羽場裕一は「相棒」でもやっぱり犯人!?「ぽっかぽか」では違った顔も!

羽場裕一は「相棒」天野役もやっぱり犯人!?プロフィールは?

羽場裕一のプロフィール!変幻自在カメレオン俳優の軌跡を辿る!

羽場裕一は、今や2時間ドラマに欠かせない実力派俳優として広く知られています。1961年4月1日生まれの56歳(2017年5月現在)で、身長は176㎝と、この世代の日本人男性としては高身長で、目鼻立ちのハッキリとした濃い系イケメンで、存在感は抜群です。

出身は長野県で、地元の高遠高校を卒業後、駒澤大学文学部に進学するも、小学生の頃から憧れていた芝居の道へ進むため、3年で中退。1982年、21歳の時に、野田秀樹主催の「夢の遊民社」に入団し、芸能活動を始めました。主に舞台を中心に活動を続けていた羽場裕一が、本格的にテレビ出演し始めるのは30歳過ぎてから。やや遅咲きではありましたが、数々の話題作に出演し、着実にキャリアを重ねています。

ちなみに、同じ芸能事務所シス・カンパニーに所属する高橋克実とは、奇遇にも生年月日と血液型が同じです。羽場裕一と聞くと、サスペンスドラマの容疑者役や犯人役を思い浮かべる人も多いかもしれません。しかし実際は、サスペンスだけでなく、ホームドラマや時代劇など出演作は種々様々で、善人から悪人まで多彩に演じるカメレオン俳優と言えます。

1993年、32歳の時に、ドラマ「誰にも言えない」(TBS系列)で賀来千香子演じる加奈子の夫役に抜擢されて以降、たくさんの話題作に出演してきた羽場裕一。舞台で鍛え上げた演技力で、今や、ドラマに重厚なスパイスを加える存在として欠かせない俳優です。

羽場裕一は「相棒」ドラマのキーマン天野役を好演!やっぱり犯人!?

羽場裕一は、水谷豊主演の大人気ドラマ「相棒」(テレビ朝日系列)にも出演しています。それは、2014年に放映された「相棒」season13の第1話「ファントム・アサシン」。仲間由紀恵演じる社美彌子の上司で、内閣情報調査室室長の天野是清を演じ、話題となりました。

羽場裕一は、その後のストーリー展開の布石となる殺人事件の犯人で、キーマンとして謎の多い天野役を好演。登場するや否や、ネット上に、「怪しいとは思っていたけど……やっぱり犯人!?」との声が相次いぎ、視聴者の予想を裏切らず、殺人犯でした。

2017年の「相棒」Season15の最終話「悪魔の証明」でも、羽場裕一演じる天野は、社美彌子が守り通している秘密に関わる重要な役どころとして再登場し、ドラマをぐっと盛り上げています。Season15では、杉下右京(水谷豊)による「(社美彌子の)秘密が秘密でなくなったので、天野さんがなぜ下山を殺したのかを話してくれると思いますよ」という意味深な台詞がありましたが、そこから先が明かされるシーンはまだ登場していません。

天野はなぜ殺人を犯したのか?社美彌子の秘密と殺人の関連は?……真相は闇の中のまま、season16までお預けということでしょうか。「相棒」の次のクールでも、羽場裕一のミステリアスな演技が期待できそうです。

羽場裕一の嫁や子供は?「ぽっかぽか」ではマイホームパパに!

羽場裕一の嫁や子供は?私生活ではマイホームパパ!?それとも……?

演じる役によって色々な表情を見せる羽場裕一は、家族構成など、詳しいプライベート情報を公表されていません。しかし、すでに結婚しており、子供もいるようです。噂では、26歳の時に結婚し、30歳の時に長男が生まれているという羽場裕一。嫁は元劇団員で、かなりの美人だとか。

愛妻家で、子煩悩、地域の行事にも積極的に参加するなどと漏れ伝わってくる話からは、良いお父さんだということが分かります。ドラマで悪役を演じているときにはちょっと怖い印象ですが、「こくまろカレー」のCMでも素敵な笑顔のお父さん役がピッタリだったように、私生活では優しいマイホームパパのようです。

羽場裕一「ぽっかぽか」でのマイホームパパぶりが大人気!

今やサスペンスドラマの常連で、画面に登場するだけで、「ひょっとして犯人!?」と思わず疑ってしまう羽場裕一ですが、少し前までは、マイホームパパのイメージが圧倒的に大きいものでした。逆に、マイホームパパのイメージが大きい羽場裕一が、サスペンスドラマの犯人役を演じることで、視聴者の心をグッとつかんだと言えるかも知れません。

羽場裕一のマイホームパパキャラを決定づけたのは、昼のドラマ枠「花王・愛の劇場」で放送された「ぽっかぽか1~3」(1994年~1997年・TBS系列)です。「ぽっかぽか」は、結婚、出産、育児や夫婦の問題などが主婦目線で描かれているホームコメディ。父親の田所慶彦役を羽場裕一が、母親の田所麻美役を七瀬なつみが、2人の愛娘あすかを上脇結友が演じ、その微笑ましい家族ぶりが大人気となりました。

幼稚園児のあすかが、両親のことを、「パパ」「ママ」ではなく、「ちち」「はは」と独特の呼び方をする様子も可愛らしく、真似をさせる親も出るほどのブームとなった「ぽっかぽか」。羽場裕一は、「こんなお父さんだったらいいなあ」という理想のお父さん像を好演し、マイホームパパキャラをイメージづけました。

羽場裕一には佐野史郎からアドバイスを受けた過去が!演技について奥深い持論を語る!

羽場裕一の本格的なドラマ初出演は、、佐野史郎演じた狂気のマザコン夫「冬彦さん」で一世を風靡した、ドラマ「ずっとあなたが好きだった」の続編とも言える「誰にも言えない」でした。それまでは、役柄のついた出演はほとんどなかったため、「誰にも言えない」出演へは準備万端で臨んだものの、現場ではNGを連発してしまったと言います。

そんな中、共演の佐野史郎からアドバイスを受けたことを、カンテレ情報番組「よ~いドン!」(2016年・関西ローカル)で明かしました。佐野史郎は、「セリフなんて何しゃべってもいいんだよ。要はここが(胸に手を当てて)動いているかどうか」と、さりげなくアドバイス。そのアドバイスを受けてか、羽場裕一自身も、演技について、「役者ってセリフを大事にするんですが、大事にし過ぎると、そこから出られなくなる」と、セリフとの難しい距離感についてコメントしています。

さらに、「人って、しゃべっている事じゃない事を考えるじゃないですか。実はそっちが大事」と、奥深い持論を語りました。役者の道をたゆまず歩み続けてきて得たこのセリフ論こそが、羽場裕一の守備範囲の広い、多彩な演技の根幹なのでしょう。これからも、歳を重ねるごとに、また違った役柄でその魅力を存分に発揮してくれそうです。

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