松本晃は大企業を股に掛けてきたプロ経営者!今までの売り上げ額が凄すぎる

松本晃は大企業を股に掛けてきたプロ経営者!「プロフェッショナル仕事の流儀」で持論を展開

松本晃は大企業を股に掛けてきたプロ経営者!

松本晃は、2018年3月までカルビーのCEOを務めていた人物ですが、生え抜きの社員としてトップまでのぼりつめたわけではないそうです。

2009年に、カルビーの経営陣にその手腕を見込まれて会長兼CEOに就任しました。伊藤忠商事からセンチュリーメディカルに出向し、取締役営業本部長を務めたのを皮切りに、ジョンソン・エンド・ジョンソンの代表取締役プレジデント、さらに同社の社長も務めた松本晃。いわば経営のプロとして、各企業を股に掛けてきた人物と言えるでしょう。

松本晃はカルビーCEO時代に「プロフェッショナル仕事の流儀」で持論を展開

松本晃の名は、ビジネス業界では剛腕ぶりが知られていましたが、一般の人々の知名度が高まったのは、2017年10月にNHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」に出演したことがきっかけです。番組では、カルビーCEOとして、8期連続で増収増益を達成した松本晃の剛腕ぶりが紹介されました。

松本晃は番組の中で、経営者は「ほらを吹け」という持論を展開。実現可能かはともかく、社員にとって魅力的な夢を経営者が描いてみせることで社員を感化することが大事だというのが真意のようです。

松本晃がライザップCOOに就任した経緯とは?本の読み方、3つのルールとは?

松本晃がライザップCOOに就任した経緯とは?

カルビーCEOを2018年3月に電撃的に退任した後、松本晃が次の仕事に選んだのは、ダイエットジムの経営で知られるライザップグループでした。多くのオファーが舞い込む中、6月にはライザップグループの最高執行責任者(COO)に就任した松本晃。なんでも、COO就任の話が出る前に、ライザップ社長の瀬戸健に誘われてライザップゴルフの会員になったという経緯もあったとか。

また、40歳にして売上高1300億円を成し遂げた瀬戸健社長の人柄や魅力も転身を決めた理由になったようです。そのため、カルビーCEO退任後、数多の企業からのラブコールが相次ぐ中、ライザップを選んだと明かしています。

松本晃の本の読み方、3つのルールとは?読んだら捨てる!?

凄腕経営者である松本晃は、経営者は学ぶことが必要不可欠で、その最適な方法は読書だと語っています。本の読み方にも独特な3つのルールがあり、1つ目は、本はたくさん買え、です。10冊買っても15000円程度、それで著者の知識や経験が得られると思えば決して高い買い物ではありません。

2つ目は、最初の30ページは読め、つまらなかったら後は読まずに捨てろ。つまらない本を読み通しても時間の無駄であり、たくさん読めばいくつかはあたりがあると説いています。そして3つ目が、読み終わったら捨てろ。そうすれば一生懸命読むし、再読したかったらまた買えばいいとのことです。

松本晃の今までの売り上げ額が凄すぎる!IT企業の社外取締役にも!

終身雇用制度が広く浸透している日本社会において、一社員から経営者にのぼりつめる人物は数多くいても、松本晃のように、経営者のプロとして、複数の企業でめざましい実績をあげられる人物はそう多くはありません。

松本晃が39歳の時、経営陣の1人として本格的に経営に加わったセンチュリーメディカルは、大赤字を抱え破綻寸前でした。立て直しを任された松本晃は、6年間で売り上げを20倍に。その実績を知った20社以上からオファーを受けて、ジョンソン・エンド・ジョンソンに入社します。

そこでも、事業本部長として率いた事業本部の売上高を6年間で5倍にして社長に就任すると、9年間で売り上げを4倍にまで押し上げました。カルビーでも、CEOとして8年連続で増収増益を達成し、2011年には、カルビーにとって悲願だった東証一部上場を果たします。

そんなプロ経営者としての実力を、今度はライザップグループで発揮することになった松本晃。そこへさらに、創業3年というIT企業インアゴーラ社の社外取締役に2018年7月より就任することが発表されました。
インアゴーラ社は、日本企業が、中国をはじめとする海外でのEC市場へ参入しやすいようにサポートする事業を行っている企業。日本企業が手軽に中国で出店できる越境型ECアプリ「豌豆公主(ワンドウ)」を運営していることでも知られています。

インアゴーラは、松本晃がグローバル企業で重ねてきた経験や培ってきた経営手腕、メーカーでの知見をもたらすことで、経営体制をブラッシュアップ。グローバル企業としてさらなる飛躍を目指しているようです。松本晃もその想いに応えるように、「インアゴーラは中国だけでなく世界に目を向けたグローバル企業へと進化する可能性がある」とコメントしています。

松本晃には、出る杭は打たれる風土がある日本で新しいことを始める若い社長は少ないため、自らの経験や経営手腕で、インアゴーラの翁永飆や、ライザップグループの瀬戸健らを応援したいという思いもあるとのこと。現在70歳の松本晃が若い世代と一緒にさらなる飛躍をどのように成し遂げることになるのか、結果は数年後に見えてくるでしょう。

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