ドラマ「LOST/ロスト」結末の評価が大きく分かれた理由とは!根強い人気で将来復活する可能性も?

ドラマ「LOST/ロスト」最後の結末に向けて評価が大きく分かれた理由とは?あらすじは?

「LOST/ロスト」は無人島を舞台にした大人気ドラマ!あらすじネタバレ

「LOST/ロスト」は、2004年から2010年までアメリカのABC局で放送されていたテレビドラマです。40名以上の乗員を乗せた飛行機オーシャニック815便が無人島に墜落。48人の生存者たちは、救助を待ちながら無人島で生活していくことになりますが、そこは不可思議な現象が起こる謎の無人島でした。

物語は、国籍もさまざまで、護送中の殺人犯や詐欺師なども入り乱れる生存者たちの過去をフラッシュバックしながら進行します。なかなか救助されない生存者たちは、恐怖心と戦いながらも、無人島の秘密を暴き始めることに。すると、無人島には“他のものたち”という住人が住んでいることが明らかになり、“他のものたち”の乗り物を使って無人島から脱出することに成功します。

しかし、島に取り残された人たちを救うため、再び無人島に戻ることを決意。タイムワープ(時間移動)が繰り返される島で、謎を明かす真実にたどり着くと、ようやく悲劇の幕が閉じました。

ドラマ「LOST/ロスト」の結末は賛否両論?夢オチではない?

「LOST/ロスト」は、シーズン1から注目を集め、先の読めないスリリングな展開から、シーズン6まで制作される大人気ドラマとなりました。しかし、物語の結末は賛否両論に分かれる結果となっています。

ドラマの終盤では、医師のジャックを中心に、運命に立ち向かう生存者たちがタイムスリップ。飛行機が墜落する前の時間へ戻ると、無人島での記憶が除々に蘇り、将来起こる飛行機の墜落を阻止するために、無人島にある基地を爆破することにします。

すると、飛行機は、墜落することもなく無事にロサンゼルス国際空港に到着。見事に悲劇を阻止することに成功したかのように見えました。しかし、基地を爆破したジャックたちは依然無人島に残されたまま。ようやく島からの脱出を試みて迎えたラストシーン、ジャックが向かったのは教会でした。

そこには、死んだはずの人物もいたため、「実際には飛行機の墜落でみんな死んでいた」と夢オチだったと捉える視聴者もいる一方で、「生きている人も死んだ人も同じ空間を共有できる時間概念のない空間を描いた」と、夢オチを否定する視聴者も。スリリングな展開で長きにわたって見続けてきた視聴者も多い作品だっただけに、分かりにくい結末に評価がはっきりと分かれる形となりました。

ドラマ「LOST/ロスト」のキャストをおさらい!受賞歴や巻き起こした社会現象が凄かった!

ドラマ「LOST/ロスト」の主要キャストを演じたのは?

ドラマ「LOST/ロスト」で、生存者たちのリーダー的存在となる医師のジャック・シェパード役を演じたのはマシュー・フォックスです。1994年から放送を開始したテレビドラマ「サンフランシスコの空の下」のチャーリー・サリンジャー役で一躍有名となりました。

生存者の1人で、ジャックとともに奮闘するケイトことキャサリン・アン・オースティン役を演じたのはエヴァンジェリン・リリー。ドラマ「LOST/ロスト」では数々の賞レースにノミネートされ、終了後は、映画「ホビット」タウリエル役や「アントマン」など、ハリウッド映画で大活躍しています。

また、物語の結末でキーマンとなった詐欺師のソーヤーでは、「パワー・ゲーム」のジョシュ・ホロウェイが出演し、第6話には、日本人俳優の真田広之がテンプルのマスター役で出演したことも注目されました。しかし何よりも、「スター・ウォーズ7/フォースの覚醒」や「ミッション:インポッシブル」シリーズのJ・J・エイブラムスが監督・製作総指揮を務めたことが、放映開始当初から本作が話題を集めた一番の要因でしょう。

ドラマ「LOST/ロスト」の人気は社会現象に!賞レースも席巻

ドラマ「LOST/ロスト」は、シーズン1の放送が開始されると、いきなりプライムタイム・エミー賞で12部門にノミネートされ、作品賞を含む6部門を受賞しました。その後もシーズンが更新されるたびにエミー賞にノミネートされ、ベンジャミン役のマイケル・エマーソンとジョン・ロック役のテリー・オクィンが助演男優賞を受賞。

ゴールデングローブ賞でも、2006年にテレビシリーズ賞(ドラマ部門)を受賞しています。その人気は社会現象となるほどで、「LOST/ロスト」以降は、映画などでも無人島を舞台にした作品が増えるようになりました。また、放送翌日に映像がダウンロード可能というサービスも革命だと話題に。番組に登場する宝くじと同じ番号を購入しようとするファンが相次いだため、1等よりも2等のほうが賞金が高くなるという現象まで発生しました。

ドラマ「LOST/ロスト」根強い人気で将来復活する可能性も?

ドラマ「LOST/ロスト」は2010年に放送が終了しましたが、今でも根強い人気を誇っています。特に日本では、「24 -TWENTY FOUR」や「プリズン・ブレイク」と並ぶ、海外ドラマブームの火付け役として有名です。実際に、「LOST/ロスト」をきっかけに海外ドラマにはまったという日本国内の視聴者も多くいます。

放送終了後にはスピンオフなどは制作されず、ジャック役を務めたマシュー・フォックスは「ワールド・ウォーZ」など映画の世界へ。ヒューゴ役のホルヘ・ガルシアは、「ALCATRAZ/アルカトラズ」や「Hawaii Five-0」などテレビドラマの世界で活躍を続け、ジンスー・クォン役のダニエル・デイ・キムも「Hawaii Five-0」にレギュラー出演するなど、出演者は別の作品で活躍を続けていきました。

その一方で、クリエイターで、「LOST/ロスト」の現場責任者でもあるデイモン・リンデロフは、ジョージ・ルーカス監督作品でシリーズ化したスター・ウォーズを例に挙げて、「『LOST/ロスト』を見て育った人たちが新作をつくることになるかもしれない」と続編に前向きな発言をしています。

今でもレンタルなどで高い人気を誇っている「LOST/ロスト」。さまざまに張り巡らされた謎に一度ハマれば、途中で見ることを止めることのできなくなる中毒性で、放送は終了しても、未見の視聴者たちを引きつけて、これからもその魅力と人気を継続させていきそうです。

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