孤独のグルメ 久住昌之は独身?家族は?twitterから見えるふらっと久住
孤独のグルメ 久住昌之は独身?家族は?ホモってホント?
「孤独のグルメ」の原作者である久住昌之。巷では「独身?」「ホモ?」と言われているようですが、それは久住昌之が自身の体験を元にした作品の中でほとんど家族のことが書かれていないからだと思われます。
おまけに状況から考察すると、仕事場に住んでいるとしか思えないような暮らしぶり。結婚に関する情報ももちろんなく、息子が1人いるのは確かなようですが、現在のところ既婚者なのか独身なのかは不明なのです。でも、ホモではなさそうですね。家族として唯一明らかになっているのは、実弟の絵本作家・久住卓也だけ。
原作・久住昌之、作画・久住卓也の兄弟漫画家ユニット「Q.B.B.(Qussumi Brothers Band)」を結成して活動しています。さすが兄弟のタッグは血のつながりと同じく強力なようで、1994~1997年に「ガロ」「アックス」で連載された「中学生日記」は文芸春秋漫画賞を受賞しました。家族の中で同業の弟の存在だけが明るみに出ているということから、久住昌之の、仕事に私情を持ち込まないポリシーが見えるような気がします。
孤独のグルメ twitterから見えるふらっと久住 食レポだけじゃない!
久住昌之のTwitterを見れば、彼を「ふらっと久住」と呼ばずにはいられません。ドラマ「孤独のグルメ」の舞台となった飲食店の数々は、久住昌之が自ら発見してきた乙な店たちばかり。そして、ドラマ終了後の「ふらっとQusumi」というコーナーで、実際にその店で食事をする様子が放送されています。
「孤独のグルメ」だけではなく、飲食店あり、駅弁あり、温泉あり。ふらっと立ち寄って発見したスポットをレポートする、それが久住昌之の作品スタイルなのです。そして、そんな久住昌之のふらっと気質が垣間見られるTwitterの記事には、自身のバンド活動や仕事のことだけではなく、興味をもったこと、行く先々でふらっと立ち寄った飲食店や風景スポットのレポートが気楽に書かれています。
おいしそうな味噌カツがアップされていたかと思えば、「ヘアーサロン ハート」から「カットサロン エース」に店名を変更したと思われる美容院に疑問をもつなど、目の付け所はさすが漫画家!ふらっと久住の巧妙と言えるのかもしれません。
孤独のグルメ 久住昌之「孤独のグルメ」人気ドラマ化!五郎さん海外へ進出!18年ぶり新刊発売
孤独のグルメ 久住昌之「孤独のグルメ」人気ドラマ化!「夜食テロ」
原作・久住昌之、作画・谷口ジローの「孤独のグルメ」。主人公・井之頭五郎役に、俳優・松重豊を据えて初めて実写ドラマ化されたのは2012年のことでした。それ以降、テレビ東京の深夜という視聴者層が限られる枠の中であっても、ドラマ「孤独のグルメ」は「夜食テロ」という異名を受けながらじわじわと人気を伸ばし続けてきました。
そしてついにファン待望のドラマ「孤独のグルメseason5」が今年10月2日より放送されます。その人気の秘密は、主人公の独特なセリフ回しや、ただ飯を食うというだけのシンプルなスタイル。そこに原作のコンセプトを違えるものではありませんが、ただ漫画を再現したものではなく、ドラマにはドラマの世界観がしっかりと構築されています。
久住昌之自身、主役の松重豊に喋らせたら面白いと思われるセリフは特に熟考を重ねているそうで、全シリーズを通してこれが多くの人に「神セリフ」と言われるようになったのです。
孤独のグルメ 五郎さん海外へ進出!18年ぶり新刊発売で人気はさらにじわじわ上昇中!
そんな「孤独のグルメ」の五郎さんは今や、海外進出まで果たしています。18年ぶりの新刊「孤独のグルメ2」の発売も9月28日に決定し、この勢いにさらに拍車がかかりそうです。しかし、「孤独のグルメ」がここに至るまでの道のりは決して短いものではありませんでした。
1996年に「孤独のグルメ」計18回の誌上連載が終了し、その翌年にはそれを1冊にまとめた単行本が出版されました。しかし、当時は30~40代の男性読者ばかりでそれほど人気がある漫画ではありませんでした。それにもかかわらず、出版から10年ほどたってから女性ファンが増え始め、主人公が「五郎ちゃん」呼ばれ親しまれ、少しずつ認知度が上がって来たのです。
中には、漫画に登場する店を実際に食べ歩くファンも出始めました。気がつけば、たった1冊の単行本の売り上げが35万部に!イタリア、フランス、韓国など世界7か国で翻訳版が出版され、さらに今後は、中国など3カ国へ五郎さんは進出する予定なのだそうです。久住昌之が、フランスの凱旋門で中国人留学生に声をかけられたとうエピソードが人気を裏付けているかのようですね。
孤独のグルメ 漫画からドラマへ 奇をてらわずシンプルをモットーにもっと空腹へ
「誰にも邪魔されず、気を遣わずものを食べるという孤高の行為こそが現代人に平等に与えられた最高の癒し」をモットーに、あくまで「非トレンド」を貫く「孤独のグルメ」。漫画の原作者・久住昌之は、奇をてらった演出や、流行ものを取り入れて間をとりつくろおうとはしゃぐ現代のテレビシーンと全く違う世界を意図して、ドラマ「孤独のグルメ」制作にとりかかってきました。
一つのことに集中し静観することが減って来た現代人には、騒がしさが大いに受けているようです。しかし、20年かけてじわじわと「孤独のグルメ」人気が高まって来たのは、やはり人々が社会や時間にとらわれず、主人公・井之頭五郎のように何かに向き合いたいと感じ始めているからでしょう。
心の声でこれでもかと喋りまくる五郎さんに、自分を投影してクスッと笑うもよし、心理描写と食う姿に空腹に誘われるのもよし。とにかく単行本の発売とドラマの放送開始が待ち遠しい限りです。ドラマの「ふらっとQusumi」のコーナーでは、毎回ドラマの内容とは別のメニューが久住昌之自身によって紹介されていますが、その時に流れる「ごろ~、ごろ~、いっのっがし~らっ」というバックミュージックにも注目してみてください。
ドラマ「孤独のグルメ」ではミュージシャンの顔も持つ久住昌之率いる「シークレット・トーンズ」が効果音や背景音楽の全てを担当しているのです。すべてにおいて久住昌之が統括することで、「孤独のグルメ」の統一された世界観が作られているのでしょうね。