桃田賢斗は重いペナルティから逃げ出さなかった!世界ランキングの推移は?

桃田賢斗が謹慎中に取り組んだ事とは?マナーに磨きも掛かった?!

桃田賢斗が謹慎中に取り組んだ事とは?

バトミントン男子シングルスの国内トップ選手である桃田賢斗は、違法カジノ店での賭博行為という不祥事を起こした2016年に、無期限の出場停止という重い処分を受けました。

おおよそ1年が経って謹慎処分が明けた時にはブランクの影響が心配されましたが、競技に復帰してからの桃田賢斗は、驚くべき快進撃を見せ、2018年の世界選手権では金メダルを獲得。これは、桃田賢斗が嫌いだった筋トレやランニングといった基礎トレーニングに、謹慎中地道に取り組んだ結果でした。しなやかな筋肉とスタミナを得た桃田賢斗は、強さにさらなる磨きがかかったようです。

桃田賢斗はマナーに磨きも掛かった?!

謹慎中の桃田賢斗が身に付けたものは、プレイを支えるスタミナや、しなやかな筋肉に支えられた驚異的なフットワークだけではありません。対戦相手側に落ちたシャトルも進んで拾うといった好マナーを見せる姿勢も、周囲から好意的に受け止められています。また、復帰後には髪形も変化。メッシュや派手めのカラーリングはやめ、黒髪のシンプルなツーブロックの髪形にしたことで、もともとの爽やかなイケメンぶりがさらに際立つようになりました。引き締まった体格ともあいまって好感度はうなぎ上りです。

桃田賢斗の世界ランキングの推移は?使用ラケットやグリップのこだわりとは?

桃田賢斗の世界ランキングの推移は?出場停止明けから急上昇!

桃田賢斗は2016年4月に、日本人男子選手初となる世界ランキング2位にまでのぼりつめています。しかし、その直後に違法カジノ店での賭博行為が発覚し、無期限の出場停止処分に。試合に出場しポイントを稼ぐことで決まる世界ランキングは、1年に及んだ謹慎処分で急降下しました。

しかし、いざ謹慎処分が解かれると、次々と大会で優勝を重ねてポイントを稼ぎ、2018年のアジア選手権で日本人として初優勝を遂げたことで、世界ランキング12位に。同年8月の世界選手権で優勝したことで、現在は世界ランキング4位まで食い込んできています。

桃田賢斗の使用ラケットやグリップのこだわりとは?とにかく細く!

紆余曲折を経て世界ランキング4位までのぼりつめた桃田賢斗の強さを支えるラケットは、ヨネックスの最新モデル、アストロクス99です。2018年8月の世界選手権から使用を開始したと言い、ラケットとの相性も良かったのか、見事に優勝。ラケットのグリップ部分には、「細いほうが力が入りやすいというか、うまく感覚が伝わる気がする」というこだわりがあり、より細めになるように自ら調整しているそうです。

桃田賢斗は重いペナルティから逃げ出さなかった!心身共に上のステージへ

謹慎処分明けからわずか1年で、4位まで世界ランキングを戻してきた桃田賢斗。謹慎処分前に記録した世界ランキング2位も、すでに射程圏内にとらえたと言っていいでしょう。
1994年9月生まれで20代半ばの桃田賢斗は、世界ランキング2位を達成した当時、まだ21歳の若さだったので、バトミントンの天才的な才能の持ち主であることは間違いありません。

実際、小学1年生でバトミントンを始めて、小学6年生の時には全国小学生選手権で優勝するなど、ジュニア時代から数々のタイトルを獲得。NTT東日本に入社した後は、すぐに日本を代表する若きエースになりました。しかし、エースとして活躍する一方で、桃田賢斗のプライベートは派手で、夜遊びからそのまま練習に現れることもあったと言います。

桃田賢斗自身は、そのように派手な生活を送る理由には、もちろん「(賞金で)派手な生活がしたい」という気持ちがあるものの、「子供が憧れてバドミントンを頑張るように」とも語っていました。その後、違法カジノ店での賭博行為という不祥事により、バトミントン選手としての道は危機を迎えます。バトミントン界のエリート街道を歩んできた桃田賢斗にとって、初めての挫折だったのかもしれません。

重いペナルティから逃げずに正面から受け止めた桃田賢斗は、謹慎処分中に筋力や持久力を徹底的に鍛えたことで、もともと持っている天才的な才能を、より強靭になったフィジカルで支え、底上げすることに成功します。自身でも「フィジカルを強化できた分、ダッシュやストップのキレが増し、ショットの精度が高まっている」とプレイの質が上がっていることを実感しているようです。

大きな挫折を経験したことで、バトミントン選手としてさらに上のステージに上がった桃田賢斗。心技体すべてが揃った天才プレイヤーが目指すのは、もちろん2020年の東京オリンピックでの金メダルでしょう!

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