2020年3月26日 更新
中村祐一こと洗濯王子の生い立ちや経歴は?結婚した妻や子供などプライベートも気になる
中村祐一こと洗濯王子の生い立ちや経歴は?実家の家業の3代目として生まれるも……
日本中の家庭にプロの洗濯のノウハウを伝え続ける洗濯アドバイザー中村祐一。イケメンなルックスから「洗濯王子」という愛称で親しまれています。1984年に、長野県伊那市にあるクリーニング会社「芳洗舎(ほうせんしゃ)」の」3代目として生まれましたが、小・中・高は野球少年で、洗濯には興味がありませんでした。
家業を意識し始めたのは、高校卒業が近づいてきた頃で、高校最後の野球の大会が終わり、周りが特に目的もないまま大学へ進学する中、「そんな気持ちで進学するのなら」と、家業を継ぐことを決意します。高校卒業後は、東京のクリーニング店で約3年半の修行を積み、実家のクリーニング店に帰りますが、経営は自転車操業状態でした。転機となったのは、洗濯記事の監修の仕事を受けたことで、「料理や収納などの先生はいるのになぜ洗濯の先生はいないのだろう」と気付いたと言います。
ここから中村祐一の洗濯アドバイザーとしての活動がスタートしました。2008年に出演したフジテレビ「ハピふる!」で「洗濯王子」と命名された中村祐一。洗濯アドバイザーという唯一無二のポジションに、イケメンが洗濯のアドバイスをするというギャップ要素が加わったことで、徐々に人気に火が付き注目を浴びるようになります。
メディア露出も順調だった最中に起こったのが、2011年に起きた東日本大震災や長女の誕生でした。これをきっかけに、「自分は何のために生きるのか?」と考えるようになった中村祐一は、家業である一般的なクリーニングの仕事を一切やめることを決意しました。
こうして、メディアを通して洗濯のアドバイスをすることはもちろん、企業や人を集めての講演など、洗濯アドバイザーとしての活動に絞るようになった中村祐一。洗濯のノウハウを詰め込んだ本を出版するほか、2017年4月には、広島にある「Edion蔦屋家電」の洗濯コーナーの監修を務めるなど、多岐にわたり精力的に活動しています。
中村祐一が結婚した妻や子供などプライベートは?
中村祐一は、2009年に、一般の方と結婚しています。2011年に長女、2014年には長男を授かっているので、プライベートでは2児の父親です。中村祐一は、家でももちろん洗濯を担当!良きパパである様子がうかがえますね。中村祐一の妻がどのような人なのかが注目されることはありませんが、中村祐一のブログ内で登場するエピソードからは、洋服を作るなど服飾関係のことを得意とする女性のようです。
洗濯アドバイザーの妻というだけあり、衣服に対するこだわりは強いほうなのかもしれません。もう1人(?)の大切な家族、愛犬の「エース」もいるようです。
中村祐一のクリーニング店はどこ?洗剤や漂白剤、柔軟剤の選び方とは?
中村祐一のクリーニング店はどこ?現在は新ハウススタジオを建築中?
もともとクリーニング店の3代目として生まれた中村祐一は、東京にあるクリーニング店での修行後、一時は実家でもある長野のクリーニング店に帰りましたが、現在は営業していません。その代わりに、2014年3月、東京の神楽坂近くに、日本で初めての洗濯専門スタジオ「Sentaku Studio」を立ち上げました。
しかし、2017年4月に、「地元の長野で『SentakuAtelier センタクアトリエ』を創るため」に、東京のスタジオは惜しくも終了。センタクアトリエとは、中村祐一曰く「アトリエ兼ハウススタジオ兼自宅」で、テーマは「あたらしい洗濯文化をデザインするアトリエ」だとか。
まだ完成はしていないようで、6月30日付けの公式ブログでは、センタクアトリエの家の模型が紹介されています。完成すれば、長野にあるセンタクアトリエで中村祐一に会えることでしょう!
中村祐一の洗剤や漂白剤、柔軟剤の選び方!プロが使っている洗剤が分かる!
中村祐一は、これまでに200種類以上もの洗濯洗剤を試してきました。その結果、大切なのは「何を使うかよりどう使うか?」だと考えるようになり、洗う素材や用途に合わせて洗剤を選ぶことを推奨しています。詳細は、公式ホームページでも知ることができますが、一般的によく使われている液体洗剤では、中村祐一自身は花王「アタックNeo」とライオン「ナノックス」を愛用している様子です。
液体洗剤を選ぶポイントは、中性で、蛍光剤や漂白剤が含まれていないことだとか。他にも、「粉末洗剤は弱アルカリ性で酵素の配合されたものを」「液体の漂白剤は酸素系タイプを」「柔軟剤は好きな香りで選ぶ。毎回使うのではなくゴワつきや静電気が気になったときに使う」など、公式ホームページでは、中村祐一の洗剤の選び方を知ることができます。洗剤の種類ごとの中村祐一おすすめ銘柄も紹介されているので、一度のぞいてみてはいかがでしょうか。
中村祐一が洗濯を通して伝えていきたいこと
中村祐一は、洗濯物がなかなか乾きにくい季節に気になる「洗濯ものの生乾きのニオイ」についてのアドバイスも発信しています。季節を問わず年中室内干ししているという中村祐一家。室内干しとくれば、「生乾きのニオイ」がなおさら気になるところですが、中村祐一が勧めるのは、まずお湯で洗うことだそうです。少し高級な洗濯機であれば、洗う時の水の温度を設定できる機能もあると言います。
そして、「洗った後はすぐに干すこと」。さらに、「空気が流れるように循環させること」を挙げています。NHK「あさイチ」に出演した際には、洗濯にお酢が使えることを紹介していました。日ごろ食用しているお酢は、衣類の色落ちを防止してくれる作用があるそうです。使い方は、いつもの洗濯時に、中性洗剤に合わせて少量のお酢を加えるだけでOK。さらに、洗濯槽の汚れを落とすときにも、お酢と重曹を使って空回しすると、汚れがすっきり落ちるそうです。
中村祐一が指摘するように、毎日着ている衣服のことなのに、洋服自体のケアについてはほとんど意識していない人が大多数ではないでしょうか。しかし、中村祐一が紹介する衣服のお手入れに関するちょっとしたコツを知るだけでも生活に潤いが出てくるように感じられます。洗濯アドバイザー中村祐一は、洗濯の仕方を教えることを通じて、日々がちょっぴり楽しくなるような、そんな生活の潤いを提唱してくれているのかもしれません。