渡瀬恒彦 喧嘩の腕前は兄、渡哲也以上!伝説の武勇伝

2015年5月11日、とあるテレビドラマの公式ガイドブックが2015年6月3日に発売される事が発表されました。テレビドラマの公式ガイドブックと言えば、大河ドラマや韓国ドラマが有名ですが、今回発売されるのは刑事ドラマです。誕生から10年を記念して発売されるその刑事ドラマと主演とは!

渡瀬恒彦 主演の「警視庁捜査一課9係」がガイドブックになる!

渡瀬恒彦 テレビ朝日の連続テレビ物の看板俳優!

渡瀬恒彦が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ「警視庁捜査一課9係」は今年4月22日に新シリーズが始まり、第10シーズンとなりました。それを記念して今回公式ガイドブックとして「警視庁捜査一課9係 アニバーサリーガイドブック」が産経新聞出版より6月3日に発売される事になりました。捜査一課9係といえば、主演の加納係長役の渡瀬恒彦をはじめ、浅輪刑事役の井ノ原快彦や小宮山志保警部補を演じる羽田美智子、難しく堅苦しいでお馴染みの村瀬健吾役の津田寛治や、青柳靖演じる吹越満とコンビを組んで番組のコミカルな部分を担当する矢沢英明役に田口浩正と、錚々たる顔ぶれが並んでいる刑事ドラマです。やはり演技は皆一流の俳優ばかりですので、見ていて面白いくキチッと作られていながらも、それぞれのキャラクターが良い味を出している、渡瀬恒彦色のドラマになっています。

渡瀬恒彦 役者歴45年で初の経験をする!

今回の第10シリーズが始まる前に10周年記念記者会見が行われました。10年を振り返るなかで、一番思い出深かった出来事として渡瀬恒彦は「4,5日前のことだけれど、吹越満から演技に注文をつけられた」と語っていました。「高倉健さんにもつけられたことないのに」と冗談めかして言っていた渡瀬恒彦に対し「浮かんできたので、渡瀬恒彦さんにもお願いしてしまった。後から、他の現場や作品では許されないことをやっちゃったかもしれないと思った」と苦笑い。渡瀬恒彦は「とりあえずやってみようって、やったら楽しかった」と笑顔を見せていました。もし吹越満がこの後ご紹介する伝説を見たら、震えてしまいそうな出来事ですね。そんな9係を徹底解剖するガイドブックには、撮影現場の密着レポートや、書き下ろしスピンオフ小説「9係の一番長い日」も収録。是非興味をお持ちになったら、ご覧になってください。

渡瀬恒彦 最強伝説!錦織圭と親戚だった!

渡瀬恒彦 喧嘩の腕前は兄、渡哲也以上!伝説の武勇伝

1944年7月28日生まれの今年71歳とは思えない俳優さん。兄に渡哲也をもち、親族にプロテニスプレイヤーの錦織圭がいるという渡瀬恒彦。出身地は島根県安来市、その後兵庫県津名郡淡路町に移り住み、そこで中学高校を卒業。大学は早稲田大学法学部に在籍していましたが、後に除籍になったそうです。在学時は空手部に籍を置いて段位は弐段。最強伝説を作ったのもうなずける下地があるわけですね。その後電通のPRセンターに勤務していた事もあったそうです。渡瀬恒彦は芸能界に興味が全くなかったそうで、入る意思が無かった渡瀬恒彦を東映の社長の岡田茂は必死に説得。結果口説き落とされた形で1969年に東映と契約したそうです。御兄さんの渡哲也が芸名で活動していますが、渡瀬恒彦は東映につけられた芸名がしっくりこず、それならと本名で活動する事になったのです。1970年に映画「殺し屋人別帳」の主役として華々しくデビューを飾ります。その頃の映画の撮影所はケンカが強いっていう人が入ってくると、シメる、ようはケンカをしかけて大人しくさせるという風習があったそうで、その中でも渡瀬恒彦は関係者の中でも最強と謳われており、安岡力也を駐車場で倒したり、松田優作を一撃で倒してしまったり、あの岩城滉一をのしてしまったり、舘ひろしとその仲間を川に放り込んだりと凄まじいケンカ最強伝説を持った方のようです。当時主演にはアクションの際にスタントマンを使ったりしたそうですが、渡瀬恒彦は一切使わずにアクションを行っていたそうです。「狂った野獣」という映画で、バスジャックされたバスにオートバイで並走、オートバイの後部座席から猛スピードの中、バスの窓へ飛び込むというのをやり遂げているそうです。流石武勇伝は伊達じゃないですね。

渡瀬恒彦 結婚に離婚、そして大病を患うも俳優業を邁進!日本を代表する俳優に

順調に俳優業を続け、1978年には「赤穂城断絶」松竹映画「事件」でブルーリボン賞・日本アカデミー賞、キネマ旬報等助演男優賞を受賞してヤクザ映画のイメージを一新し、現在の姿の源流をそこで開拓します。1973年には女優の大原麗子と結婚していましたが、5年で離婚に。1979年に一般女性と再婚したそうです。また義理堅い方で、故郷の兵庫県で阪神淡路大震災が起こり、壊滅的な状況の中で渡哲也の石原軍団と共に被災地を訪れて炊き出しを行い、被災者の人たちに勇気を与えるという今のテレビで見る十津川警部や9係の加納倫太郎を彷彿とさせる行動ですね。役者としては1978年以降テレビドラマにも進出し、中でも「西村京太郎サスペンス 十津川警部シリーズ」にて十津川省三警部を演じ好評を得、その後テレビ朝日の土曜ワイド劇場ではタクシードライバーの推理日誌シリーズで主演の夜明日出夫を1992年から演じ続けています。風間しんご演じる元後輩刑事とのコミカルなやりとりが印象的なシリーズです。テレビ朝日のテレビドラマシリーズで長く続いてるものが多く、今回公式ガイドブックが出る警視庁捜査一課9係も今年4月から第10シリーズが開始し、その前には京都鴨川東署迷宮課おみやさんのシリーズで主演の鳥居勘三郎警部役を演じ、第8シリーズまで続けるなどテレビ朝日の連続ドラマの顔といっても過言ではありません。1994年に脳梗塞を起こしたそうですが、ファンも多い俳優さんなので、これからも健康に気を付けて長く活躍して欲しいですね。

渡瀬恒彦の出身地 島根県安来市について

渡瀬恒彦の出身地、島根県安来市の観光スポット「古代出雲王陵の丘」

渡瀬恒彦の出身地、島根県安来町の観光スポット「古代出雲王陵の丘」は国の指定史跡で、全国最大の方墳・造山古墳群が集中しています。近隣の荒島駅周辺には、弥生時代から古墳時代の墳墓が集中しているそうです。この内の仲仙寺と宮山、塩津山に造山の4つを公園として整備し、古代出雲王陵の丘と呼んでいます。古墳は気軽に見学可能だそうで、標高約50mの墳丘上からのぞむ中海をはじめ島根半島は絶景で、古墳も見れて景色も抜群という島根県を代表する観光スポットでもあります。中でも塩津山墳墓群は出雲東部最大の四隅突出墓として有名で、出雲市の西や墳墓群にも大型のものが発見されており、弥生時代後期には、出雲地方の東西に大きな勢力が2つ存在していたという発見にも繋がりました。1号墳は安来町の周辺で一番最初に造られた古墳で、四隅突出墓としての特徴が残っています。荒島駅から徒歩7分にある古代出雲王陵の丘に、是非島根にお越しの際は、見学に行ってみては如何でしょうか。

渡瀬恒彦の出身地、島根県安来市の名物「安来節」

渡瀬恒彦の出身地、島根県安来市の名物「安来節」。江戸時代に出雲節などを基盤とし、いくつかの地元民謡を吸収して発達したものです。安来節はともに踊る伝統的な「どじょうすくい」が有名で、ひょっとこ顔でどじょうをすくうというものです。このどじょうすくいは、実は男の人と女の人では踊り方が違い、男踊りといわれるものは、小川でどじょうをすくう様子を表現していて、踊る人は豆絞りの手拭いを頭にかぶり、腰にはどじょうを入れるビクという壺を付け、鼻の下に銭を付けるため、ひょっとこのような顔になるというおなじみのものです。鼻に銭を付けるのは農民が殿様に献上する野菜を食べたのが侍にばれ、鼻を削がれたからという言い伝えがあるそうです。女踊りと言われるのは、女の人が姉さんかぶりと言われる、昔は髪が大きく、黒柳徹子位の大きさにしていたので、それを覆うような布をかぶり、小ざるを手に持って一人二組で。どじょうすくいの動作を舞踊的に踊るものだそうです。歌の終わりに一人は立ち姿で男のようにし、もう一人がしゃがんで女性らしさをだし、締めるものです。安来市にある安来節屋では、どじょうすくい体験道場が定休日は火曜日、体験時間は9時から17時で、一人5000円で通年行われており、所要時間は40分だそうです。アクセスは山陰道安来インターチェンジより車で約15分、足立美術館と安来節演芸館に隣接しています。ここではどじょうすくいグッズも販売しており、是非島根県にお越しの際は、伝統の安来節を体験してみては如何でしょうか。

昔の迫力を今もチラリと覗かせながらも、まさに加納係長と同じように昼行燈を演じる渡瀬恒彦。これからも良い演技をし続けて欲しいですね。

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