宮原知子の両親は医師!フィギュアスケート新女王は英語力が凄かった!
宮原知子の両親は医師!両親との海外生活でスケートと出会う!
宮原知子は、1998年生まれの18歳。現在、関西大学に籍を置く、世界ランキング1位のフィギュアスケーターです。身長は150cmと小柄ですが、それを感じさせない演技が素晴らしく、観客全てに魅力を伝えています。
宮原知子は、両親が共に医師という環境で育ちました。その両親の都合で、幼少の頃はアメリカで生活していた宮原知子は、4歳のときにスケートに出会います。日本ではあまり気軽に接することのないスケートですが、アメリカでは、大きなショッピングモールにアイスリンクが併設されたりするなどの手軽さで、遊び感覚から始めることができます。
宮原知子は、7歳のときに日本に戻ってきてからもスケート教室に通い続け、2011-2012シーズンのジュニア大会から、頭角を現してきました。2013-2014シーズンにはシニアデビュー、2014-2015シーズンには全日本大会優勝、世界選手権銀メダルという成績を残し、トップスケーターの仲間入りを果たします。
宮原知子はスケーティング技術だけじゃない!フィギュアスケート新女王は英語力が凄かった!
宮原知子の高いスケーティング技術は、ジャンプ・スピン・ステップ、あらゆる要素に見ることができます。ジャンプ中のコンパクトな回転、スピン中に姿勢を変えてもぶれない回転軸と落ちない回転速度、ステップを踏むときの緩急の付け方など、どれも一流レベルです。
中でも特筆すべきはスピン。体の柔軟性を生かしたレイバックスピンからビールマンスピンへのコンビネーションスピンと、なかなかやる人がいない逆回転スピンは、宮原知子の見せ場でしょう。その上、曲の表現力が素晴らしいため、競技だと分かっていても、観客は、宮原知子の踊りに引き込まれます。
宮原知子の凄さは、それだけではありません。フィギュアスケートは国際大会が多く、外国人のコーチや振付師に指導を仰ぐこともある競技ですから、日本語が通じないことが多々あります。しかし、宮原知子の場合、通訳なしで自分の考えを伝えることができるのも、選手としての強みです。人の言語能力は、7歳までに決まるといわれますから、アメリカで育った影響は大木でしょう。
宮原知子は中学・高校時代の学力も完璧!浅田真央はもう勝てないのか?
宮原知子は中学・高校時代の学力も完璧!ただ天才なだけではない積み重ねの毎日!
宮原知子は、関西大学中等部、関西大学高等部を卒業しています。中学・高校、共に大阪府でも偏差値の高い学校ですが、その中でも学年上位を維持するほどの学力だそう。毎日スケートリンクに通いながら、勉強にも手を抜かない宮原知子。スケートでも、学業でも、良い成績を残すことは、どれだけ大変なことでしょうか。
宮原知子の練習量の多さは、関係者によく知られていることです。遠征に行く際には、学校から出された課題を持って行くというのも、周囲の人にはよく知られています。これだけハードな生活をしながらも、宮原知子は、スケートが大好きで、やめようと思ったことはないそうです。生まれ持った才能だけではなく、毎日の積み重ねと努力が、宮原知子という文武両道のアスリートを育てているに違いありません。
宮原知子に浅田真央はもう勝てないのか?これからの2人に注目!
宮原知子は、2014-2015シーズンから、全日本選手権で2連覇を達成しています。つまり、浅田真央がソチオリンピック後に1年間の休養を宣言し、次の女王は誰かと囁かれた大会で優勝したのが宮原知子です。浅田真央復帰後の2015-2016シーズンでも、ショートプログラム(SP)、フリースケーティング(FS)共にトップの成績で優勝しました。長年、日本の女王として周囲を引っ張り、憧れの浅田真央を抑えての優勝でしたから、宮原知子も感慨深いものがあったに違いありません。
しかし、“フィギュアスケート新女王”宮原知子は、トップをとっても満足しません。他人の演技を見て、自分に何が足りないのか、改善できる点はないのか、常にアンテナを伸ばしています。いずれはトリプル・アクセル(3回転半)が跳べるようになるために練習を続け、スピンの回転速度を上げていき、演技の幅を増やすためのダンスレッスンを受け……宮原知子がどこまで飛躍していくのか楽しみですね。現役続行を決めた浅田真央の熟練の演技を見つめ、お互いに高めあっていくことを期待しています。
宮原知子の知られざる素顔とは?2016-2017シーズンいよいよ幕開け!!
宮原知子は、真面目すぎる努力家です。習ったことは自分のものになるまで、こつこつ繰り返し練習します。あの小さな体のどこから出てくるんだというスタミナと、病気や怪我をしない頑丈な体のおかげか、練習量は相当凄いことになっているようです。
宮原知子は、今でこそ強い精神力で、プレッシャーの中でも、練習の成果を正確な演技で見せてくれます。しかし、幼稚園の頃は、非常に内気で、園内で会話をすることはなく、ボディランゲージで済ませる子供だったとか。スケートを始めてからも、初参加した大会では、恥ずかしさのあまり演技ができなかった過去があります。今でも、カメラの前でインタビューを受けるのが苦手だという宮原知子のシャイな一面は残されたままです。
宮原知子の2016-2017シーズンは、9月14日開催のISUチャレンジャーシリーズ第2戦を、SP、FS共にトップの成績で、優勝を飾ることから始まりました。この後は、10月1日の「木下グループカップJapanOpen2016」で団体戦に参加し、10月28日から始まるISUグランプリシリーズ第2戦(カナダ)、11月25日から始まる同シリーズ第6戦(NHK杯)に出場します。
SPは、オペラ「ラ・ボエーム」から、FSは「木星(惑星より)」と映画「スター・ウォーズ」から、編曲がされた構成で臨む宮原知子。まだシーズン序盤ですが、この先だんだん熟成されていく演技を見るのも、フィギュアスケートを楽しみの1つです。
宮原知子の世代は、日本選手だけではなく、ロシア、アメリカなどに、強豪選手が勢ぞろいで、勝利を収めていくのは容易ではありません。それでも、シーズン中に進化し続ける宮原知子に、期待をこめて声援を送りましょう!