第1話先行放送バージョンを決めるミニゲームを開催され、特徴である顎を強調したイラストや、ポーズなどが登場し、場を盛り上げました。
また、インタビューで、作品に対する感想を語ったのは、西園寺輝彦役の鈴木裕斗や、鏡蓮司役の野宮一範でした。「楽しんでバカっぽく演じた」と笑う鈴木裕斗に、野宮一範は、「やっぱり勢いが強い」と力説。家で「学園ハンサム」の練習をしていると、息が切れるほど瞬発力が必要とされるのだとか。「学園ハンサム」の収録には、テンションを上げて臨んでおり、「他のキャストに負けないぞ」という気合も人一倍です。
特にアドリブが多いというのも「学園ハンサム」の特徴。もともとが突き抜けすぎているため、ファンの期待に応えられるように、声優陣も奮起して、「全力で楽しく、バカなことをする」という空気が出来上がっているそうです。「学園ハンサム」は、ゲームの前身となる、ムービーが作成されたときから、ファンの声に後押しされてきたコンテンツ。
今後も、OVAからさらにパワーアップした「学園ハンサム」世界が展開されていきそうです。ファンの感想に、「死ぬのがばかばかしくなる」というコメントがあるほど突き抜けていて、笑わせてくれる「学園ハンサム」。ゲーム版の副音声も含め、ぜひ突き抜けすぎた世界をお楽しみください。
