奈緒は野島伸司に感銘を受け女優の道へ!朝ドラ「半分、青い。」でヒロインの親友役に大抜擢

奈緒は野島伸司に感銘を受け女優の道へ!改名前の”本田なお”で出演したドラマは?

奈緒は野島伸司に感銘を受け女優の道へ!

若手実力派女優として注目を集めつつある奈緒は、どこか演技派女優の蒼井優にも似ています。そんな奈緒は、1995年2月10日生まれで、福岡県出身。高校1年生の時に福岡の天神でスカウトされ、モデル事務所CGEに所属すると、モデルとして芸能活動を開始しました。モデルのほかにリポーターの仕事などもこなしていた奈緒でしたが、夢は女優になること。こうして、奈緒が20歳の時に、女優になる決心を固めて上京します。

奈緒が本気で女優を目指すきっかけとなったのは、脚本家の野島伸司の存在でした。衝撃ドラマ「高校教師」が大ヒットしたことで知られている野島伸司の「本物の役者主義」という考え方に感銘した奈緒は、彼が総合監督を務める「ポーラスター東京アカデミー」の第1期オーディションに挑戦。見事に合格し、特待生としてアカデミーに所属することが決まります。

こうして1年間、本格的に演技を学んだ奈緒は、野島伸司が「頭二つ抜けている」と賛嘆するまでになりました。現在は、ドラマや映画だけではなくCM等でもその演技力を発揮しています。

奈緒が本田なお名義で出演したドラマは?ストーリー仕立てのCMも多数

奈緒が現在の芸名に改名したのは、2017年8月です。それ以前に名乗っていた旧芸名は「本田なお」ですが、これも芸名で、本名は高添奈緒と言います。本田なお名義で出演したドラマは、2017年のフジテレビドラマで天海祐希主演の「chef~三ツ星の給食~」です。三ツ星シェフの星野光子(天海祐希)が小学校の給食を作り旋風を巻き起こすというあらすじの本作。光子に反発する給食調理師補助の高山晴子(川口春奈)は実は光子の娘という設定ですが、本田なおは、晴子の友人の宮田加奈を演じています。

同年の鈴木京香主演のテレビ東京のドラマ「冬の人」では、元刑事の牧しずり(鈴木京香)の同僚で、読書好きな関口照美役を演じた本田なお。高梨臨主演の深夜ドラマ「恋がヘタでも生きてます」(2017年・日本テレビ)では、納得がいかないと雄島佳介社長(田中圭)にナイフを突きつけるOL・今泉万里江を熱演しています。目立つシーンだけに、ネットでは「あの可愛い子は誰?」と本田なおに注目が集まりました。

本田なお時代の奈緒は、ドラマのほかにCMでも大活躍しています。モスバーガーのCM「お待たせする理由」篇では、笑顔が素敵な店員を好演。東京ローカルプロモーションの「ローカルミーハーのうた」は、喫茶店や駄菓子屋など、多くの職場を回り、インタビューしたり一緒に作業したりするドキュメンタリータッチのCMで、本田なおの演技力が光ります。

印象的なストーリー仕立てのCMは「ANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒルウェディング」です。本田なおは、新郎の友人として結婚披露宴に出席する役。幸せそうな新郎新婦を見て「私も幸せになんなきゃって思うじゃない」と複雑な笑みを浮かべるシーンには思わず惹き込まれます。奈緒がここまでドラマやCMで引っ張りだこなのは、どのような作品にも染まれるナチュラルな演技力が高く評価されているからでしょう。

奈緒がドラマ「雨が降ると君は優しい」で体当り演技!朝ドラ「半分、青い。」でヒロインの親友役に抜擢!

奈緒がドラマ「雨が降ると君は優しい」で体当り演技!

奈緒が広く世間に注目されるようになった作品が、ドラマ「雨が降ると君は優しい」です。野島伸司の脚本による、Huluオリジナルドラマで、主演は玉山鉄二と佐々木希ですが、奈緒もかなり重要な役どころを熱演しました。奈緒が演じたのは、月刊文芸誌「ストーリーファイル」の編集長・倉田和馬(陣内孝則)の娘の平川百合。大物作家の小野田史郎(古谷一行)の担当編集者になった百合ですが、小野田には「女性編集者に手を出す」という噂がありました。

ある時、百合は、小野田から受け取った原稿をなくしてしまいます。土下座して謝る百合に、「服を脱ぎなさい」と無理難題を言う小野田。素直に服を脱いだ百合はセクハラを受けることになりますが、下着姿になったこのシーンが「体当り演技」だと高く評価されることに。

ストーリーが大どんでん返しの連続だった本作で、小野田に心酔したと見せかけて実は親子で企みを抱いていたり、副編集長の立木信男(玉山鉄二)を誘惑したりと、色々な顔を見せた百合。難しい役どころだっただけに奈緒の演技力が光りました。

奈緒はNHK朝ドラ「半分、青い。」でヒロインの親友・菜生役に大抜擢!

奈緒は、2018年4月2日からスタートしたNHKの朝ドラ「半分、青い。」に出演しています。土屋太鳳主演の「まれ」と、葵わかな主演の「わろてんか」のオーディションを受けて2回とも落選していた奈緒にとって、まさに3度目の正直となりました。「半分、青い。」では、永野芽郁演じるヒロインの親友役としてレギュラー出演を勝ち取っています。

1971年の岐阜県を舞台に始まった朝ドラ「半分、青い。」は、松田聖子の「青い珊瑚礁」や、もんた&ブラザーズの「ダンシング・オールナイト」がテレビから流れる1980年代に突入。セリフの中には、その時代を知る人には懐かしい「8時だヨ!全員集合」や「金八先生」が出てくるほか、全日本プロレスの稀代のヒールレスラー「ブッチャー」があだ名の小学生も登場します。

主人公の楡野鈴愛(にれのすずめ、永野芽郁)は、小学3年生の時に、幼馴染の萩尾律(佐藤健)と川で遊んでいると、突然左耳が聴こえなくなりました。「一生治ることはない」と厳しい宣告を受け、雨が降っても右側しか雨の音が聴こえない鈴愛は、雨上がりの青空を見上げて「半分、青い」と笑顔を見せる強い少女に成長します。時は過ぎ、高校3年生になった鈴愛をそばで支える親友が、奈緒が演じる木田原菜生です。

洋品店「おしゃれ木田原」を経営する両親の娘で、心の機微を知り、勘が鋭いしっかり者の菜生は、左耳が聴こえない鈴愛に、さりげない気遣いを見せます。いつもヒロインと一緒にいる役なので、朝ドラ「半分、青い。」のレギュラー出演は、奈緒の知名度を一気に上げるチャンスとなることは間違いないでしょう。

奈緒が地元ローカルドラマ「福岡恋愛白書13」ではヒロインに!

奈緒は、2018年前期のNHK朝ドラ「半分、青い。」の出演よりもひと足先に「福岡恋愛白書13」でヒロインを演じています。「福岡恋愛白書」は、1年に1作品ずつ制作されているローカルドラマ。パート8「メグとアイくん」に出演した時の奈緒は脇役でしたが、パート13「キミの世界の向こう側」では堂々ヒロイン役に抜擢されました。福岡県出身の奈緒にとってはまさに凱旋です。

今までも、石橋杏奈や桜庭ななみ、川島海苛など、有名な女優がヒロインを演じている「福岡恋愛白書」。今回、奈緒が演じた役は、耳の不自由な律という女性で、北九州市を舞台にした本当にあったラブストーリーです。奈緒が大好きな地元・福岡が舞台なだけに、懐かしい場所も新しくできた場所も満喫しながら、相手役の杉野遥亮とのキャッチボールも上手にできたと自信を覗かせています。

奈緒は、これから半年間、NHK朝ドラ「半分、青い。」に出演することで、名前と顔が一気に知られるようになるでしょう。今までも、朝ドラの脇役でブレイクした女優は何人もいるのはご存じの通りです。「あまちゃん」の有村架純や、「あさが来た」の吉岡里帆は、ヒロインではありませんでしたが、存在感を発揮したことで、その後主役級の女優になりました。高畑充希や土屋太鳳、有村架純のように、朝ドラの脇役から朝ドラヒロインに選ばれた女優もいます。奈緒も、光る演技力で絶好のチャンスをつかめるでしょうか。今がまさに勝負の時です。

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