城後光義は4つもの癌を克服!10年ぶりにゆーとぴあ再結成

城後光義は4つもの癌を克服!レオナルド熊の弟子だった

城後光義の現在のがんの病状は?4つのがんを笑い飛ばす!?

城後光義(ごじょうみつよし)ことホープは、1980年代の漫才ブームで一世を風靡した「ゆーとぴあ」のメンバーです。1949年10月24日生まれ、福岡県出身の芸人で、1978年に相方のピース(帆足新一)とゆーとぴあを結成し、ゴムパッチンの体当たり芸で脚光を浴びました。

ゴムパッチン以外にも、ピースの「森進一」や「アントニオ猪木」の顔芸や、2人並んでポーズを取る「ヨロシクネッ」というギャクがあったゆーとぴあ。しかし、ゴムパッチンがだんだんと受けなくなり、漫才ブームも去ると、厳しい冬の時代が続きました。

その間は、親交が深いビートたけしや石倉三郎の応援で芸人の仕事を続けていた城後光義に、2007年に大腸がんが見つかります。その後、手術は成功したものの、だるさが酷く、体力的にもきつくなったことから、ゆーとぴあを解散しました。さらに、2013年には肺がんが見つかり、2014年には胃がんと小腸がんが発見され「余命半年」の宣告を受けた城後光義ですが、胃の半分以上と小腸の一部を手術で切除してこれらを克服。

現在は、4つのがんの話を堂々と語り、笑い飛ばしながら、「明るい病人」を目指しています。

城後光義はレオナルド熊の弟子だった!コント・レオナルドの相方・石倉三郎を紹介したのは?

城後光義は、ゆーとぴあを結成する前、師匠のレオナルド熊とコンビを組み、3年ほど活動していました。レオナルド熊の師匠はポール牧ですが、2人のもとに芸人が自然に集まったことから形成されたのが「田端グループ」と呼ばれる芸人グループです。

その中には、城後光義やコント赤信号、マギー司郎など後のスターも多くいました。この時、城後光義は、同じく田端グループにいた石倉三郎を師匠のレオナルド熊に紹介しています。城後光義は、レオナルド熊の常軌を逸した言動や性格に耐えきれず、その元を離れてしまいましたが、その後に師匠と石倉三郎が結成したのが「コント・レオナルド」でした。

しかし、レオナルド熊は、石倉三郎とも喧嘩別れをしてコンビを解消。役者としても活躍するようになり、なかなかの評価を得ていましが、1994年に末期の膀胱がんと診断されます。それを知った城後光義は、マギー司郎と見舞いに駆け付け、「がん祝いの会」を開いたとか。レオナルド熊が亡くなる2カ月前の再会でした。

城後光と相方ピースが10年ぶりにゆーとぴあ再結成!ゴムパッチンは命がけの芸?!

城後光義の相方ピースの現在は?10年ぶりにゆーとぴあ再結成!

ホープこと城後光義と、ピースこと帆足新一による漫才コンビゆーとぴあは、当時人気だった日本テレビの「お笑いスター誕生」で、7週連続の勝ち抜きを達成しています。後に人気者になるコロッケやとんねるずですら10週勝ち抜くグランドチャンピオンの座に届かず落選するほど厳しい審査で有名だった番組で、ゆーとぴあはかなりの実力を示していたと言えるでしょう。

一度は解散したゆーとぴあでしたが、約10年後に、2人は再会しています。実は、ピースも直腸がんを患ったため、病気についての話を聞きたくて、がんの先輩でもある城後光義に連絡したそうです。ピースは、「お前暗いんだよ、1個くらいのがんで。俺なんか4つだよ」という、がん患者とは思えない城後光義の明るさに励まされ元気をもらったと言います。さらに、「がん患者だからこそできる笑いがあるはず」と意気投合したことから、ゆーとぴあ再結成と相成りました。

2017年12月に、BS朝日の「お笑い演芸館」に登場した時には、舞台裏で、「命がけでやる」という城後光義の言葉に、毒舌で知られるお笑いコンビのナイツが「命がけはやめましょう」となだめる一幕もあったとか。そして迎えた本番では、10年のブランクを感じさせない切れのあるコントで会場を爆笑の連続に誘いました。平成のファンにも受けたホープとピース2人のコントは、今なお健在です。

城後光義のゴムパッチンは命がけの芸?!出血してもウケなかった?

城後光義のメインギャグと言えば、やはりゴムパッチンです。1980年代の漫才ブームの最中は、城後光義がポケットからゴムを出しただけで笑いと拍手が湧きあがりました。ゆーとぴあのコントは、城後光義が先生で、ピースが生徒というパターンが多く見られましたが、ゴムパッチンがワンパターンにならないように色々なバリエーションを工夫していたそうです。

鉄板ネタは、城後光義が「人生は短いようで長い。長いようで短い。人生はこのゴムのようなものだ」と言ってゴムを出すと、笑いと拍手が起きます。ピースが、蒼白な顔で「これが人生ですか?」と聞くと、「人生を噛み締めろ」とゴムを口にくわえさせる城後光義。「人生とは力強く一歩一歩」と話しながらピースから遠ざかって行き、途中でゴムを放すと、ピースの顔面にゴムパッチン!

別バージョンでは、ゴムパッチンされないように、ピースも一緒に歩いたり、走って追いかけたりして、城後光義から離れないようにします。あるいは、ゴムを噛んでいたピースが喋って、城後光義にゴムが直撃する逆襲ゴムパッチも大受けでした。
ピースは、このゴムパッチンは「本当に痛いんですよ」と力説しています。

ゲストが犠牲になることもありましたが、食らうと、「本当に痛い」と驚いていたものです。衝撃は相当なものと見え、一度は、ゴムパッチンで出血したこともあったピースですが、あまりウケなかったのでホープこと城後光義は残念がっていました……。

城後光義がドラマ「高嶺の花」にレギュラー出演!「ヨロシク~ネッ♪」とツイート

2018年7月から放送が始まる日本テレビのドラマ「高嶺の花」にレギュラー出演します。そして、自身のTwitterで「久々のドラマヨロシク~ネッ♪」とツイートしました。ドラマ「高嶺の花」は、華道の名門「月島流本家」の長女・月島もも(石原さとみ)と、平凡な自転車屋店主の風間直人(峯田和伸)の格差恋愛を描くラブストーリーです。

主演の石原さとみは、「心を揺さぶられ、ハッとさせられるセリフのオンパレード」とドラマの見どころを語っています。本作に出演することが発表されているのは、芳根京子や千葉雄大、十朱幸代、小日向文代、三浦貴大といった超豪華なキャストです。

芳根京子が演じる月島ななは、姉のももを慕っていたはずが、嫉妬に胸を焦がし、敵意を向け、姉を追い詰める黒いキャラ。千葉雄大演じる孤独な宇都宮龍一も、光と影、善と悪の両面を見せる役なので、「ブラックな千葉雄大が見られる」と期待する声が続出しています。

見どころ満載で注目を集めそうな「高嶺の花」は、城後光義にとっても、存在感を示すチャンスとなるでしょう。俳優として、これまで10本以上のドラマに出演している城後光義が、「高嶺の花」でどのような演技を見せてくれるか楽しみです。

2017年12月に「お笑い演芸館」でコントを披露したゆーとぴあは、2人とも60代となり、がん患者でありながら、ゴムパッチンも逆襲ゴムパッチンも炸裂させ、思い切り卒倒する体当たり芸を見せました。さらに、YouTubeでは、「ゆーとぴあの死んでたまるか」という番組を配信中と、まだまだ元気な城後光義。「お笑い演芸館」でナイツが言っていた「10年後もよろしくお願いします」という言葉が実現する可能性は十分ありそうです。

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