羽生結弦が満身創痍で挑む4回転!難易度の高いジャンプに挑戦する理由

羽生結弦が満身創痍で挑む4回転!難易度の高いジャンプに挑戦する理由

2022年4月11日 更新

羽生結弦が満身創痍で挑む4回転!負けず嫌いな性格とは?

羽生結弦が満身創痍で挑む4回転!難易度の高いジャンプに挑戦する理由

フィギュアスケート選手の羽生結弦は、2014年に行われた中国杯フリースケーティング(FS)の6分間練習中に、中国人選手の閻涵(えんかん)と衝突し、頭部から流血するというアクシデントに見舞われたことがありました。出場も危ぶまれましたが、頭に包帯を巻いてFSに挑んだ羽生結弦。注目の4回転は転倒しながらも、その後の3連続ジャンプを決め、SP(ショートプログラム)とFSの合計237.55点で2位となりました。

普通であれば、ジャンプを飛ぶなど到底無理なコンディションでの強行出場に加え、FSの後半に連続ジャンプを決めるという強靭な精神力には、誰もが驚かされました。その後は、「尿膜管遺残症」で手術を受け、「左足リスフラン関節靭帯損傷」で全治2カ月と診断され治療とリハビリに専念したりと、まさに満身創痍。

それでも、滑ることを決して諦めませんでした。復帰戦となった四大陸選手権で、羽生結弦は、「自分の限界に挑戦している感覚が非常に好き」と語っています。その言葉に、羽生結弦が4回転に挑み続けている理由があります。

羽生結弦の負けず嫌いな性格とは?世界選手権で見せた王者のプライド

羽生結弦は、繊細そうなルックスに似合わず、自他ともに認める負けず嫌いであることでも知られています。頂点を極めるアスリートともなれば、誰もが負けず嫌いな性格と思いますが、羽生結弦は、小学生のころから「絶対に一番になってやる」と闘志を燃やしていたそうです。

また、子供たちの集まるイベントにビデオ出演したときには、「負けず嫌いであれ」とコメント。自分に打ち勝った先に、強さ着いてくるとの思いがあるのかもしれません。羽生結弦は、2017年3月30日に行われたフィギュアスケートの世界選手権男子SPでも、その負けず嫌いな性格をのぞかせています。

4回転サルコーからのコンビネーションジャンプ失敗などで減点になってしまい、98.39の5位と出遅れてしまった羽生結弦。一部のフィギュアファンは、「世代交代が始まった」と色めき立ちました。しかし、SPでの結果を冷静に受け止めた羽生結弦は、「FSの演技ではノーミスを目指す」と意気込みを語り、見事に全てのジャンプを決め、世界最高得点の223.20を記録。

トータル321.59の高得点で、3年ぶりの王座奪還に成功しました。SP5位からの巻き返しによる大逆転優勝に、誰もが感動し、本人も会心の笑顔でした。負けず嫌いというレベルを超越した、まさに王者のプライドとも言える強さを見せつけられた瞬間です。

羽生結弦に結婚報道!?「恋ダンス」も世界レベルだった!

羽生結弦に結婚報道!?平昌オリンピッ後に結婚の約束?

羽生結弦に結婚報道が出たのは、2016年1月5日発売の「女性セブン」の記事が発端でした。羽生結弦と熱愛関係にあるとされた女性は、東北高校の同級生。お相手は、陸上競技の選手だそうです。羽生結弦がカナダで練習するようになった頃、授業ノートの画像をメールで送るなどしていた関係が大学進学後も続き、羽生結弦から女性に告白。2018年の平昌オリンピックが終了したら結婚しようと約束した、といった内容でした。

日本国内だけでなく、世界中に多くのファンを持つ羽生結弦の熱愛報道だけに、話題性も高いものとなりましたが、双方が熱愛に関して否定。後追いするメディアがほとんどなかったことを見ても、親しい友人にとどまる関係だったようです。

羽生結弦が「恋ダンス」披露!キレキレダンスに世界レベルとの声

2016年11月に、元フィギュアスケート選手の織田信成が、自身のTwitterに投稿した動画が大反響を呼びました。そこに映っていたのは、羽生結弦と、織田信成、同じくフィギュアスケート選手の宮原知子と田中刑事の4人。好視聴率となったドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で大流行となった、「恋ダンス」を踊っている様子が収められていました。

中でも視聴者の目を引いたのは、完全コピーしていた羽生結弦のキレキレダンスです。あまりのクオリティの高さに、「本家を越えているのでは」と、世界中のファンが驚きました。本人は、完コピダンスで世間を驚かせようなどの思いはさらさらなく、フィギュアの振付の参考になると思って練習したとのこと。羽生結弦らしいですね。

羽生結弦がFS世界記録達成!これからも「限界」という殻を破り続ける!

今季の世界選手権、とりわけ男子フィギュアは、かつてないほどのハイレベルな戦いとなっています。単に4回転ジャンプを飛ぶだけでは上位に上がることができず、さらに難易度の高い4回転ジャンプで争われています。些細なミスも許されない、白熱した闘いとなっています。

若手の成長も著しく、これも絶対王者・羽生結弦が、さらに闘志を奮い立たせる要因となっているようです。2位に終わった四大陸選手権では、「壁の先には壁しかない。課題を克服しても、自分は人一倍欲深いから、また超えようと思う」と、語っていた羽生結弦。

2017年世界選手権では、FSで世界記録を更新した際に、「0.1点でもいいから(過去の自分の数字を)超えてくれと怖れながらやっていたが殻を破れた」とコメントしています。自らを乗り越えた、大きな喜びが伝わってきますね。羽生結弦の3年ぶりの王座奪還もあり、平昌オリンピックの出場枠3つを獲得しました。

羽生結弦に期待されるのは金メダルですが、そうした次元はとうに超えてしまっているのかも知れません。羽生結弦はこれからも、己の限界を打ち破り、誰も到達できない高みを突き進んで行くに違いありません。

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