金子雅紀(水泳)のオリンピック出場歴や成績は?背泳ぎを始めたのは兄の影響
金子雅紀(水泳)のオリンピック出場歴や成績は?
金子雅紀(かねこまさき)は、強力なバサロキックを武器に、2016年のリオオリンピックで初めてのオリンピック出場をつかみ、男子200メートル背泳ぎで準決勝進出を果たした水泳選手です。
金子雅紀がはじめて全国大会に出場したのは、高校1年生のときのジュニアオリンピック(通称ジュニオリ)でした。そして、高校2年生の時に、初めてインターハイに出場。高校3年生で、インターハイの男子100メートル背泳ぎ7位入賞を果たしています。
中学校からの努力が実を結んでいった金子雅紀は、筑波大学に進学してからは陸上トレーニングにも取り組み、大学3年生の時には、ロンドンオリンピックの選考会で9位に。大学4年生で、日本選手権6位に加え、日本選手権水泳競技大会(短水路)で日本記録を更新。
大学院に進学し、自己記録をさらに伸ばしていきます。そして、大学院2年目に、世界水泳選手権で初めての日本代表入り。その翌年となる2016年にリオオリンピック代表に選出され、男子200メートル背泳ぎで準決勝進出を遂げました。中学時代から努力を積み重ね続け、本当に一段一段、階段を上ってオリンピック出場をつかんだことが分かります。
金子雅紀(水泳)が背泳ぎを始めたのは兄の影響だった!「憧れの兄に追いつきたい、追い抜きたい。その一心」
金子雅紀(水泳)が水泳を始めたのは、兄が先に始めていたからです。自分の種目を背泳ぎにしたのも、その5歳年上の兄の影響でした。インタビューでは「憧れの兄に追いつきたい、追い抜きたい。その一心で頑張っていました」と語っている金子雅紀。
その兄は、マスターズの100メートル背泳ぎで日本記録を保持しているそうです。そんな兄を抜くことができたのは高校3年生の時でした。その間、金子雅紀の母親は、ウエイトコントロールのために、二段の炭水化物弁当を毎日作り、父親も練習後にマッサージをしてくれていたとか。おそらく兄弟2人に対して同じようにサポートしてきたのでしょう。家族一丸になって取り組み続けた結果が、今の金子雅紀の活躍に。そして、兄がずっと水泳を続けていることにもつながっているはずです。
金子雅紀(水泳)は結婚済!埼玉県川越市出身のイケメン!
金子雅紀(水泳)は埼玉県川越市出身のイケメンアスリート!
金子雅紀(水泳)は、埼玉県川越市の出身です。生後6カ月で、早くもベビースイミングに通っていました。ちなみに、両親が同じ競技をやっていたというトップアスリートも多いですが、金子雅紀の両親は水泳をやっていたわけではないそうです。その後、地元のスイミングクラブに通いながら、小学校2年生の時に、ジュニアクラスから、競泳選手を目指す選手コースに移行。
しかし、金子雅紀も「県大会の決勝に出て喜んでいるような選手だった」と振り返っている通り、全国大会には出場していません。オリンピックに出場するレベルの選手は、小学生時代から全国大会に出場して競い合っているのが一般的ですが、そういう意味では、金子雅紀は、異例のオリンピックスイマーと言えるでしょう。
転機になったのは中学2年。金子雅紀の通っていたスイミングクラブのコーチが、彼の才能をさらに伸ばすために、全国大会に出場する選手たちがいるスイミングクラブに移ることを勧めたと言います。こうして、努力を重ねて、県大会を突破し、関東大会にも出場できる成績を収めるようになっていった金子雅紀。
実は、リオオリンピック開催時に発刊された「熱狂!リオ五輪イケメンファイル」という大型本に登場し、世界各国のイケメン選手36人のうちの1人として取り上げられています。もし、中学2年生のときにコーチが移籍を勧めていなかったら……金子雅紀がオリンピックに出場することもなく、リオオリンピックのイケメン枠もひとつ減っていたかもしれませんね。
金子雅紀(水泳)はクリスマスイブに結婚済!お相手は?
男子背泳ぎと言えば、金子雅紀と同じく、リオオリンピックにも出場した入江陵介がそのイケメンぶりも含めて有名です。しかし、入江陵介とタイプは違いますが、金子雅紀も笑顔がさわやかなイケメンフェイスをしています。リオオリンピックをきっかけに、金子雅紀のファンになった方も多いのではないでしょうか。
しかし、残念。金子雅紀は、2017年12月24日のクリスマスイブに、筑波大学水泳部の先輩と入籍しています。金子雅紀がオリンピックに出場できたのも、同じプールで泳いでいた先輩と支え合いながら2人で頑張ってきたからでしょう。競技者としての経験もある妻のサポートを得ながら、ますます活躍していくに違いありません。
金子雅紀(水泳)が左手骨折と心臓手術を乗り越えて日本代表に!
金子雅紀(水泳)は、2018年2月に、陸上トレーニング中に左手を骨折してしまいました。4月の日本選手権は痛みに耐えながら出場したものの、100メートル背泳ぎで3位に終わり、ジャカルタ・アジア大会の日本代表入りを逃しています。そして、日本選手権が終わった2日後に、この機会にと手首にボルトを埋め込む手術を敢行。
さらに、2017年1月から悩まされていた不整脈を治療するためにカテーテル手術も決断しました。心臓の手術であるため、日本代表の選考がかかった5月のジャパン・オープンは欠場しています。しかし、日本代表選手に内定していた古賀淳也にドーピング検査で陽性反応が出て暫定資格停止処分を受けたため、代わって金子雅紀が日本代表に選出されました。
こうして、7月7~8日に行われた東京都選手権水泳競技大会に出場したものの、男子200メートル背泳ぎでは途中で失速して出場選手10人中最下位。男子50メートル背泳ぎでは、途中まで先頭に立ちながらも逆転を許して2位という結果に終わっています。
まだ手首に痛みがある状態だそうですが、8月に行われるパンパシフィック選手権に向けては「代表に選んでもらったので、結果で恩返ししたい」と力強くコメントした金子雅紀。ベストの状態で臨むのは難しいかもしれませんが、自分自身が納得できる泳ぎを見せてもらいたいですね。