永野はキモ芸人!ラッセンやイワシのネタが芸能界でも大人気!
永野は「ラッセンが好き」でおなじみのキモ芸人!
永野は、「ラッセンが好き~」のネタをアメトーークで披露し、一躍人気芸人の仲間入りを果たしたピン芸人。センター分けのロン毛と、派手な水色のシャツに赤いズボンがトレードマークとなっています。はじめは、永野が髪をかき上げながら観客に視線を投げる気持ち悪い動きに悲鳴が上がっていましたが、慣れとは恐ろしいもの。
近頃では、永野がステージに登場すると、黄色い声援があがるようになりました。永野のネタの、ラッセンやイワシ、クマさんは、リズムに合わせて同じフレーズを繰り返すため、頭から離れず、ついついマネしたくなります。
永野を尊敬している?斉藤工が一目惚れして映画に起用!芸能界でも大人気!
永野のネタにはまっているのは、芸能人も同じです。永野をテレビで見た俳優の斉藤工は、その魅力にどっぷりハマり、自身が監督する映画「バランサー」に出演させたほどでした。「情熱大陸」で、永野のことを尊敬していると語る斉藤工の隣に、しっかりと映っていたのは永野の姿。イケメン俳優とキモ芸人という意外な組合せもまた、永野が注目を浴びるきっかけの1つになりました。
意外な組合せは他にもあり、永野の大ファンとして知られるのがAKBの小嶋陽菜。永野に会うと、普通の女性なら悲鳴を上げるところが、AKBの小嶋陽菜の場合、喜びの奇声を上げて駆け寄ってくるそうです。もともと天然で変わり者のイメージがある小嶋陽菜ですが、永野に駆け寄るとは・・・やっぱり強者です。他にも、片瀬那奈からもイチ推しされているという芸能界での永野人気は、まだ衰える気配を見せません。
永野は芸人歴20年!結婚がブレイクのきっかけだった!?
永野は芸人歴20年で同期はフットボールアワー!
永野は芸人歴20年のベテランで、M-1王者のフットボールアワーや、IPPONチャンピオンのバカリズムと同期になります。上京後入学した専門学校を半年で辞めるも、就職するのが嫌で、芸人の道を選んだという永野。ホリプロ入り後5年で解雇され、事務所と契約のないフリーの時代もありました。
永野は、芸人としての仕事がないままバイトをこなす生活に嫌気が差し、芸人を辞めてしまおうかとも考えましたが、辞める気概があるわけもなく、芸人のままでい続けたそうです。実は、この頃に作ったチープなネタが、現在の永野の原型になっています。養成所にも行かず、事務所で構成作家の指導を受けなかったからこそ生まれた、型破りな芸風こそ永野の真骨頂なのです。
永野ブレイクのきっかけは結婚?アメトーークのパクりたい1グランプリで注目
永野は、キモ芸人というキャラクターゆえにあまり知られていませんが、2014年の秋に結婚しています。自身も結婚してから売れ始めたと話している通り、結婚した年の暮れに出演したアメトーークの「パクりたい1グランプリ」で、視聴者に大きな衝撃を与えた永野。「パクりたい1グランプリ」とは、まだ売れていない芸人のネタを見て、FUJIWARAの藤本敏史とアンタッチャブル山崎弘也がパクりたいかどうか判断するという人気企画です。
番組では、永野がネタを披露すると観客から悲鳴が上がり、藤本敏史と山崎弘也が永野のマネをしても悲鳴、調子に乗って繰り返してはまた悲鳴と、番組史上最強とも思える、強烈なインパクトを残しました。同じ企画に参加していたクマムシは「あったかいんだから」ネタでお茶の間の人気者として大ブレイクし、永野は、じわじわと注目を集め、1年遅れでブレイクしました。
永野の人気はいつまで続く?永野も一発屋なのか?!
永野のネタを元にした「クッキーが好き」というクッキーが発売されたり、朝の情報番組「PON!」のレギュラーに起用されたりと、永野人気が広がりを見せています。深夜番組から火がつき、朝番組やお菓子のように女性や子供をターゲットとした市場にも受け入れられるようになった永野ですが、ここまでたどり着けたのには、業界内の永野ファンからの後押しによるところも小さくありません。斉藤工や小嶋陽菜以外にも永野を押す業界人は多く、今田耕司も「さんまのまんま」でオススメ芸人として永野を紹介しています。
昨年末の「とんねるずのみなさんのおかけでした」内では、「ラッセンが好き」のネタから、永野は、ラッセンの62万円の絵を買わされる目に遭っています。はじめは、貧乏芸人である永野に、25~30万円のラッセンの絵でも不釣合いだろうと進行していた番組。しかし、途中から、六畳一間で暮らしているはずの永野に嫁がいることが判明し、雲行きが怪しくなっていきます。さらに、嫁の叔母に譲ってもらった一軒家で暮らしていると白状することになった永野は、とうとうラッセンの62万円の絵を買うことになったのです。
一軒屋に住まい、売れない時もしっかりご飯を食べていたのに、ハングリーさを出したくて六畳一間と嘘をついた永野。芸歴20年と聞けば、笑いのために努力を重ねた苦労人というイメージがありますが、他に行くあてもなく続けていたという永野は、いろいろな意味で枠にはまらない芸人です。
21年目にしてチャンスが到来しても、ショーレースで名前を残してやろうという気迫もなく、お金を稼いだら、将来はブログだけで食べて生きたいと夢のないことを言う永野。変な気負いがないからこそ、自由すぎる芸風が生まれるのかもしれません。じわじわと火がついた人気が1年後どうなるのか、永野も一発屋という枠に収まってしまうのでしょうか?