マイケル・ムーア監督最新作「世界攻略のススメ」あらすじキャスト!日本に向けたメッセージとは?

マイケル・ムーア監督最新作「世界攻略のススメ」あらすじキャスト!日本に向けたメッセージとは?

マイケル・ムーア監督最新作「世界攻略のススメ」あらすじ!本作ではアメリカ政府と共謀している!?

マイケル・ムーア監督が、最新作「世界攻略のススメ」を制作しました。社会に問題提起をする過激なドキュメンタリーを制作することで知られるマイケル・ムーア監督は、「世界攻略のススメ」でも、たった一人で、監督・製作・脚本を担当しています。

「世界攻略のススメ」では、これまで批判してきたアメリカ政府と協力したマイケル・ムーア監督が、空母ロナルド・レーガンに乗り込んでヨーロッパに向かい、侵略政策の片棒を担ぐというユニークな内容になっています。向かった先のヨーロッパで、数々の非常識な出来事に遭遇するマイケル・ムーア監督ですが、もちろん、それがすべてではありません。

「世界攻略のススメ」に込められているのは、「アメリカの常識が非常識なのでは?」というブラックユーモア。ヨーロッパ各地を取材したドキュメンタリー作品には、アメリカ国外の良い部分から学ぼうというメッセージが込められています。

マイケル・ムーア監督最新作「世界攻略のススメ」で驚きのヨーロッパ文化を学ぼう

マイケル・ムーア監督は、これまでアメリカ内部の問題を取り上げてきましたが、「世界攻略のススメ」では、視点を変えて、国外の良い部分に目を向けています。イタリアでは年間8週間も有給があって、ドイツでは休日に部下に連絡すると「法律違反」となってしまい、フランスの給食ではフレンチのフルコースが出てくるなど、ユニークな事例が数多く登場する「世界攻略のススメ」。

ヨーロッパ文化との比較は、アメリカだけでなく、日本も勉強になること間違いなしです。作品に込められた「国内での常識は、海外での非常識」というメッセージは、日本人にも響くのではないでしょうか。

マイケル・ムーア監督作品代表作ならコレ!経歴は?

マイケル・ムーア監督はドキュメンタリーの奇才!その強気な取材で映像にした作品は数々の賞を受賞!

マイケル・ムーア監督の名が世界に知れ渡るきっかけとなったのは、1999年4月20日、コロンビア高校で高校生2人が引き起こした銃乱射事件を取り上げたドキュメンタリー「ボウリング・フォー・コロンバイン」(2002年)です。事件の犯人が愛聴していたアーティストのマリリン・マンソンや、全米ライフル協会会長のチャールトン・ヘストンなどに、アポなし直撃取材を敢行したマイケル・ムーア監督。

アメリカの銃社会の異常さを公にしたことが話題になり、「ボウリング・フォー・コロンバイン」では、アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞など数々の賞を受賞しました。その2年後に公開された「華氏911」では、2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロ事件を取り上げ、ブッシュ政権を真っ向から批判しました。

「華氏911」は、「ボウリング・フォー・コロンバイン」とは逆に、ラジー賞を受賞してしまいましたが、ノミネートされたのは「最低主演男優賞」にブッシュ大統領、「最低助演男優賞」にラムズフェルド国防長官。これが、「華氏911」で描かれたブッシュ政権への批判に賛同が得られた結果であることは明らかです。ラジー賞の発表は、「華氏911」の評価をさらに高めました。

マイケル・ムーア監督は高校時代から社会派だった?ドキュメンタリー監督デビュー作から一躍有名に!

マイケル・ムーア監督は、デイヴィソン高校に入学した当時から、周囲の環境への意識が高く、卒業年には、校長と副校長の解雇を求めて教育委員会選挙に出馬して見事当選し、実際に校長と副校長が解雇されています。高校卒業後は、ミシガン大学フリント校に入学するも1年で中退。

22歳のときに、隔週刊誌の発行を始めましたが、廃刊になり、「賢く、恐れないジャーナリズム」を理念に掲げるマザー・ジョーンズ誌の編集者となりました。後に解雇されると、1989年「ロジャー&ミー」でドキュメンタリー監督デビューを果たしています。

マイケル・ムーア監督の、記念すべき1本目となるドキュメンタリー映画の舞台は、生まれ故郷であるミシガン州フリント。大手自動車会社GMの工場が閉鎖されたことが原因で失業者が増大したことを取り上げたこのドキュメンタリーでは、アポなしで関係者に直撃取材を行うという、マイケル・ムーア監督の代名詞となる手法が確立されました。

人口15万のうち3万人がGMで働いていたため、工場閉鎖によりゴースタウン化していったミシガン州フリント。その実態を取り上げた「ロジャー&ミー」は大きな反響を呼びました。それ以降は、映画だけでなく、テレビでもドキュメンタリー番組を制作するようになったマイケル・ムーア監督。次第に、ドキュメンタリー監督としての地位を確立します。

マイケル・ムーア監督が反ドナルド・トランプのドキュメンタリー「マイケル・ムーア・イン・トランプランド」を電撃発表!

マイケル・ムーア監督は、「華氏911」でジョージ・W・ブッシュ前大統領を批判しましたが、今度は、2016年アメリカ合衆国大統領選挙の共和党候補者であるドナルド・トランプに焦点を当てたドキュメンタリーを制作しました。タイトルは、「マイケル・ムーア・イン・トランプランド(Michael Moore in TrumpLand)」で、206年10月18日にニューヨークで無料上映され、19日から一般公開が開始。ツイッターで突如発表されたこのドキュメンタリー作品の存在は、世界を驚かせました。

「マイケル・ムーア・イン・トランプランド」の内容は、マイケル・ムーア監督が、オハイオ州で行おうとし、中止を余儀なくされた「イカれた大統領選挙」に関するワンマンショーを扱ったものになっているといいます。マイケル・ムーア監督は、以前から、「ドナルド・トランプに投票するのは合法テロだ」などと、ドナルド・トランプを批判してきましたから、刺激的な内容になっていることは想像できますね。

アメリカ合衆国大統領選挙を2016年11月8日に控えている今、「マイケル・ムーア・イン・トランプランド」も、これまでのマイケル・ムーア監督作品と同様に、さまざまな物議を醸しているようです。マイケル・ムーア監督は、今年62歳になりましたが、その勇気と情熱は衰えていません。今後もアメリカの問題を隠すことなく公にし、さまざまな反響を呼んでいきそうです。

関連記事

ページ上部へ戻る