中村貴咲は東京オリンピックの金の卵!Xゲームって何?
中村貴咲は東京オリンピックスケートボード競技の金の卵!
中村貴咲(なかむらきさ)は、東京オリンピックの追加種目に決まったスケートボード競技における国内トップ選手です。2016年に開催されたエクストリームスポーツの国際大会Xゲームで優勝をさらったことから、金メダルに一番近いスケーターだと注目を集めています。
中村貴咲は、2000年生まれの16才。まだ現役の高校生です。しかし、スケートボードの実力はすでに世界レベルで、世界でも数人しかできないといわれるビッグトリック「ミラーフリップ540」が得意技。すでに、2020年に開催される東京オリンピックの金の卵候補との声にふさわしい実績を積み上げています。
しかし、世界を舞台にトップレベルで戦い続ける中村貴咲の目標は、オリンピックの金メダルだけではありません。常に世界で3本の指に入り続けるトッププレーヤーであることだと、より高い目標を掲げています。
中村貴咲が金メダルを獲得したXゲームって何?
中村貴咲は、日本人として初めてXゲームのスケートボード競技で金メダルを獲得しました。日本人としては、スノーボードの平野歩夢や角野友基に続く快挙であり、スケートボードではアジア人初となる金メダルです。Xゲームとは、1990年代中頃にスタートしたエクストリームスポーツの大会。夏にはサマーXゲームが、冬にはウィンターXゲームが開催されます。
日本では、BS放送で観戦することができますが、どの競技もとにかく過激で派手。中村貴咲の出場しているスケートボードや、サーフィン、BMX(自転車競技)やFSX(フリースタイルモトクロス)からスノーボードやスキーまでさまざまな競技が行われており、一見の価値があります。
一流選手が集まるXゲームで金メダルを獲得することは、とても価値が高いこととされ、特にXゲーム人気が高い欧米では大変な称賛を集めます。中村貴咲は、2016年に行われたXゲームオースティン大会で見事に金メダルを獲得したことで、トッププレーヤーの仲間入りを果たしました。
中村貴咲の高校やプロフィール!輝かしすぎるスケートボード戦績とは?
中村貴咲の通う高校やプロフィールをチェック!
中村貴咲は2000年生まれの16才で、兵庫県出身です。サーフィンをしていた父親が、冬場のトレーニングとしてスケートボードをしていた影響で、6才から競技を始めました。8才になると早くも競技大会に出場するようになり、毎年大会に参戦しては輝かしい戦績を残しています。
中学1年の夏休みに旅行先で訪れた本場アメリカのスケートパークで闘争心に火が付いた中村貴咲は、本格的にスケートボードに取り組むようになりました。中学校卒業後は、大阪学芸高等学校に進学。現在は、現役女子高生でありながら、世界でもトップクラスのスケーターとして活躍中です。
自身のウェブサイトに掲載されている将来の夢は、「世界に通用するスケーターになる」「迫力のあるスケーターになりたい」。優勝を手にした今、戦う相手は自分自身と思い定め、ハードな練習を続けながら技に一層の磨きをかけています。
中村貴咲の輝かしいスケートボード戦績とは?
6才からスケートボードを始めた中村貴咲は、8才の時に、スケートボード大会の「VERTMEETING」に出場しました。大人も参加している大会ですが、結果は、バーチカル種目で見事優勝しています。翌年の「VERTMEETING 7TH」でも、バーチカル競技で優勝を飾った中村貴咲。続けて「AJSA全日本レディース選手権」でも優勝し、2012年には「FLAKE CAP LAD’S CLASS」でも優勝を果たしました。
その後も、名のある大会に出場するたびに次々と優勝を重ねた中村貴咲は、国内女子ではもはや敵なし。2016年にはついに、世界最高峰の大会であるXゲームで金メダルという快挙を成し遂げました。とはいえ、次々と若い才能が台頭してくるスケートボード。現在は、男子の技を身につけるべく、さらなる高みを見つめ滑り続けています。
中村貴咲はXゲームも制覇!世界の舞台で戦う現役女子高生の目指すものとは
中村貴咲は、アジア人で初めてXゲームのスケートボード競技で金メダルを獲得したスケーター。その実力はすでに世界レベルで、2020年に開催される東京オリンピックの金メダル獲得はもちろんのこと、今後のさらなる活躍が確実に期待できる選手です。そんな中村貴咲ですが、まだ16才の現役高校生であるのも事実。日ごろは、制服姿で、練習拠点となっている神戸・六甲アイランドにある「”g”スケートパーク」へ向かいます。
このパークの運営に携わっているのは、かつてインラインスケートでXゲームを制覇した経験もある安床武士です。中村貴咲が成長する姿をこれまでずっと見守ってきました。安床武士は、中村貴咲のスケートを、「ガッツがある」「海外の女子選手よりもダイナミック」であると評価しています。
本人も、自らの性格を負けず嫌いだと語っていますが、いかに自分に打ち勝っていくかが重要なスケートボードには、その性格が役立っているのでしょう。大会規模の大小にかかわらず、試合は試合だと語る中村貴咲は、初めてのXゲーム出場でも動じることなく大舞台を制覇しました。
日本ではまだメジャーではないばかりか、あまり良い印象を持たれていない面もあるスケートボードのイメージを、自分が活躍することで変えていきたいと考えている中村貴咲。若干16才で、すでにスケートボード競技全体のことを考えているのはさすが世界チャンピオンです。スケートボードを人気スポーツに押し上げるためにも、東京オリンピックではぜひ金メダルを獲ってほしいですね。