牧野任祐がF2初優勝!F1に最も近い男はフォーミュラレースの頂点に立てるか

牧野任祐のレース成績がスゴい!過去のレース記録を紹介!

牧野任祐のレース成績がスゴい!

牧野任祐(まきのただすけ)は、今や多くのファンを魅力するレーシングドライバーの一人と言われています。

2015年に出場した「FIA F4選手権」でシリーズ2位、さらに同年の「JAF F4日本一決定戦」では優勝するなど、輝かしい成績を収めています。

翌2016年からはF3に上がり、「全日本F3選手権」では新人という立場でありながら堂々のシリーズ5位に入る健闘を見せ、一躍知名度を上げました。

牧野任祐の活躍は、これだけにとどまりません。2016年8月に開催されたSUPER GT第6戦「第45回インターナショナル鈴鹿1000キロ」にはGT300クラスにデビュー参戦し、武藤英紀とともにGT500クラスで臨んだ同年10月の第7戦では2位で表彰台に上がっています。

牧野任祐がデビュー戦でポールポジションの快挙!

牧野任祐は2005年、「関西キッズカートシリーズGT-1クラス」で初めてレースに出場し、いきなりシリーズ2位の成績を収めました。さらに同年開催の「北神戸キッズカートシリーズ GT-1クラス」でもシリーズ2位となり、子供の頃からレーシングドライバーとしての素晴らしい素質を見せつけていました。

そんな中、「とんでもないドライバーが現れた!」と知名度がグッと上がったレースが、2019年4月20日に行われた「全日本スーパーフォーミュラ選手権」開幕戦の予選です。

TCS NAKAJIMA RACINGのドライバーとして参戦した牧野任祐にとって、日本のレースは3シーズンぶりでしたが、それを感じさせない走りでQ1からQ3まで一貫してワンツーを独占します。

さらに、セットアップを変えたというQ3ではQ2よりも0.7秒タイムを上げる快走を見せ、デビュー戦でポールポジションを獲得するという快挙を達成。昨年チャンピオンとなった山本尚貴や中島一貴等、並み居る強豪を破っての堂々たるポールポジションは、モータースポーツファンも目を見張りました。

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牧野任祐の父親はレース関係者?経歴やプロフィールを総まとめ

牧野任祐がレーサーを目指したきっかけは?

中嶋悟と中嶋一貴、グラハム・ヒルとデイモン・ヒル、アラン・プロストとニコラ・プロスト、ジャン・アレジとジュリアーノ・アレジ等々、レーシング界でも他の世界と同じく、父親の背中を見て育った息子が同じ道に進む例が少なくありません。

子供時代から頭角を現していた牧野任祐はどうだったかというと、父親はレーシングドライバーではありません。父親がF1好きで、よく一緒にレースを観ていた牧野任祐はモータースポーツの魅力に引き込まれ、F1ドライバーになることを将来の夢として描くようになったのだそう。

親子レーサーではないとはいえ、父親の影響でレーサーを目指したという点では、中嶋親子やアレジ親子らと変わりないといえますね。

牧野任祐の経歴やプロフィールを紹介!

牧野任祐は、1997年6月28日に大阪府大阪市で生まれました。わずか5歳でレーシングドライバーを目指しすようになり、本格的にキャリアをスタートさせたのが、小学1年生の頃です。

小学生時代から中学生時代にかけ、数々のカート選手権で好成績を収めた牧野任祐は、高校生になった2014年からフォーミュラレースにステップアップ。同年の「スーパーFJ ドリームカップレース」「スーパーFJ 日本一決定戦」で立て続けに優勝を飾り、翌2015年には、カートからフォーミュラレースにステップアップしたレーサーの入門カテゴリーとなるF4に進出しました。

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牧野任祐が日本人初F2優勝!チームも感銘したレース内容は?

F4のクラスでも東西の両シリーズでチャンピオンとなり、日本一決定戦でも優勝と、向かうところ敵なしの好成績を収めた牧野任祐は、翌2016年にF3へ昇格します。TODA RACINGのドライバーとして「全日本フォーミュラ3選手権」に参戦した牧野任祐は、第9戦・14戦で3位、第6戦・11戦では2位と善戦し、シリーズを5位で終えました。

翌2017年の「ヨーロッパ・フォーミュラ3選手権」は骨折により欠場を余儀なくされたレースもあり、シリーズ15位と振るいませんでしたが、満を持して2018年の「FIA フォーミュラ2選手権」に参戦した牧野任祐は、快挙を成し遂げます。9月1日にイタリアのモンツァ・サーキットで行われたシリーズ第10戦レース1で、日本人ドライバーとしては2人目となるF2優勝を飾ったのです。

14番グリッドからスタートした牧野任祐は、オープニングラップでいきなり8番手まで順位を上げ、4周目で3番手につけます。そして6周目でついにトップに立つと、残り3周でのタイヤチェンジも順位を落とさずレースに戻り、そのままトップでチェッカーフラッグを受けました。

上位陣の多くが選んだスーパーソフトタイヤではなくミディアムタイヤでスタートし、タイヤの摩耗に苦しめられることがなかったのも大きな勝因となったこのレース。ロシアンタイムのエンジニアも「彼はスタート直後から我々を驚かせた」と、牧野任祐の完璧なレース運びを高く評価しました。

また、チーフエンジニアも「彼のプライムタイヤでのラップタイムは、信じられないほどだった」「彼はレースごとに成長している」と、今後に大きな期待を寄せるコメントを残しています。

2019シーズンはスーパーフォーミュラにレギュラー参戦、GT500にカムバックするスーパーGTでの走りにも期待がかかる牧野任祐。日本人ドライバーが再びホンダのエンジンでF1に参戦すれば、日本のモータースポーツファンには嬉しいニュースとなります。いま最もF1に近いと言われている牧野任祐が夢を叶えられるか、今後のレースに注目です。

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